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(回答先: 私は決意しました。小沢幹事長が逮捕(身柄を拘束)されたら地検特捜部に抗議に行き、そこから動きません。(副島隆彦の学問道) 投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 1 月 23 日 16:26:44)
岩手日報
論説
きょう小沢氏聴取 一点の曇りなく説明を
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きょう23日、東京地検特捜部による小沢一郎民主党幹事長の参考人聴取が行われる。
西松建設の巨額献金事件で昨年3月、公設第1秘書大久保隆規被告が逮捕された時、当時民主党幹事長だった鳩山由紀夫首相を先頭に党内から「国策捜査」などと激しい検察批判が噴出した。今回も捜査情報漏えいの調査チーム設置を決めるなど、党を挙げての強硬姿勢は変わらない。
半面で、国会答弁では首相自らの虚偽献金問題を「捜査終了で決着した」と認識。小沢氏の問題では、同氏をひたすら信じ、さらには「検察の公正な捜査」も信じて「冷静に見守る」姿勢を示す。野党から「ご都合主義」と批判される態度の変化は、その野党の追及内容も含め、ともに確たる情報がないまま議論するむなしさを際立たせる。
国会の自浄作用の機能不全と相まって、ネットの世界を含め虚実ないまぜのさまざまな情報が飛び交う。国民の間に「政治」に対する一つのイメージが形づくられていく現状は、現実問題として小沢氏と、その目指す政治の前途に極めて不都合に働いているのは否定し難い。
小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引に絡み、収支報告書を偽装した疑いで逮捕された元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者は、その経理操作を同氏に伝えたとほのめかしているという。石川容疑者の弁護人は、この種の報道を「完全な誤報」としているが、検察側が小沢氏自身の事件への関与を想定して捜査しているのは間違いない。
検察側は応援検事を多数呼び込むなど態勢を強化。従来の規正法違反捜査とは緊迫感が違う。政局を左右する形で進む捜査に批判があるのも事実。現状は野党側を利する「効果」が際立っている。結果次第では、組織に致命的なダメージとなるだろう。
今月初めの聴取要請では、同氏は拒否の態度を鮮明にした。しかし、後ろ盾と頼んだ「国民理解」は共同通信の世論調査で「幹事長を辞めるべき」が39・5%、「議員辞職するべき」も33・8%と厳しい。「正しい」と信じることを「正しい」と証明するためには、説明を尽くす以外に道はあるまい。
小沢氏側は当初、定期預金を担保に金融機関から借りた4億円を土地購入に充てたと説明していたが、実際は石川容疑者が小沢氏から現金4億円を受け取り、複数の政治団体に分散してから陸山会に集め、売り主に送金したとみられている。
さらに、多額の土地取引が疑問視された07年の会見で、小沢氏が土地の権利を持っていない根拠として示した陸山会と同氏との「確認書」が、土地の取得時ではなく会見直前に作成された疑いも浮上。もはや「単純ミス」とするのは無理がある。
国民生活は依然先行き不透明。早期の予算成立を望む声は強い。一点の曇りなく説明を尽くし、国民を納得させることは、小沢氏の当面最大の「政治的使命」と言える。
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2010/m01/r0123.htm