河村前長官を市民らが刑事告発 官房機密費「目的外使用」http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011801000250.html 政権交代直前の昨年9月、内閣官房報償費(機密費)2億5千万円を支出し、目的外で使用したのは背任か詐欺の疑いがあるとして、市民らが18日、当時の麻生内閣で官房長官だった河村建夫衆院議員=山口3区=に対する告発状を東京地検特捜部に提出した。 告発状によると、衆院選直後の昨年9月1日、河村氏は内閣府に機密費計2億5千万円を請求して受領し、遅くとも鳩山内閣の発足までに国会議員に交付するなどして使い国に損害を与えた、としている。 機密費はそれまで毎月約1億円だったとして、市民らは「政権交代が確実で、内閣による政策遂行などに費用を使う必要性はなかった。誰の目から見ても目的外使用、私的流用だ」と主張している。 機密費は行政機関が事務を円滑に行うため、情報収集などに使う経費とされるが、使途は非公開。2億5千万円の使途について、記者会見などで河村氏は「お答えする立場にない」と説明を避け、平野博文官房長官も「前政権下のことであり、根掘り葉掘り調べる立場にない」と述べている。 2010/01/18 11:55 【共同通信】 |