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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100120/plt1001201208000-n2.htm
青森県八戸市の藤川優里市議(29)が、自民党から今夏の参院選比例代表に出馬すると、20日のスポーツ報知が1面トップで大々的に報じた。自民党の大島理森幹事長(63)が、藤川市議の父、友信氏と最終調整に入ったという。良い話も悪い話も全部、民主党にかっさらわれている自民党の救世主として、しばしば出馬が取り沙汰されている“美人すぎる市議”だが、地元関係者の間では早くも不穏なうわさが飛び交っている。
「青森3区選出の大島氏と、青森1区の元衆院議員・津島雄二氏の秘書だった元県議の友信氏は、かつての中選挙区時代は対立陣営同士で現在も犬猿の仲。その2人が優里さんの出馬で合意したのは、思惑が一致したからですよ」
こう話すのは自民党県連の関係者。藤川氏の出馬は、党本部にとって“一石三鳥”なのだという。
「優里さんと昵懇の仲で、優里さんがプロデュースした“いちご煮弁当”でも協力関係にあった民主党の工藤大輔・岩手県議は、党県連代表で参院議員の父、堅太郎氏とともに、小沢一郎幹事長の子飼い。当然、親子は小沢氏の弱みも知っています。その大輔氏をよく知る優里さんの出馬は、小沢氏に対する牽制球となる可能性があるのです」
続く“二鳥”はこうだ。
「議員経験が浅く、ミーハー的な人気が先行する優里さんの出馬を党本部が容認したとなれば、参院選出馬を画策して却下される公算が大きい山崎拓・前衆院議員や片山虎之助・前参院議員は激怒するでしょう。それで彼らが離党してくれれば、党本部としてもありがたい。また、大島氏は近いうちに息子を政治家デビューさせたいと考えています。優里さんが出馬すれば、今夏の参院選では青森に注目が集まる。その注目区で大島氏の息子が優里さんを応援すれば、息子にもスポットライトがあたり好都合というわけです」
いずれにしても、藤川氏の人気にすがらざるを得ないほど、自民党がピンチであることは確か。“美人すぎる参院議員”を見てみたい気もするが…。