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通常国会開催18日を直前にした15日、石川知裕議員が、特高のような特捜に身柄を拘束されました。石川議員は、13、14日と事情徴収に応じていて、15日は体調が悪いので、16日に出頭すると特捜に申し出ていたのだそうです(鈴木宗男氏談)。
その体調が悪い15日の夜遅く(10時でしたっけ)に、石川議員は、逮捕されました。国会議員を逮捕するというのは、逃亡の恐れがあるとか、証拠隠滅の恐れがある場合ですが、上に書いたように、石川議員には、逃亡の恐れはなく、また、証拠品はすべて特捜が押収していて、証拠隠滅の恐れもありませんでした。
正当性なき逮捕との非難をかわすためにか、特捜と一体化したマスゴミは、「自殺の恐れがあった」かのように、言いふらしていますが、石川議員と密に連絡を交わしている佐藤優氏は、石川氏に自殺の恐れは全くなかったと完全否定しています。
特捜には、石川議員を逮捕して身柄を拘束する正当性は全くなかったと言っていいと思います。
つまり、石川氏逮捕には、政治家に対する弾圧しかみえないわけですが、北海道11区有権者の付託を受けた石川議員が特捜の弾圧により国会参加を阻まれたことは、とりもなおさず、北海道11区有権者が、弾圧されたと同じとみなすべきですね。北海道11区の有権者の方々、これは、怒り狂うところです。
そして、この石川氏不当逮捕は、国会議員すべて、有権者すべてにとって、「明日は我が身」であり、いつ何時起きるかもしれないことで、けっして、他人ごとではないですよね。
民主党に獅子身中の虫がいて、マスコミ検察とともに蠢こうとする気配もあり、油断できないものがあります。マスゴミは、この虫たちを利用して民主党を内部から崩壊させようとの画策もしていますね。でも、16日に開催された民主党大会は、小沢氏支持を打ち出し、大変いい感じに仕上がりました。その最大の功労者は、なんといっても鈴木宗男議員ですね。もうすでに、たくさんのブログで取り上げられていますが、私も取り上げておきたいと思います。産経新聞が鈴木氏の演説をそのまま文字にしてくれているので、それも貼り付けました。
鈴木宗男、検察を痛烈批判
【民主党大会詳報】鈴木宗男氏「(検察に)狙われたら誰でもやられる」
2010.1.16 18:48
【冒頭あいさつ】
「ご紹介をいただきました新党大地の鈴木宗男です。新党大地は北海道の地域政党、リージョナルパーティーであります。ですから一人前の政党じゃないんですね。しかし民主党さんは、国民生活第一、生活者第一をうたい、鳩山(由紀夫)代表は友愛政治を標榜(ひょうぼう)しておりますけれども、新党大地を定期大会に招いてくれただけでも約束はしっかり守っている政党が民主党さんだと心から感謝を申し上げる次第であります(拍手)
「福島(瑞穂)社民党代表のお話を聞いており、また亀井(静香)国民新党(代表)のお話を聞いておりまして、さらには新党日本の田中(康夫)代表のあいさつを聞きながらも、それぞれ含蓄のある、深みのある話をしていただいたなと、こう思っています。ただ今日は亀井先生があまりにもスマートな話をされたもんですからね(会場笑)、名前の通り静かなときもあるんだなと思ってですね、さすが亀井大臣だと、こう思ってほほえましく、また亀井大臣の懐の深さに感謝したいなという思いもしております」
【小沢氏問題】
「さて、3党の代表の皆さん方が触れませんでしたから、私は1点触れさせていただきたいことがあります。それは昨日起こった出来事であります。検察の暴走がいけないと私は考えております(そうだ! その通りだ!の声と大拍手)。みなさん、逮捕されるということは、逃亡の恐れあり、罪証隠滅の恐れありで逮捕なんです(そうだ!の声)。家宅捜索をされている石川(知裕)さんの事務所が何を隠すものがあるのでしょうか。国会議員たる石川さんが、どこに逃げ隠れできますでしょうか(そうだ!の声)。どうかみなさんですね、私は検察官というのは、サッカーに例えれば、ゴールキーパーだと思っているんです。そのゴールキーパーだからこそ、手も足も使えるんです。そのゴールキーパーがフォワードに出て、フォワードの第一線でみなさん、手も足も使う、なんでもありだといわれれば、どうなりますか、みなさん」
「ここでみなさんですね、狙われたら、誰でもやられますよ(どよめき)。そのことを考えてください。なぜ私がここまで言うかというと、私は8年前経験しているからです(会場笑)。そこで皆さん、皆さん方の中からも私を批判した方がたくさんいます(そんなことない、の声)。ただ、みなさん思いだしてください。検察のリークでムネオハウスの偽計業務妨害で鈴木は捕まるといわれていました。あるいは三井物産の北方領土支援の関係で捕まるとも言われました。おまけにアフリカのODA、開発援助問題で捕まるとも言われました」
「しかしみなさん、私はこれらの件で今裁判はやっておりませんよ。全部検察のリークで世論誘導されたんです(そうだ、ひどいな!の声)。そして揚げ句の果てに私は400万円、政治資金規正法に基づいて領収書を切ったからで逮捕されたんですよ(とんでもない!の声)。どうかみなさん、冷静に考えてください」
「千葉(景子)法務大臣もおられますけどですね(会場笑)、(昨年)12月の8日、私は質問主意書を出して、その答弁が閣議決裁で戻ってきてます。検察はリークはしていないという答えなんですよ。これ閣僚の皆さん方もよく答弁書をチェックしてみてください」
「石川代議士が、私は聞いたんです。『あなた、マスコミにサービスして情報提供をしているのか』と言ったら、『(マスコミには)私は何も言っていない!』と。『ところが私の言ったことがカギカッコで新聞やテレビに出てくる。非常に不思議です』、こう言ってましたよ(問題だ!の声)。じゃあ、だれがリークしているかっていったら、そのことを知っているもう一方の検察しかないじゃないですか、みなさん!(大拍手と歓声)。どうぞみなさん、ここは冷静にね、考えてください(どよめき)。検察が正義の人だと思ったら大間違いです(その通り、の声)」
「それでみなさん、よく東京地検特捜部、大阪地検特捜部というのがありますが、法務大臣! 特捜部ができたいきさつを調べてみてください。昭和22年、隠匿物資、ヤミ物資を抑えるためのですね、組織でスタートしたのが特捜部ですよ。じゃあ、いまの時代に合ってますか、みなさん、こういうものが(女性国会議員の声で『事業仕分けしろ』)。おっしゃるとおりですよ!(笑いと拍手)。おっしゃるとおりで皆さんね、特捜部がエリート意識をもって、おれたちが国家の支配者だ、おれたちがエリートだ、国民から選ばれた政治家じゃなくて、おれたちが国をリードするんだ、思い上がった考えでみなさん、権力を行使されたらどうなるかということをですね、ぜひともお考えをいただきたいと思います。そういった意味でも全面可視化をしなければ、みなさん、ダメだということを…(拍手)、中井(洽)国家公安委員長、よろしくその点ですね、お願いしたいと思います(がんばれ、の声)」
「みなさん、今も私は石川さんが取り調べを受けている。検察はこう言っているはずです。『石川、民主党も、小沢(一郎)幹事長もおまえを守らんぞ。だからこっちに協力すれ。いいか、だれもお前を支えるものはいないぞ。鈴木だって離れるぞ』。こんなささやきをしているはずですよ。みなさん神経戦なんです。情報戦かけて分断するんですよ。それでメロメロにさせて都合の良い調書をとっていくんです。これがやり方です。私の秘書もそうやって落とされたんですから。だから、私は事実を言うんです。どうかみなさん、間違った権力とは断固戦っていこうではありませんか!(大拍手と歓声)」
「鳩山代表、決断力がないという話をマスコミの人はされますけども(そんなことないぞ、の声)、みなさん、鳩山首相は私は大変な見識、胆力をもっていると思います(その通り、の声)。アンドレ・マルコフという数学者がおります。これは19世紀後半からの有名なロシアの数学者です。息子さんも20世紀の有名な数学者ですね。このアンドレ・マルコフさんというのは数学の学者で、壊れた機械をどう立て直すかというですね、偏微分の政策論文を出しているんです。最近、私は鳩山首相、民主党代表がですね、1977(昭和52)年ですね、博士論文でこの論文を使っているんですよ。壊れた機械をどう立て直すか。まさにみなさん、これが政権交代だと私は思いますよ(大拍手)」
「そして今まさに私は鳩山代表、鳩山首相には堂々と権力に立ち向かっていってもらいたい(ハハハの乾いた笑いあり、拍手は少なめ)。そして小沢幹事長にもお願いがあります(どよめき)。ここは堂々と幹事長! 国民に説明責任を果たして、秘書は信じているし、何もやましいことはないという小沢幹事長のあの発言こそが私は説明責任を果たしていると思っておりますから、自信をもって幹事長としてのですね、役割を果たしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか(大拍手。会場の小沢幹事長うなずく、鳩山首相は拍手)」
「5分間でやめろといわれておりますので、ちょうど5分になりましたからやめますけれども、みなさん、一昨年の11月7日、当時の小沢民主党代表さんと、札幌において新党大地は、北の大地・北海道から政権交代、こう銘打って選挙協力の合意をいたしました。今度も北海道では定数2です。民主党さんの候補、新党大地はしっかり応援して、参議院選挙も北の大地・北海道で圧勝して、それを全国にいい流れをつくっていく。この責任を果たしていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。今日はおめでとうございました(大拍手)」
鈴木氏が言われるようにいい流れになっていってほしいのですが、マスコミは強大です。NHKを含むマスコミ報道が欺瞞に満ち満ちた大本営発表だとまだ知らない人は多いですね。しかし、徐々にマスコミの本質を知る人は増えています。個人がネット発信するブログが、重要な役割をしていると思います。ブログもいいですが、庶民が気軽に発信できるTwitterの普及は、見逃せません。Twitter人口が増え続けていけば、官僚機構とマスメディアには脅威となるでしょう。彼らの本質は、隠しおおせないものとなっていくと思います。
ということで、みなさん、Twitterへいらっしゃいませんか?気軽に情報を発信し、有用な情報を手に入れませんか?また、庶民の輪を広げませんか?
ネットでの個人発信が盛んになっていくのと正反対に、官僚のプロパガンダを担う新聞は衰退しつつあり、消え去ってく運命ですね。官僚とマスコミともに消えていくというのは、どう考えても時代の波です。
さて、不当逮捕された石川議員ですが、「水谷建設」から、5000万円を受け取っていないと否定しています。取り調べは、拷問のようであると言います。大変でしょうけども、していないことはしていないと頑張ってもらいたいと思います。
小沢氏が、任意の事情聴取に応じる方針を固めたとのニュースも流れています。これはどういう展開になるんでしょうね?検察と手打ちをして、幹事長を辞任するのではないかという観測も流れていますが。
そして、石川知裕衆院議員と同期の民主党衆院当選2回の議員13人が18日、石川議員の同期、「逮捕を考える会」結成 という動きもありました。下記の通りです。これは、もろ手を挙げて歓迎します。13人の方には、エールを送ります。
石川容疑者の逮捕は不当として、近く法務省から担当者を呼んで事実関係を聞くとともに、議員20人以上で出来る釈放要求の発議を検討することも決めた。
会合では、検察に批判的な元検事の郷原信郎弁護士を呼び、事件の説明を聞いた。福田氏は会合で「大変な暴挙が行われた。真相をはっきりさせ、石川君をどうやったら助けられるか検討したい」と述べた。
福田氏以外の出席者は以下の通り(敬称略)。
大串博志(財務政務官)、小川淳也(総務政務官)、階猛(総務政務官)、佐々木隆博(農林水産政務官)、逢坂誠二(首相補佐官)、柚木道義、横山北斗、石関貴史、鷲尾英一郎、北神圭朗、森本哲生、三谷光男
そして、鈴木宗男議員の演説を受けて奮起したか、中井洽国家公安委員長は19日の閣議後記者会見で、「(逮捕は)特捜部の権限としてあるが、特捜部も説明責任がある」と述べました。
相変わらず、千葉景子法相は沈黙してます。この人が、しっかりしていれば、こんな事態にまでならなかったと思えて仕方がありません。法相という重要なポストに役に立たない人物を当てた首相の眼力のなさを嘆くしかないのでしょうか。首相自身「指揮権発動」は考えていないとおっしゃってますが、特捜がケタグリやネコダマシやらありとあらゆる手を使って、民主党に襲いかかっているのだから、指揮権は発動するべきでしょうよ。何をのんびり構えているんでしょうか。
千葉景子さんは、選挙区が神奈川ということで、私の選挙区ですが、今回は、入れませんからね。民主党は、他の方を候補に立ててくださいね。よろしくお願いします。
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-50d1.html