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2010/1/25 16:57
http://netallica.yahoo.co.jp/news/108730
鳩山由紀夫政権が「政治とカネ」の問題で苦境に立たされている鳩山由紀夫政権だが、24日投開票の地方選挙で、さらに苦境に陥った。沖縄県名護市長選では民主党の推薦候補が勝ったものの、結果として政府の選択肢をせばめることに。一方で、東京都議補選では、大物議員を次々に投入したにもかかわらず、ダブルスコアの大惨敗を喫したのだ。
名護市長選は、日米合意に基づく米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に反対する稲嶺進氏(64)が勝利。辺野古反対派は勢いを増した。
社民党の福島瑞穂党首は24日夜、都内で記者団に対し「地元の民意がノーということがはっきりした。辺野古は実現不可能な案として今後の検討から除外すべきだ」と発言。国民新党の下地幹郎政調会長も同調した。
政府・与党は、実務者による「沖縄基地問題検討委員会」(委員長・平野博文官房長官)を立ち上げ、移設先の検討作業を進めている。今後、辺野古案が再浮上すれば、名護の“民意”をたてに社民、国民新両党が強硬に反対するのは確実で、防衛省幹部は「辺野古案は事実上消えた」と発言した。
ただ、民主党内に「米国との関係を考えれば、辺野古以外ない。名護で賛成派が勝てば、選択肢として残せたのに」(中堅)と、稲嶺氏の勝利を歓迎しない声があるのも事実だ。実際、稲嶺氏を推薦した民主党は、大物議員の名護入りはなく、選挙を静観していたフシもある。
米国の姿勢も無視できない。米国は辺野古移設での早期決着を主張しており、「決着するまでは首脳会談に応じない」と日本側に通告している。それだけに、辺野古案よりもいい案を見いだせない限り、新たな合意は難しく、日米関係が冷え込む危機は続いている。
「県民の思い」「連立政権合意」「日米合意」の間で板挟み状態の鳩山首相は25日朝、「5月末までに結論を出すことは必ず履行する」と述べたが、至難の業であるのは間違いない。決断できないまま決着がずれ込めば責任論が浮上する。
一方、民主党と自民党の新人候補同士の一騎打ちとなった東京都議補選では自民党候補が勝利した。
東京選出の菅直人財務相や蓮舫参院議員などの著名議員を筆頭に、約20人の国会議員を投入する国政選挙並みの応援態勢だったが、ダブルスコア以上で敗れた。民主党陣営は「やはり、小沢一郎幹事長の問題が尾を引いている」とボヤいたが、小鳩政権はいよいよ尻に火がついたようだ。