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2010/01/23(土) 03:29:30
[小沢一郎ネタ] 小沢一郎は逮捕されるのか、否か
異常と思える検察と大マスコミの犯罪疑惑大合唱の結末を専門筋はこう見ている
東京地検特捜部による小沢幹事長の聴取が明日(23日)に決まった。聴取時間は4時間、検察は参考人でなく、被疑者聴取になると脅しているという。
激しい攻防になるのは確実だが、その結果はこの国の行方も左右することになる。事件は小沢逮捕まで突き進むのか、それとも小沢幹事長が言うように「身の潔白を証明できる」ことになるのか、分水嶺だといっていい。
ある与党関係者はこう言う。
「小沢氏は、秘書だった石川議員ら3人が逮捕された先週の聴取は拒んだ。国会開会前だといきなり逮捕される不安があったからです。しかし、今週から国会が始まり、例の4億円の原資についても説明できる準備ができたから聴取に応じることにした。ここで区切りがつけられると自信満々です」
小沢幹事長は、検察がしつこく調べる土地代金4億円について、「個人資産は6億円ある」「3億円は自宅に保管」「残りは定期預金や外貨預金」という説明で乗り切れると踏んでいる。だが、それで地検特捜部は納得するか。
司法ジャーナリストの鷲見一雄氏はこうみる。
「父親の代からのタンス預金という説明でコトが済むなら、検察は石川議員など3人を逮捕したり、鹿島にまでガサ入れなんかしませんよ。小沢氏の説明を聞いたうえで、カネの出入りについて丹念に執拗に説明を求めていくでしょう。石川議員は、水谷建設からの5000万円授受以外のことは“完オチ”に近い。その供述をもとに、小沢氏の関与、認識をひとつずつ確認することが聴取の柱になると思います。彼らは帳簿や記録を読むプロ。適当な説明では納得してくれない。そこで小沢氏が詳細に答えられなければ、“小沢氏は信用できない”“裏金が入り込んでいる”となって、政治資金規正法の共同正犯容疑での立件へと進む。小沢氏が全面対決姿勢をとるなら、裏金解明や脱税での立件も視野に入れて徹底的に追及することになるでしょう。特捜部の追及というのは、そんな甘いものではありませんよ」
小沢の息の根を止めたい検察の総意
聴取次第でどう転ぶか、まったく分からないのだ。特捜部長のOBである宗像紀夫氏や河上和雄氏がテレビなどで「秘書たちの逮捕容疑だけでは終わらない」「小沢氏を逮捕・起訴したいという前提で捜査している」と言っているのも不気味だ。
そんな「逮捕サイン」が検察から漏れてきたから、大マスコミも自信をもって疑惑を書き立て、「小沢は悪いやつだ」の大合唱なのだ。相手は政界の実力者。どんな仕返しをされるか分からない。それでも小沢幹事長を犯罪者扱いするのは「クロ」という情報を当局から得ているからだ。
司法関係者が言う。
「金丸事件と同じですよ。最初は政治資金規正法違反でやる。それで小沢を議員辞職まで追い詰められなければ。脱税で攻め込む。小沢にケンカを売った以上、息の根を止めなければ、検察が殺されてしまう。そのくらいの覚悟と自信でやっているのは間違いない。だから50人もの検事が集められ、恒例の1月人事異動を3月まで凍結したのです。ゼネコンの聴取やガサ入れを継続しているのも、小沢へのウラ献金の証拠を積み上げるためです」
検察の総意が「小沢逮捕」へ向かっているのは疑いようがないのだ。
検察の意地とメンツだけで逮捕していいのか?
だが、依然として「検察の完敗」で終わるという見方が強い。検察に小沢潰しの隠し玉があるなら、こんなモタモタしていないし、世田谷の自宅もガサ入れしていないとおかしいからだ。
評論家の塩田潮氏はこうみる。
「検察最初から小沢逮捕のストーリーを持っていたなら、許諾請求が不要な国会前に仕上げたはずです。昨年の秋から秘書たちを捜査していないとおかしい。常識的に考えれば、それだけの材料がなかったということでしょう。政治資金規正法の第一人者で小沢氏が、“記載ミスだった”“ちょっとした間違いにすぎない”“それで政治家を逮捕するのは乱暴だ”と牽制するから、検察は“いや、政治資金規正法違反は悪質だ”ということを示したい。それで、検察はやるだけはやってみるということではないでしょうか」
「忙しい」と特捜部の聴取要請を無視して囲碁を打っていたり、民主党大会で「全面対決」を打ち出す小沢幹事長に検察は怒り狂っている。その意地と、さらにメンツがある。
「いまの特捜部の佐久間部長は、東北のゼネコン談合事件を手がけてきたが、福島県の知事汚職事件ではみっともない結果しか残せなかったし、昨年の西松建設事件でも小沢はおろか秘書の大久保隆規さえ追い詰められていない。その小沢が天下を取ってしまった。検察人事への介入の動きも見せている。小沢を敵に回した以上、このままでは自分の検事人生が危ないと危機感を持っているのは間違いない。東大法出身のエリート官僚ですからね。それでマスコミを煽って小沢を葬る世論をつくっているのですよ」(司法関係者)
そんな保身に大マスコミが踊らされているとしたら、コッケイを通り越してマンガの恐怖だ。
これは官僚支配と民主党支配の闘争
かつての政界事件、疑獄事件を見れば分かるように、政治家摘発の線引きは検察の都合や打算でどうにでもなる。だが、今回ばかりは、「小沢逮捕」と「検察敗北」では国民にとって百八十度違う意味を持つ。
「もし小沢幹事長が今国会中に在宅起訴されれば、幹事長辞任、離党という展開になるでしょう。政界は大騒動になって、政権がひっくり返ってもおかしくない。小沢氏は政治の透明性や公開性を主張してきた人だから、闇将軍の道は選ばない。一線から退いて、裁判で闘う道を選ぶことになります」(塩田潮氏=前出)
小沢がいるから求心力のある民主党連立政権は液状化して、再びこの国は大混乱に陥るのは確実だ。
一方、小沢事件があしたの聴取で終息していくことになれば、この国は政治主導によって劇的に変わっていく。今回の事件を外務省の主任分析官だった佐藤優氏は「だれが日本国家を支配するかの権力闘争」とみている。「エリート官僚支配」を維持するか、それとも「国民に選ばれた民主党支配」に変わるかで闘争が起きているという。
その通りだろう。エリート官僚のバックにはアメリカ絶対の安保マフィアや大マスコミが群がっている。この連中が特捜部の尻を叩いて、小沢潰し、民主党潰しに死に物狂いなのだ。明治以来の官僚支配国家を壊して、民主主義国家に再生するには、国民にとってはどっちの結末が正義なのか、言うまでもないことなのだ。
(日刊ゲンダイ 2010/01/22掲載)
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小沢さんが自由党を立ち上げた時の会見での発言です。
「新党立ち上げにより、全国各地を行脚した。そこで国民の皆さんに今の政治が苦労をかけていることがわかり、本当に申し訳ない気持ちになった。だから国民目線での政治を行う必要があると感じ新党を結成した。私のこれからの政治人生すべてをかけるつもりだ。」
そして昨年末の新春特別号に掲載された日刊ゲンダイによる小沢さんへのインタビューです↓
★国民も「自分たちが政治を変える」意識改革が必要 (⇒2009/12/31 当ブログ)
僕がずっとやってきたのは、国民主導の政治を機能させる仕組みづくりなのです。これまでの日本にはそれがなかった。国民が政権交代を望んでも、政治のシステムが阻害してきた。
日本は今まで、大まかな、いい時代だったのです。順調に経済が成長し、格差のない社会だった。だから、国民は官僚支配の政治を肯定し、それを変えることに躊躇(ちゅうちょ)、ためらいがあった。しかし、いわゆる「小泉改革」以来、格差はどんどん広がるし、年末のボーナスの減り方は過去最高でしょう。ここ10年くらいで日本はめちゃくちゃになった。これからはもっと危ない。もう我慢できないということで、政権交代が実現したのです。
国民の皆さんには、自分たちが政権を変えたのだという自覚を持って欲しい。政治主導とは国民主導です。官僚任せ、お上任せの政治ではなく、自分たちが監視し、自分たちが政治を変える。そうした意識を持って欲しい。僕たちも政治主導がきちんと機能するように政治改革、国会改革をやっているのです。もし我々が国民の期待に応えられないようであれば、より良い政党を選べばいい。そういうシステムにするのが僕の長年の夢であり、ようやくその第一歩を踏み出した。日本の政治は間違いなく変わっていきます。
こういうことを言う政治家を潰していいのでしょうか。
確かに巨額がお金を動くのは、庶民感覚とはかけ離れたものです。
でも、報道からはその悪質性が伝わってきません。
何兆円もの無駄遣いを放置してきた政治の方がよほど悪質な犯罪だと思いませんか。
彼は、ただの権力亡者ではありません。
戦後60余年経っても、いまだに本当の民主主義が根付いていない日本にとって、欠かせない政治家なのです。
「菅家さん事件」を見れば分かる。検察は過ちを犯しても責任を取るどころか謝りもしない。そしてマスコミはさんざん菅家さんを犯人扱いにしていた。
ありがたいコメントを戴きましたので引用させていただきます↓
何のために去年の夏に国民が覚醒し、自公政権という既得権側の一牙城を崩したのか。本当に国民主権を目指す国民は、その意味を再確認しなければならないと思います。一牙城を崩したといっても、敵はまだまだ強大です。
すべては、新政権と民主党そして国民の、正しい民主主義の認識と市民意識の成熟度、さらには主権奪回への勇気と根気にかかってきたように思います。小沢氏や民主党だけに戦いを委ねてはいけません。
まず、我々普通の国民レベルで出来ることは、まさにオーナー様のようなブログ運営やコメントを寄せられる方々のような活動、さまざまなところでの積極的な口コミ活動等々の「日々のゲリラ戦」や、「夏の参議院選挙行動」が現下の最大のレジスタンス行動となります。
<引用以上>
レジスタンス行動を広げていきましょう。
「見っかっちゃった」さんありがとうございます。
コメントをくれる皆様、ありがとうございます。
(新世紀人コメント)
ここに載せられている日刊ゲンダイの記事は昨日(23日)のものであり、小沢氏の記者会見が行われる前のものです。
疑問に思える書き方が幾つか見られますが全体として評価できるので転載しました。
「官僚支配と民主党支配の対立」だけではありません。
そうではなく、
「戦後政治の大転換」であり、政治指導者層の完全交代であり、政治の主人公の完全交代なのです。
これは過去の事例に例えれば、
平安末期の平氏政権から鎌倉幕府への政権移行や、
豊臣政権から徳川幕府への移行と同様の大転換なのです。
従って戦いは熾烈なものとなります。
今後の見通しを敢えて遠慮なく申せば、(今のところは余り書く気は無かったのですが書いた方がよいと思われるようになったので書く事にしました)、今は旧勢力が必死の抵抗を始めました。これは必死ですから狂気のものとなってきています。
一方、新しい政権を誕生させた国民は、この抵抗に対し今のところは事情が掴めず鷹揚に構えています。抵抗勢力の必死の気持ちを掴みかねているからです。
しかし、今後の事態が推移するにつれ、抵抗勢力の動きが反国民的なものであり国民に敵対的なものである事の真相を感知し理解するに至る事になります。これは偽装や煽動の効果の期待できない生活意識に由来する敵味方の判断ですから強固なものです。
そうすると次には国民の側から抵抗勢力に対する反撃が始まります。
その戦いは熾烈なものとなり、容赦のないものとなるでしょう。徹底的なものとなります。
勿論のこと小沢一郎一人なんかの問題は一コマでしかありません。
日本国民と抵抗勢力の徹底的な戦いへと歴史の舞台は既に踏み出してしまっているのです。
残念ながら歴史は劇的で時には残酷です。
自公連立政権は多くの日本国民を自殺に追いやって殺してきた。
この事の精算を迫られる事になるでしょう。
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