★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK78 > 631.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.jiji.com/jc/v?p=politician-interview_takahashi_yoshimitsu-01&rel=y&g=phl
民主党の高嶋良充筆頭副幹事長(参院幹事長)は2010年1月19日、時事通信のインタビューに応じた。自治労出身で、小沢一郎幹事長の右腕として党運営を仕切る高嶋氏に、小沢氏の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件への対応などを聞いた。
−石川知裕衆院議員を含む小沢氏の元秘書ら3人が土地購入資金の虚偽記載の疑いで逮捕された。
虚偽かミスか、いずれにしても(政治資金収支報告書の記述が)間違っているのは事実だ。ただ、この種のことはよくあることで通常は訂正で済む。起訴するかどうかも、基本的に任意の取り調べで決める。だけど、小沢さんが絡むと去年も今回も逮捕まで行った。形式犯だけで逮捕するのは検察のやり過ぎだ。贈収賄を疑って逮捕したなら別件逮捕だ
−小沢氏は党大会で「容認できない」と反発したが。
それは検察の不合理、不公正な捜査に対する怒りではないか。
−「民主党対検察」の構図になったのでは。
あくまで小沢事務所の問題だ。ただ、検察側が意図的に政権をつぶそうとか、民主党に打撃を与えようとしている節がある。小沢さんが怒っているのは「なぜ、党大会の前日に逮捕するのか」ということ。明らかに民主党に対する検察の攻撃ではないか。こういう部分については党として反撃しなければならない。検察の捜査の在り方に問題があれば当然、政党として言うべきだ。
−党で小沢氏の問題を調査しないのか。
(土地購入に充てた)4億円がどこから出て、どういうふうに虚偽記載したのかは、小沢さんと弁護士でやる問題。われわれはノータッチだ。
−石川議員を処分する考えは。
起訴されても罪が確定したわけではない。最高裁で刑が確定するまでは推定無罪だから、党がとやかく言う問題ではない。道義的に「自分は離党します」と言う場合は、本人の意思の問題だ。(続く
参院選、小沢氏が陣頭指揮
http://www.jiji.com/jc/v?p=politician-interview_takahashi_yoshimitsu-02
−参院選への影響は。
全くないと言ったらうそになる。確かに国民の皆さんは「小沢は悪いことをした」という印象になっているから、このままなら影響は出る。だけど、小沢さんの潔白が証明されて、幹事長を続けて頑張ってもらえれば、夏の参院選でまた上昇気流に乗る。そういう状況を、あの人は自ら陣頭指揮でつくり上げると思いますよ。
−企業・団体献金の禁止を今国会でやるか。。
21世紀臨調(新しい日本をつくる国民会議)に諮問しているので、その答申に基づいて(党内に設置した)政治資金対策チームで、どういう形にするか決めてもらう。
−小沢氏は当面、職務を輿石東幹事長代行(参院議員会長)に委ねるのか。
いや、検察との対決を優先し、弁護団会議などが党の会議と重なった場合は輿石代行に任せるというだけの話だ。
−陳情窓口を党に一元化した狙いは。
将来は陳情政治をなくすというのが幹事長の考え方。分権改革をきちんと行えば陳情政治はなくなるが、地方分権は一挙には進まない。まずは官僚への陳情をなくし、政治主導に切り替える。
−選挙を意識し、地方組織を強化する狙いもあるのでは。
当然だ。民主党に陳情に来るということは、民主党の政策に共鳴し、民主党を応援しようという皆さん方だから、当然、民主党を支援してくれると思っている。(続く)
党は政策決定に介入していない
http://www.jiji.com/jc/v?p=politician-interview_takahashi_yoshimitsu-03
−民主党を通しての陳情には「敷居が高い」との不満も聞かれるが。
それは勘違いをしているのではないか。わたしどもは「民主党に陳情したい人は、民主党の県連を通して幹事長室に上げて下さい」と言っているだけ。自民党を通して陳情したい人は自民党に行ったらいい。自民党籍を持っている県会議長さんや首長さんが、民主党に頭を下げてお願いに行くのはプライドが許さないから「困る」と言っているだけの話で、それは向こうの問題ですよ。
−自民党を通して「政務三役に会いたい」という要望があった場合は。
それは政務三役が判断するし、自民党の場合、今まで官僚にいろいろ頼んでいたのだから官僚に頼めばいい。だけど官僚は今や権限を持ってないから、頼まれても何もできない。
−小沢氏は予算の配分先に優劣を付けると言われるが。
米国だって(共和党の)ブッシュ前大統領は石油企業にどんどん金をつぎ込み、(民主党の)オバマ大統領は自動車労働者を救うために公的資金を投入する。自分たちを支持し、政権を支えてくれる人たちに予算を配分するのは先進国では当たり前。国民はマニフェスト(政権公約)で選んだのだから、その通りやるのは当然だ。
−小沢氏への権力集中には批判もある。
あの人は権力集中をもくろむ人ではないが、自分の主義主張を貫いていく人。主張を通すために若干、強引な部分もあり、そう思われているだけの話だ。「剛腕だ」「冷徹なことをやる」とマスコミが書くから、カリスマ的なイメージを持たれている面もある。
−昨年末、小沢氏が首相官邸に予算要望を持って行ったのは、党が政府に命令しているイメージを持たれたのでは。
あくまで国民の要望を政府に伝えただけ。政策決定に介入はしていない。(政権公約で廃止を明記していた)ガソリン税の暫定税率の存続も、住民から選ばれた選良である地方六団体の要望だ。政府も「そういう国民の声があるなら存続しましょう」と決断した。
−次の予算編成に向けて改善点は。
まだ自民党時代の陳情方式から抜け切れず、党への陳情と同時に政務三役にも会いたがる人が多い。本来なら「政府には党から伝えるから」と断るべきで、そこが反省点。これから改善しないといけない。