★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK78 > 267.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=435
当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題
日時: 2010/01/16 09:33
名前: 満天下有人
・・・冒頭に、長年小沢の側に居る小沢研究家による小沢のいつものボヤキ、「何故いつもオレだけが狙われるのか」・・・この言葉から始めて見たい・・・
・・・検察はメンツを潰されたと思ったか、釈迦力になって鹿島、小沢事務所の強制家宅捜査を始め、昨日は小沢秘書の石川議員を逮捕してしまった・・・
政治資金の記載時期のズレを見て、小沢秘書たちが検察に言っていたことに矛盾がある、それについて小沢幹事長が事情聴取に応じないものだから、強制捜査に踏み切り、来週国会が始まれば逮捕許諾請求を要するため、強制捜査の翌日に石川議員を逮捕・・・
・・・しかし強制捜査の翌日逮捕とは、余りにも迅速すぎる、膨大な押収資料から一日で証拠を掴んだのであろうか、そうとは思えない、鹿島への家宅捜査は見せしめであったのか、何故鹿島まで強制捜査したのか・・・
・・・ミセス小沢は新潟中堅ゼネコン・福田組の娘さん、別の娘さんは竹下登家に嫁ぎ、別の閨閥では中曽根・鹿島関係にも見られるように、ゼネコン政界閨閥の一角を占めるのは誰しも存じていること、しかし東北地方工事で番長を張る鹿島建設に福田組が態々工事の一部を下請けするためにカネの請託をするほどのこともない・・・この福田組は小沢と閨閥関係にありながら、色んなことでも過去一度も疑惑線上に浮上したこともない、ロッキード事件をつぶさに見れる立場にあった小沢が、座右の銘として何を置いていたか脇の固さが感じられる・・・
今回の鹿島強制捜査を見て感じたことは西松かどこかが、鹿島に渡りをつけてもらうために小沢を動かしたのかと思っていたら、悪名高い三重県の水谷建設だったか・・・通常ゼネコンが受ける共同企業体に下請けが参入する場合、元受への営業活動が必須と言われている、平成15年に水谷建設は鹿島にすごい接待攻勢をかけて、鹿島側としては已む無く、お前さんとこでは小沢事務所に嫌われるかも知れないが、挨拶だけはしておけと言われて行ったが、最初は玄関払いを受けた・・・
鹿島の指示で後は何とかするから5千万円置いて来いと言われた・・・検察が狙っているのはこのことで、記載不事項でなく胆沢ダム贈収賄での立件ではなかろうか・・・ここから感じられることは、小沢事務所側からゼネコンへカネが要るから持って来いと仕掛けた形跡はない、いよいよ自民政治に追い落としをかけるために超多忙となった小沢事務所、人の良さも感じられる面々が鹿島の指示による水谷の献金を受けてしまった・・・超多忙であった小沢が細かい指示をしたとは考えにくい・・・
・・・しかし鹿島もとんでもない下請けを紹介したものだ・・・水谷建設は北朝鮮への建設重機密輸事件や、関空下請け参入のため暴力団まで動かし、あるいは福島県木戸ダム建設に絡み、当時の佐藤県知事の弟の土地を時価以上で購入してやる前工作でダム工事下請け参入を図るなど、手口は実に巧妙な業者である・・・
あの数々の水谷事件の後、そして天下り官僚による鐵鋼橋梁事件などが相次ぎ、平成17年だったか、業界による談合決別がなされ、小沢も企業献金を禁止するしかないと明言していた記憶がある・・・
一方の鹿島・・・最近では経団連御手洗会長による大分県キャノン工場土地買収に絡み、裏金つくり工作が発覚した事件があったが、これは何だかうやむやの内に世情の流れで消えてしまった、このことと今回の問題を水平に置いてみても、小沢のボヤキ、何故オレだけなんだ、いつも、小沢の気持ちが伺い知れる・・・世界トップクラスの技術を誇る歴史のある鹿島の横暴振りが目立つ昨今であったが、そもそも歴史を振り返れば、政・民・官の癒着構造は鹿島の歴史から伺い知れる・・・(続く)。
(中略)
当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.2 )
日時: 2010/01/16 12:09
名前: 満天下有人
・・・天保11年(1840)、江戸四谷で大工棟梁株を得た創業者鹿島岩男の店が鹿島組となり、事業拡大の基礎を築いたのは、才能ある葛西精一を養子にして東大工学部まで卒業させたことから始まる・・・
その鹿島精一がたまたまヨーロッパ視察の船上で出会ったのが、兵庫県出身で外務官僚の永富守之助・・・永富は鹿島精一に、鹿島の事業拡大には「政治」が必要ですと説く・・・鹿島精一は同じ東大卒の親近感も手伝って永富に是非、鹿島に来てくれと懇願する・・・永富は自分は政治家になりたい、第二に養子は嫌だということで、鹿島精一の娘・卯女と結婚し鹿島守之助となり、株式会社鹿島建設としての近代化の基礎を築く・・・
・・・近代化と共にここで、民・政・官の三位一体の企業の基礎を構造的にも創り上げて行ったということであろう・・・歴史に残る丹那トンネルの難工事も完成させる技術力の構築と平行して、民政官の構築も成功していた・・・
別に建設業にかかわらず三井、三菱とて大日本帝国の時代にあっては、民政官の三位一体の構造の中で財閥の基礎を築いたわけだから、そのことだけを批判しても始まらない・・・
ただ鹿島の名誉のために付け加えるなら、鹿島守之助が参議院選挙に出馬した時、支持者の前で自分は鹿島建設を世界一の企業にするために選挙に出るのではない、建設を通じ日本を世界一の国にしたいという思いがある、この言葉で東北地方では支持者が一枚岩になったと言う・・・
大の大人である小沢が、そんな歴史の初歩のようなことを知らないはずもない、ましてや田中、金丸の側近であった小沢は、ロッキードやリクルート事件の時の司法権力のやり方を熟知している・・・今回、再来月3月に時効となるこの問題の決着に焦ったかの如き検察の秘書逮捕への踏み切りは、政治資金記載事項を掲げて実は、正に田中金丸以来の小沢との確執に決着をつける様相が根底にある・・・
・・・ミセス小沢の実家・福田組が過去、こんな問題で疑惑線上に浮上したこともないことから見て、そして田中金丸事件をつぶさに見てきた小沢が、そんな脇の甘いことをするはずもない・・・小沢が言う法的不始末は無いとの度々の発言には、事実とするなら秘書が水谷建設に対し勇み足をしてしまった無念の思いも感じられる・・・
もし小沢に万一甘さが出たとするなら、福田組とて二部上場を果たし一部上場に至るまでの間、あちこちに頭を下げて回らねばならい当時のわが国の状況からして、その苦労の思いを知っていたから、石川秘書などに献金の黙認をしたかも知れない、しかし政治家としての思いは、正に鹿島守之助が言ったアメリカに従属することなく日本を世界一にしたいと思う気持ちと相通じることの方が強いと思う・・・
・・・胆沢ダム着工問題が出た平成15年の頃、小沢秘書同士の間でも小泉自民党に鞍替えする秘書も出たりで、小沢としても当時の政官にクサビを打ち込むことに障害が色々出て、しかし同時に脇を固める戦略を一層強くしていた、それが企業献金の廃止という発言になって表れていたと思う・・・
しかし自民・官打破の目的達成のためには何としても民主党が先ず政権を取らねばならない、しかし党内は権力奪取に向けていまだ弱い、そのことも含めて尚一層、頭の中は超多忙になっていたことであろう・・・別に秘書に責任を負わせれば良いという意味ではなく、一々指示せずとも秘書達が資金のことなどは法令に基づいてちゃんとやっていると信じていたであろう、逮捕された石川議員は小沢先生に申し訳ないと泣いているという・・・。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.3 )
日時: 2010/01/16 18:38
名前: 天橋立の愚痴人間
小沢が、党大会で検察と全面対決すると表明しました。
鳩山もそのつもりのようです。
これは検察に対する決意と言うよりも、国民の衆愚性に手をつけようと決意したものと思います。
選挙の事を考えると、非常に危険なことですが、いつかはこの問題し対処しなければ本当の改革が出来ません。
小沢も鳩山も、最後の乾坤一擲の勝負をかける決意をしたのでしょう。
このまま、ウヤムヤに進むよりも「快なり」として、見守り声援したいと思います。
それでも目が見えないボンクラ議員がいて、なお選挙の事に言及しています。
戦いと言うものの、壷、要諦を理解できない平和ボケした連中に義憤を覚えるところです。
民主党が一致団結して、さらなる国家建設の理念を示し、小沢と一緒にやらせてくれと、声高に国民の訴えれば、この災禍をバネに、本当の国民政党に脱皮できるのですが。
改革も進むのですが。
自らがやっている正義に自信を持つべきであるのです。
その意思表示をすることが力なのであり、この前に検察など一瞬で壊滅するのですが。
今後の民主党の面々の言動を注目したいところです。
小沢、鳩山を守れないような集団では、元々、仕分け作業をすることが関の山の、大した期待を寄せられない政党であったということで、諦めましょうか。
私は、小沢、鳩山の決意を指示し、期待したいと思います。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.4 )
日時: 2010/01/16 19:50
名前: 満天下有人
・・・2007年当時のことを、石川秘書を緊急逮捕せねばならないほどのことを、その後4年も時間が経っているのに検察はその間、何をやっていたのか、この時期に何故、小沢との決着を強引にやろうとするのか・・・
・・・世間では、共産党は仕方がないとしても、党内までもが小沢幹事長が説明責任を果たしてくれないと困るという声までが増幅されかかっている・・・、結論的に言うならば、今日の民主党大会で鳩山首相は小沢氏を幹事長とし、現体制のまま参院選に臨む、小沢も明るい表情でがんばると、元気に挨拶していたから、少しほっとした・・・
・・・説明責任・アカウンタビリテイという言葉が久しぶりに乱舞している・・・コンプライアンス・法令厳守と言う言葉と共に2000年頃アメリカ新自由主義なる概念と表裏一体で輸入された言葉であったと思うが、何でもかもこの言葉を当てはめるわけには行かない場合もあるであろう・・・
・・・端的に言うなら今回のこの問題は、既に検察が強制権を発動したのだから、司法判断に委ねられている・・・天下の政治不安定を惹起しかねない不安定で微妙な問題も多分、絡んでいると思われるし、それを小沢個人の説明責任不足と一概に言えるものかどうか・・・
複雑な構造が分からない一般が言うなればともかくも、しかし一般とて何か奥があると感じているとき、党内から説明責任不足という声が増幅されて来るとは、小沢が代表を辞任したときの党内世論と大して変わらない・・・
今回のマスコミ記事は、検察からのリークであることは知る人は知っている、説明責任というなら検察も、天下政治の不安定を惹起しかねないこの問題を、何故リーク手法で誘導したのか、それこそ説明の責任があろう・・・
いや悪いことをやっていた、検挙せねばならないという正義感的自負心があったなら、むしろ極秘静穏な手法でことを運ぶべきではなかったのか・・・自民党大物の数々の疑惑について検察が正義のためになりふり構わぬ動きをしたのは、田中、金丸、竹下事件以外に今回の小沢問題だけであろう、その他では首相級であっても検察が動いた例を知らない・・・
・・・裏返して言うなら、天下国家の行く末を左右するほどの大物の場合は検察は動くということか、つまり小沢なる政治家は国家を誤やませるという判断なのか・・・とするなら氏の政策のどこが行く末を誤ませるのだろうか、党内も子供みたいな説明責任があるという動きは一体何なのか、小沢のやり方が気に食わない、これでは選挙に勝てないなどという思惑から代表辞任に追い込んだときと同じ発想なら、何をか言わんやである・・・新人を何とかして当選さねないと現状数の論理がまかり通る政治の世界で、小沢は秘書他を総動員して手を取り足を取って選挙戦を戦った、鳩菅以外他の誰がさようなことをやれたかやったか・・・
・・・夕方のNHK子供ニュース番組をたまたま見た・・・30歳くらいの若い人が今回の小沢問題とJAL問題を教えていた・・・
JAL問題は経済的企業の問題だから構わないとして、人生経験のない小学生相手に今回問題を解説をするとは、子供たちは説明責任とかコンプライアンスの字句的説明だけで納得してしまう・・・前回、わが国の過剰なほどの清潔性、潔癖性について少し触れたが、少し過保護ではないかと思われる昨今の子供育成と併せて思うに、人生経験や西洋も含む人間の絢が織り成して来た歴史など、特にさような用語を強調せねばならなくなったユダ民族とカルビニズムの複雑な融合歴史などまだ分からない子供たちに、単に表面的解説ならしない方が良い・・・大の大人でも表面的にしか捉えられない向きが多いというのに・・・
・・・鳩山代表・首相は現体制のままで乗り切ると宣言した、世の生徒会的民主主義論者が願うように、小沢無き清廉な民主主義で政治をやれというなら、それも良かろう・・・小沢が万一去った場合、今の民主党政権もないであろう・・・どっちに転んでも民主党政権が揺らぐとするなら、現体制で乗り切るという党首の宣言も良しとする・・・それではダメという勢力が多数なら、これまでと同じようなアメリカの言うまま、巧妙な官僚権力の思うままの政治社会構造を継続することになろう・・・
・・・いやそんなことはない、新たで清廉な民主主義政治を実現するというなら、じゃあ何故これまでに達成できなかったのかと問いたい・・・小沢が居たからできなかったなどとバカなことはまさか、言わないと思うが、これまで小沢が民主党政権取りの何を邪魔して来たというのか・・・
現実は正にその逆様ではなかったのか・・・
・・・法令、説明責任だけではすまない大きな政治社会構造と国家将来に関わる大きな問題が、今回のことの背後に横たわっていることを、肝に銘じておきたい・・・。
(中略)
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.7 )
日時: 2010/01/18 19:30
名前: 満天下有人
・・・昨夜、何チャンだったか、バイクに乗って小沢幹事長を追い回す、すごい数のパパラッチを中心にした取材裏側の番組を見た・・・
その中で、ああやはりなぁという強い印象を受けたのが、番組出演者が司会者の進行にともない、小沢が説明責任を果たしていない、それに頷く出演者たちの姿であった・・・
・・・小沢が、政治資金記載問題で秘書を逮捕するそこまで検察がやるなら、徹底して対峙して行くという強い姿勢を示した党大会の後、出てきた民主党議員たちにTV局が、幹事長は説明責任を果たしたと思うかとの赤青マジックボタン貼り付け方式での結果を見ると、赤(果たしていない)一人、青(果たした)80人?くらいだったか・・・
・・・政権党として検察に対峙して行くという方向を決めたのだから、本音部分は別にして、当然の結果であろうし、また、おカネがかかる政治家としては、記載問題で一々逮捕されていたのではたまらん、という気持ちもあるであろう・・・
・・・一方街を行く有権者に同じ方法でアンケートを取ったら全く逆様の結果で、説明責任を果たしたと思う人はたった一人で、残り全部は果たしていないと言う・・・
ここで番組出演者も、果たして居ないということに深く頷く・・・非常に重要な問題がここに潜んでいる・・・一体、何の「説明」を求めそれが果たされていないと思うのか、それを質問する者が皆無であることだ・・・有権者にあなたは、何の説明を求めているのですかと、一歩踏み込んで質問したら、恐らく大部分の人が口篭るであろう・・・
・・・番組出演者の中でただ一人、記者と思われる人が、しかし記載問題だけのことなら、逮捕せねばならぬほどのことか、そのことについて何故小沢をしつこく追い回すのか、そもそも検察は記載問題を逮捕の理由にしている、なのに小沢を追い回すのは結果としてダーティイメージを増幅することになっている・・・世論はそれに乗ってしまうから、不公平極まりない・・・
さように言われると元スポーツ選手などの出演者たちは、困惑顔で頷く(笑)・・・収支報告書に記載していなかったことについて説明が足りない、ほとんどの新聞も記載していなかっと今でも書く・・・
私も平成17年9月30日付の164ページにわたる政治資金報告書官報を見たが、陸山会代表小沢一郎の名前で詳細数字が報告されている・・・真中あたりに借入金小澤一郎4億円とある・・・小沢が「小澤」と字が違うのが気になるが、この点については小沢が先日初めて口を開き、それは陸山会など政治団体では資産を保有できないから、私名義が資金の出処であり私が貸したものであり、最終的には私の資産であることを秘書たちが記録するためにさような記載をしたのであろう、と・・・検察には既に個人銀口座番号まで伝えてあり、当時の個人入出金を確認させ、検察からそれを確認したと報告も受けている・・・
・・・当初、いや今でも記載不実行為で検察が動いているという報道陣は、そのことの説明を全くしない・・・朝日あたりはやっと確認したのか、それでもそのことに触れずに、今度は資金洗浄の疑いが出て来たと、自分たち当初報道の不実には触れずに次ぎの疑惑に話を発展させて行く・・・二週間前のサンプロで、小澤で土地購入の収支報告はなされていると誰かが言った途端、え〜っ、と田原以下が絶句していた・・・ま、田原もこの3月で降板するらしいから、あんなどこかの走狗みたいな者が一人でもいなくなれば結構なことで、どうということもないが・・・。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.8 )
日時: 2010/01/18 19:38
名前: 満天下有人
・・・説明責任が果たされていないとする世論は、このような報道の流れに気がつかないままに、説明不足であると言うのであろうか・・・
今日の朝日世論調査では、小沢辞任すべしが67%、中身では小沢のこれまでの説明に納得できないが、88%になっている・・・何で納得できないのか、19日に朝日の質問内容が掲載されるから何とも言えないが、司法捜査が入った場合は、疑われる者は簡単には言葉を発することが出来ない・・・いわゆる「あなたの発言は凡て証拠として採用されますから、黙っていても結構です」という例の司法上での扱いだ・・・
これを逆に言うなら、証拠が揃って逮捕に至る間は、司法側とて疑わしきは何も言うなということでもある・・・明らかに検察側からのリークと思われる疑いの垂れ流しを、マスコミが拡幅し、世間は印象だけで以ってリードされて行く・・・
印象と言うなら、地検による鹿島、小沢事務所の急遽家宅捜査、あれで世間は一様にダーティイメージを拡幅されたであろう・・・不実記載事項で逮捕の挙句家宅捜査とは、大袈裟に過ぎる・・・つまり検察が視野に入れていたのは、水谷建設などからの贈収賄立件であったことは、明らかである・・・
だとするなら検察は、贈収賄の証拠が欲しくて先ずは石川議員を、政治資金記載事項で逮捕し、その上で家宅捜査・・・つまり贈収賄証拠探しのために強制捜査に入った印象が強い・・・
この戦法に良く似ているのが、西松建設で逮捕した大久保秘書の事件であった・・・その時の容疑は小沢・西松贈収賄でなく政治資金記載問題であった・・・即ち、大久保秘書がちゃんと報告書に記載していた二つの政治団体はダミーである、実体の無い所からの献金受領は規正法違反であるというのが検察側の建前であった・・・
ところが先週13日の小沢秘書の大久保被告の第二回目公判で、西松建設の元総務部長である某が、あそこはちゃんと事務所も構えた実体ある団体だと証言したようだ・・・
これでは検察の逮捕立件の建前は完全に崩れてしまう・・・つまり、今回もそうであるが、何としてでも贈収賄でやっつけてやるという目論見から生じた規正法違反の建前でことに着手するというやり方なのだ・・・疑わしきは罰せずの法の基本理念を逆手に取って、疑わしきは先ず逮捕するという理念に摩り替わり、証拠は後で固めるという、そしてその間に世論にうまく刷り込みをやる・・・何とも早や、戦前の特高警察のようなやり方である・・・
・・・世論調査などと言うものは、以前にも指摘したが、質問のやり方によってどうにでも答えは変わって来る・・・今回とて、4億円の記載はちゃんとされていたが、それでも検察のやり方についてどう思いますかくらいのことを、併設して問うて見たら良い・・・
もし世論が、水谷建設などからの献金について不透明感があり、よって説明不足というなら、マスコミはそこも世論に問う必要があろう・・・
そして同時に、では、森田千葉県知事が無所属と偽り、自民党から巨額献金を受けてそれを記載していなかった、その後訂正しただけで検察からは何のお咎めもない・・・古くは尾身幸二沖縄担当大臣が沖縄公共事業で1400万円の献金を受け、森首相も400万円を受けて、検察は何も調べなかった・・・さようなことも併せて検察は公平ですかと問うて見るが良い・・・。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.9 )
日時: 2010/01/18 19:50
名前: 満天下有人
・・・説明不足であるとの意を受けての世論調査・・・最も大事な質問が抜けている・・・
時代転換のとき、世論は政権交代を望んだ・・・それに絡めて、では今回騒動で小沢辞めろ、検察との対峙を容認した鳩山首相を支持しない・・・、では小沢、鳩山を排除して、皆さんが望む政権とはどのようなものですか、と・・・それで官僚機構の打破が望めると思いますか、国民生活第一のスローガンが実現できると思いますか、と・・・
・・・何故検察は贈収賄で立件しないのか、森田千葉県知事のときは後訂正を容認するほどの、どうにでも左右できる規正法で以って、石川秘書が自殺の怖れがあったから逮捕したなどと、とにかく本筋から離れたことが多すぎる今回の検察の動きではある・・・
・・・それを是とする世論は、では何を望んでいるのか・・・エリは糾さねばならないが、それにしても求める潔癖性の質を取り違えると、生活もままならぬ身動きできない社会になってしまう・・・
・・・しかしここで鳩山政権としてやるべきは、検察と対峙すると平行して企業献金の撤廃を再度明言することであろう、それで政治活動資金が不足するというのであれば、首相が明言していた比例区議員の数を減らすことであろう・・・そして国民に疑惑を与えて政治から生じる社会不安定をなくすために、今一度国民献金増額のお願いをすることだ・・・
・・・政権を崩壊させないためには、これまで掛け声だけで実現出来なかった政治資金の有り方を、今度こそ抜本的に改正するしか手が無いと思う・・・。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.10 )
日時: 2010/01/18 23:30
名前: 満天下有人
・・・一体、報道の何を信じれば良いと言うのか、先日石川容疑者が、こんな不始末をして小沢先生に申し訳ないと泣いているとの記事を目にしたが、弁護士がそんな事実は全く無いと息巻いている・・・
検察とは16日に任意聴取に応じることで合意もあったのに、前日の15日に突然逮捕となったらしい・・・この発言も記事として記録されていたものが、全部削除されてしまっている・・・
・・・司法にせよマスコミにせよ、天下の公器がこんなあり様では、庶民は何を信用して世論調査などに応じることが出来るというのだ・・・恐ろしい世の中になったものだ・・・土地購入の記載がなかったなどと言うことより、もっと大きな恐怖を感じてしまう・・・。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.11 )
日時: 2010/01/19 08:14
名前: 阿房の長命
満天さんおはようございます。
昨今の検察の小沢いじめ、実にひどいもんですね。何が何でも小沢を潰そうという魂胆なんでしょうね。
それに、マスコミも予想以上にしっこいです。
電通や博報堂には、かなりの検察OBが天下っておりますし、株主の共同通信や時事通信にも、同じように天下りがおります。
だから、中央五大紙を加えて小沢包囲網をつくって小沢潰しに総力をあげているということになるんでしょう。
昔といっても、江戸中期に、「法は罪を罰し人を罰せず」と唱え、人間の尊厳の平等をといて、約三十年の間、幽閉された人がいます。表面的理由は徳川幕府に知れると、謀反ということで藩の存亡にかかわるということだったらしいのですが、本当の理由は、一般町民の資財で、学校を作ったり、事業を計画するという思想は、身分のしきたりが壊れ藩政に反抗するということだったようです。
ちょうど、いまの小沢改革に似た政争があり、進化という過程の繰り返し行われる抵抗の質について、改めて深い考えに打たれます。
この儒学の著作は後の明治政府の刑法の原点になったとされています。しかも、のちの明治政府になってからも高橋是清をはじめ多士済々、井戸塀がたの人材がこの系列からあらわれています、。
現在、この儒学は地元や親族の間では、生まれるのが百年早すぎた人だと、茶化されています。が、小沢さんも、この点がよくにているとおもいます。
なぜ、彼が注目されるのか。かつて関係した仕事先できいたことがあります。答える人は異口同音に、宰相の器だといいます。どうしてかと畳み掛けると、百年先を見通しているからだといったものです。
今流に考えると、若いときからシステム思考をする天才で、表面的な現象をみると、即座に物事の仕組みをやその働きを理解する、つまり、悟りの境地を会得している人だなとおもいます。
彼が考え改革を望んでいるのは、外国人の参政権問題のように、表面的な倫理観ではなく、日本国の経済を安定させるためには、経済圏の確立がひつようであるためだ。ということに尽きるようで、敷居を低くしなければ、それが成立しないというのが。裏表のない彼の本音だと思います。
日米経済協力の問題にしても、安保の裏保証的なことは見直して、友好と自立を考えるのではないかと推測しながら期待を寄せています。
検察が藪をつついて蛇を出そうとしたようですが、期待に反して、竜があらわれたようです。
つまり、百年のはかりごとをする竜の逆鱗に触れたということでしょう。
竜は帝王に対して素直で実直に行動するが、いざ逆鱗に触れられると、いかなる帝王でもかみ殺すということわざが伝えられています。
帝王である国民を食い殺さないよう自重を望むだけでなく、多くの人の情報リテラシーの向上を期待したいものです。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.12 )
日時: 2010/01/19 08:36
名前: 満天下有人
・・・「なぜ何時もオレだけなのだ」と小沢にぼやかせる検察の過剰な、そして言い分が簿記会計屋のような記載を問題にし、それを正義のようにかざすやり方・・・
・・・大阪の市民団体が麻生内閣官房長官であった河村を告発する記事が目に止まった・・・
昨年の衆院選で自民党が歴史的惨敗をした2日後の9月1日に、内閣機密費2億5000万円を引き出した上に、その使途をいっさい明らかにしなかった問題で、大阪市の市民団体が、18日付で、河村氏に対して「背任容疑」などで東京地検に告発状を提出したようだ・・・
・・・このことは昨年衆院選直後に目にした記憶がある・・・内閣官房機密費は、その内閣が政権の座にあって、初めて使うことができる予算であるのにもかかわらず、衆院選で大敗した自民党に、すでに政権の座から下野することが決定した内閣が、通常月の2.5倍にもあたる2億5000万円ものカネを自民党に支出した・・・
・・・これは明らかに公金横領であると市民団体が東京地検に告発した・・・さあ地検はどう対応するか見ものだ・・・
こっちがやられたから、あっちもやれというケンカの上塗りを拡大せよと言うつもりはない、しかし天下の権力にある者が、誰かを狙って過剰な司法行動に走ると、こういうことになって来る、権力対権力がぶつかる時は天下騒乱の様相を帯びて来る、社会の動きを不安定にしてしまう・・・
しかるが故に、たかが簿記会計的発想でむやみやたらに司法権力を振りかざすな、権力トップにある者は事前に天下様相がどのようになるか、事前に熟慮してかかれ、そういうことを言いたいのだ・・・
・・・マスコミ、世論も含めて全く子供じみた世の中になってしまったものだ・・・。
Re: 当代世間政・民・官の裏算用、小沢問題 ( No.13 )
日時: 2010/01/21 09:56
名前: 満天下有人
・・・阿房の長命さん、今日は・・・
昔、ひょんなことから小沢という男を少し知っているのですが、仰る通り何か先を見通せる人材であると思っております・・・
まあ何時も、政治とカネの問題が付き纏うわが国後進国みたいな政治土壌は、淋しい限りですが、でも現実は数がないと国際関係も含む先読みによる先手を打てないということもあるし、しかし小沢の集金力は私利私欲から出るものとは、単に政治権力を握るだけが目的というものとは、質が違うと思っています・・・
・・・オバマ大統領がネットで一般浄財を集めて選挙に勝ったと一般では言われておりましたが、現実はそうでもないようで・・・でも西欧社会では少し悪人でないと、政治家としては頼りない、諸外国の悪人どもに太刀打ちできないから(笑)、対米関係における小沢は、まさにさような絵になると思います・・・同時に流れからしてもアジアでの地位を築いておかないとわが国は孤立してしまうでしょう・・・
・・・アメリカの何とか言う国際リスク調査会社が、注目している世界の政治家で、トップは中国温家宝首相、二位がオバマ、三位は鳩山でなく小沢一郎なんですね・・・他国の方がこれからの国際関係の流れも良く分析して見ている、小沢でないと日本はひ弱な国に後退すると分析しているようです・・・
・・・そうですか、報道主要メデイアへまで、検察天下りが居るのですか・・・まさに「官報複合体」ですね、それにしても鳩山首相も毅然とした姿勢を見せたかと思うと、またフニャフニャした中庸に逆戻り、司法の独立か何か知りませんが、少なくとも検察も行政官なのですから、リーク行為があるのかどうか、法務大臣に命じてピシッと調べればよいのに・・・
・・・米上院マサチュセッツ補選で、40年も米民主党の地盤であったものが共和党候補に敗れました、たった一人の議員なのにこれで上院安定多数の構成が崩れた由、無党派層がオバマの指導力に疑問を持ち始めたのが原因のようです・・・
鳩山政権にもさような現象が出てくることは、何としても阻止したいもの・・・となると、誰が・・・結局小沢しか居ない・・・。
(新世紀人コメント)
ここでは興味深い事が幾つか書かれています。
私は小沢の人間性を説明する任務は与えられていません。
只、私が気付く事を少し書くと、
小沢が「変わらずに地位を保つ為に変わり得る」のは、
「表面的な現象をみると、即座に物事の仕組みをやその働きを理解する」事により、システム思考を自然に行う事が出来るからでしょう。
ところが彼は表面上の顔が普段には無愛想であり、手腕が豪腕である事から、暴力的な乱暴者であるとの印象を受けてしまう人達が発生してしまうのでありましょう。
しかし、豪腕は柔軟な変化に富んだ思考力によってもたらされるものですから、見た目とは違って彼は柔らかい人物であると考えます。
柔らかいから多くの弟子を持って育てる事が出来るのです。
決して彼は親分風を吹かせる高圧的で高慢な姿勢を弟子達に向けてはいないだろうと見ています。頑固思考(化石思考)ではないのですね。
柔らかな思考が出来るからその様な姿勢は必要としないでしょう。
残念ながら誤解が無くならないのは彼の運命かもしれません。
しかし、誤解される人物でなければ先を走る事が出来ないのも事実です。
判りやす過ぎる人物とは? どんな人物でしょうか?
頼りない人物はたしかに判り易いでしょう。その様な人物にはむしろ、我々の援助が必要とされるのではないでしょうか。
「リーダーならば先を走れ! 走れないならリーダーを降りろ!」それが私達の本音なのではないでしょうか?
頼りない人物、判りやすい人物(先の二人のA首相など)にリーダーは任せられませんね。そして事実、我々は彼ら二人を放り出しました。
2 81 +−