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検察リーク万歳!
ヤメ検弁護士の落合洋司さんがこんな面白いことを書いている。
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http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20100121
[話題]検察とリーク
13:27
小沢問題について、検察庁からのリークが問題になっていますが、ちょっとコメントしておきたいと思います。なお、いかに述べることは、私が直接見たり聞いたりしたことだけでなく、人づてに聞いたことなど渾然一体となった知識、経験に、そこから引き出せる推定も含めています。
東京地検の場合、特捜部を含め、マスコミに対応できるのは副部長以上ということになっていますが、マスコミ側は、特に大きな事件ではすさまじい取材攻勢をかけますから、副部長よりも下の検事に接触を図ることもあります。それが発覚すれば、検察庁から出入り禁止処分を受けたりしますが、平検事側にも、マスコミと接触することで相互に情報を交換したい、自分がやっていることを認めてもらいたい、平検事なりに世論を有利に誘導したい、といった思惑から、情報をリークするということも、絶対にないとは言い切れません。
副部長以上(ここでは地検だけでなく高検、最高検、法務省を含みます)についても、上記のような思惑で動くということは、やはり絶対にないとは言い切れません。地位が上がるにつれて、単純な思惑ではなく、世論を有利に誘導する、自分たちに追い風が吹くようにするといった思惑で動きやすくなるということも言えるでしょう。
見逃せないのは、高検、最高検、法務省あたりから情報が抜ける場合があるということです。かつての売春汚職の際に、特捜部から上にあげた情報がY売新聞に次々と抜けるということで、リーク元をあぶり出すためガセネタが流された結果、それが紙面に出てしまい、法務省内のリーク元(特捜畑で著名な人物)があぶりだされた、というのは有名な話ですが、従前からのマスコミ関係者との深いつながりから、高検、最高検、法務省あたりから情報が抜けて行く、ということもあり得ます。その場合、必ずしも世論を有利に、といった思惑だけでなく、単に個人的なつながりでサービスするとか、場合によっては特捜部の捜査方針に批判的な人物が、あえて情報を流している(正しいものではなくそうではないものを含め)ということもないわけではありません。
弁護士に転じた後ですが、あるマスコミ関係者と話していて、その人が、検察庁内部の関係者しか持っていないはずの資料を、分厚いファイルとして持っていて、こういうものまで入手しているんだなと思ったことがありますが、検察庁内の誰かが流さないとそういうものがそういう形で存在するはずがありませんから、「リークなどあり得ない」という公式見解、建前論が、いかに空しいものかがわかるでしょう。
(以下略)
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でもリークのあるおかげで取り調べ状況が一部であっても分かるのは、興味を持っている者にとってはありがたいことだ。リーク情報を阿修羅にも貼り付けられる。