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小沢氏、虚偽記載の関与否定 4億円「個人の資産」
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は23日午後、東京都千代田区のホテルで小沢氏から任意で事情聴取した。
約4時間半の聴取後、記者会見した小沢氏は「収支報告書の記載は全く把握していない」とあらためて虚偽記入への関与を否定、幹事長を辞任しない考えを明らかにした。
現職の与党幹事長に対する捜査機関の事情聴取は極めて異例。鳩山政権にも影響が出そうだ。
捜査関係者によると、政治資金規正法違反容疑で逮捕された元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)が、土地代などに充てた4億円を載せなかった2004年収支報告書の偽装工作を小沢氏に伝えたとほのめかす供述をしており、特捜部は小沢氏の刑事責任追及を視野に捜査を進めている。
会見に際して配布した文書で、小沢氏は、土地購入の原資は、家族名義の口座から引き出すなどして東京都港区の事務所金庫に保管していた4億数千万円から4億円を陸山会に貸し付けたと主張。特捜部が原資の一部に水谷建設(三重県桑名市)の「裏献金」5千万円が含まれるとみていることについては、「裏献金は事実無根。不正な裏金など一切もらっていない」とした。
(共同通信社)
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20100123010000251.asp