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January 19, 2010
小沢一郎という「麻薬」と「小沢ジャンキ―」の時代
■ 人間は、上手くいっている時には自省しない。
自民党の野党転落の理由は、「郵政選挙の折に何故、大勝できたののか」を検証しなかったことにある。
あの選挙は、実質的に、国民が「自民党」ではなく「小泉純一郎」を支持した選挙であった。小泉退陣後、自民党は、その勝因を忘れ、「小泉的なるもの」を次々と骨抜きにしていった。
同じようなことは、今の民主党にもいえる。
今、検証されなければならない一つの命題がある。
「小沢一郎なかりせば、政権交代はならなかった…」。
この命題は、果たして正しいのか。
というのも、現在の民主党が「小沢党」になっている所以は、この命題の正しさが自明のものと信じられているからである。
雪斎は、この命題の正しさは、限りなく疑わしいと思っている。
昨年の選挙の結果は、第一義としては、「自民党」の自滅である。あの選挙で果たして、どういう「小沢マジック」が炸裂したというのであろうか。
話は脇に逸れる。今般の騒動で、息の根を止められるのは、意外にも、「社会党の残滓」かもしれない。
「55年体制下」には、自民党政権における「政治とカネ」」の腐敗を追及していたのは、社会党の役割であった。
今、何故、民主党内旧社会党議員や社民党議員において、腐敗追及の声が小さいのであろうか。
15年前の政権獲得の折、社会党は、「自衛隊違憲・日米安保反対」の旗を降ろした。
彼らは、「政治とカネ」の追及でも存在意義を失うのか。
いずれにせよ、「小沢に依る民主党」と「小沢抜きの民主党」とを比べれば、後者の方に希望があることは確かである。民主党は、元々、「小沢抜きの政党」であったのだから、2000年頃の党勢を考えれば、行く行くは政権に辿りつけたはずである。その頃、自民党は、都市部では全く勝てない政党であった。少なくとも、改革志向の強い都市部の支持を集めていたのは、民主党であった。2000年代前半に小泉純一郎の時代が来なければ、今頃は、民主党は、「小沢抜き」でも相当なところまで来ていると思われる。
結局、民主党にとって、小沢一郎とは、「巨大な麻薬。あるいはドーピング」だったのではないか。だとすれば、効用が切れて禁断症状が出てきた後が大変であろう。「ドーピングなどに走らなくても勝てるはずであったのにもかかわらず、ドーピングに走って大勝した結果、ドーピングをしなければ次も勝てないと思いこむ」。これが、民主党の現状である。民主党という政党は、元来、「政治とカネ」に関しては身綺麗な印象を持たれていたはずである。
それにしても、「小沢一郎という麻薬」の中毒患者は、こういうことを言い出すのか。
□ 石川議員の同期、「逮捕を考える会」結成
1月18日19時34分配信 読売新聞
政治資金規正法違反で逮捕された石川知裕衆院議員と同期の民主党衆院当選2回の議員13人が18日、「石川知裕代議士の逮捕を考える会」(会長・福田昭夫衆院議員)を結成し、国会内で初会合を開いた。
石川容疑者の逮捕は不当として、近く法務省から担当者を呼んで事実関係を聞くとともに、議員20人以上で出来る釈放要求の発議を検討することも決めた。
会合では、検察に批判的な元検事の郷原信郎弁護士を呼び、事件の説明を聞いた。福田氏は会合で「大変な暴挙が行われた。真相をはっきりさせ、石川君をどうやったら助けられるか検討したい」と述べた。後略。
この同期議員諸氏というのは、「小沢党」に殉じるつもりであるらしい。民主党が「都市型改革政党」という印象で地道に党勢を拡大していた時代を知らない「生粋の小沢ジャンキー」だから、致し方あるまい。自民党政権下で自民党議員が逮捕されたときでも、自民党は、「釈放要求発議」などは、やらなかった。しかも、その発議の理由は、「不当逮捕だから救え」だというのだから、噴飯ものであろう。これも、禁断症状jに伴う錯乱のようなものであろう。是非、「釈放要求発議」をしてもらいたい。それで、内閣支持率は10パーセント、民主党支持率は5パーセントは堕ちる。芳しき「友愛」の帰結である。