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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu208.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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民主党内では小沢氏の主張に呼応するように、虚偽記載を軽視する
言動が見られるが、鳩山、小沢を庇う民主党議員は彼らと同罪だ!
2010年1月25日 月曜日
◆4億円の原資、説明変えた理由語らず…小沢氏 1月24日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100124-OYT1T00025.htm
事情聴取を終えた民主党の小沢一郎幹事長は、問題の土地の購入代金に充てた4億円の原資について、23日の記者会見や配布文書で説明した。
原資の説明についてはこれまで変遷を続けてきたが、小沢氏はこの点を会見で追及されると、「説明をそんなに変えたつもりはない」と語るだけで、変遷の理由は説明しなかった。
小沢氏の資金管理団体「陸山会」による土地購入の原資4億円について、小沢氏は今月16日の党大会で「私どもが積み立ててきた個人の資金」と説明。その前後、小沢氏側の弁護士は、「小沢氏の父からもらった金を信託銀行に積み立て、1997年頃に崩して小沢氏の自宅に置いてあった」としていた。
しかし、この時期にこの口座から引き出されたのは3億円で、土地代金など計約3億5200万円に届いていなかった。小沢氏側の弁護士はその後、「口座は妻子の名義で、97年のほかに、01年にも6000万円を引き出した」と説明し、保管場所についても、「小沢氏の自宅」から「事務所の金庫」に変えた。
さらに、この日の記者会見で配布した文書では、〈1〉85年に(東京都内の)湯島の自宅を売却して、深沢の自宅の土地を購入するなどした際の差額を銀行に積み立て、89年に引き出した2億円〈2〉97年に引き出した3億円〈3〉02年に引き出した6000万円――を事務所の金庫に保管し、これらのうち、残った4億数千万円の中から、土地代金を捻出したと記した。
4億円の原資について、小沢氏側はこれまで別の説明をしていた。
まず、07年2月、今回の問題の土地を含む同会の不動産取得の経緯などについて資料を公開した際には、同会が多数の不動産を保有していることについて「政治献金の有効活用」と説明。昨年10月、読売新聞が取材した際、陸山会は「4億円の定期預金を担保に銀行から受けた同額の融資」と回答していた。
このような経緯について、この日の記者会見で「なぜ説明が変わったのか。国民はおかしいと感じている」と質問が飛ぶと、小沢氏は「説明をそんなに変えたつもりはない」「個人資産の中身をあえて公表する必要性もなかった」などと語ったが、なぜ「定期預金を担保にした融資」などと説明していたのかについては触れなかった。
◆小沢氏の形式犯論 虚偽記載は重大な犯罪だ 1月22日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100122/crm1001220331006-n1.htm
民主党の小沢一郎幹事長は、自らの資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について「本来ならばこの種の問題は形式犯だから、修正で済む」などと述べた。
小沢氏は16日の党大会でも「形式的なミス」で「何ら不正なお金ではない」と語っていた。23日行われる東京地検特捜部の参考人聴取に対し、小沢氏は形式犯を主張して幕引きを図ろうとしているのだろう。
小沢氏が主張する規正法違反の虚偽記載は形式犯ではない。政治資金をどこから得たかや、使途が何かを公表する政治資金収支報告書は、有権者にとって政治家の信頼度を測る重要な手がかりだ。虚偽記載は国民を欺く犯罪であり、かつ重大な背信行為といえる。
石川知裕衆院議員ら小沢氏の側近3人がすでに逮捕されているこの事件では、土地購入をめぐり銀行融資を受けた形をとるなど複雑な資金操作が行われ、故意に虚偽記載した疑いがある。
小沢氏はその疑惑の核心であり、単純ミスや形式ミスなどの言い訳は通用しない。
終戦間もない昭和23年につくられた政治資金規正法は抜け道が多い法律といわれたが、政治とカネをめぐる不祥事で政治不信が高まる度に法改正を重ね、罰則も強化された。
平成6年の政党助成法制定に伴って、収支報告書に虚偽記載した場合の罰則は、5年以下の禁固か100万円以下の罰金へと強化された。
平成15年には、1億円超の企業献金を収支報告書に記載しなかったとして、坂井隆憲元衆院議員が国会議員として初めて規正法違反容疑だけで逮捕された。検察当局が虚偽記載などの規正法違反を重大な犯罪とみている表れだ。
検察当局が西松建設の違法献金事件で小沢氏の公設第1秘書を逮捕・起訴した際、政治資金規正法の意義を「議会制民主主義の根幹をなすべき法律」と強調した。
だが、民主党内では小沢氏の主張に呼応するように、虚偽記載を軽視する言動が見られるのはきわめて残念だ。
21日に始まった衆院予算委員会の質疑で、鳩山由紀夫首相は小沢氏について「堂々と訴えるべき所へ行って、潔白を証明してもらいたい」などと述べた。首相も形式犯との認識があるなら、この党の政治不信への感覚を疑う。
(私のコメント)
「株式日記」では民主党政権がどれだけがんばれるか、しばらく見ていたのですが、鳩山由紀夫の脱税や小沢一郎の虚偽記載が明らかになるに連れて、民主党政権に対する国民の失望が高まっている。キズを深めない為には早めの総理と幹事長の辞任が必要ですが、民主党全体が彼らを庇う事は民主党そのものが大きなダメージを負う事になるだろう。
藤井財務大臣も、自由党時代の幹事長として15億円を小沢一郎の政治団体に入れた責任があるから早めに辞任したのであって、健康問題ではない。「株式日記」のコメント欄を見ても問題の本質が分かっていない人が多いようですが、小沢一郎の政治資金の虚偽記載は最高禁固5年の重い犯罪だ。
問題は鳩山氏や小沢氏本人に及ぶかの問題ですが、億単位の金が動いているのに本人が知らなかったで済ませられるかということだ。もしこれが許されるのならば日本国民全部が同じような確定申告して、しらばっくれれば税務署はパンクしてしまう。たとえばれても重加算税もかからないのだからやり得になってしまう。
おそらくこのような事は、鳩山由紀夫や小沢一郎ばかりではなく国会議員全体も叩けば埃の出る議員ばかりだろう。これでは政治主導といっても空回りするだけで、首相や大臣になったとたんに東京地検の捜査が入って失脚する事を繰り返すだろう。政権交代が起きたのも、自民党政権のなる大臣なる大臣が政治資金で次々辞任に追い込まれていったからで、民主党ならカネにきれいだろうとイメージしていたからだ。
ならば最初から鳩山由紀夫や小沢一郎は陰に隠れて、カネにきれいな人物を総理大臣に起用すべきだった。しかし小沢一郎がいる限り誰がなっても同じであり、小沢一郎を議員辞職か党を離れさせるべきだっただろう。西松建設事件は一種の警告だったのですが、民主党は選挙で大勝して検察もおとなしくなると観ていたのだろう。
しかし小沢一郎は3ヶ月も経たないうちに本性を現し始めて、政策にも露骨に口出しをして政権を動かすようになった。これは細川政権の時と同じであり、一一ラインが何でも決めていった。細川首相にも佐川からの献金事件が問題になり辞任に追い込まれましたが、この時の失敗をまた今回もしている。鳩山首相が政権を投げ出すのも時間の問題だろう。
4億円をめぐる小沢一郎の説明は二転三転しているが、最初は政治献金だと言っていながら次は銀行からの融資に変わり、時間のずれを突かれると自己資金だと言い始めた。税務署で一般の人がこんな事を言っても信用はされない。20年前の払い出しで自宅に保管していたという理屈が通るなら裏金を持っている人は大喜びだろう。
テレビでは田原総一郎が検察は異常だと攻撃しているが、小沢一郎を擁護する事は民主党政権を短命に終わらせてしまうだろう。民主党議員はみんな小沢一郎を恐れて口を噤んでいるが、自民党政権が長続きしたのは党を批判する自由があったからだ。しかし小泉政権の頃から強権的になって、小泉首相は郵政民営化に反対する議員を離党させてしまった。この頃から自民党政権が崩壊するのは時間の問題となった。
民主党がこのまま小沢独裁政権を容認するのならば、民主党政権は短命に終わるだろう。夏の参院選挙で負ければ逆ねじれ国会となり国会が空転するようになるからだ。しかし自民党も改革が進んでいないからどうなるか分からない。選挙前に鳩山小沢を辞任させて、管政権か岡田政権にするしかないだろう。
「株式日記」では検察の背後にはアメリカがあると何度も書いてきました。しかし小沢一郎も鳩山由紀夫も私の警告の意味が分からなかったようだ。小沢一郎は田中角栄や金丸信の失敗を目の前で見ているのに同じ失敗を繰り返している。バカは死ななきゃ治らないと言いますが、おとなしくしていれば検察も無理には動かなかっただろう。