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小沢問題で毎日おびただしい情報が詳細な図解入りで新聞を飾っている。ほとんどは検察の公務員法違反のリークを記事にしているだけである。しかしこれだけ見ているともっともらしくて小沢氏は大悪人に見えてくるかもしれない。しかし検察の過去を見るととても信頼する気になれない。真相は一応不明としても、やり口がデタラメだからである。
1995年9月1日東村山市の市議であった朝木明代さんはビルから転落して死亡した。状況から他殺が疑われ朝木氏の親族始め関係者は創価学会の組織犯罪を疑っていた。警察関係者にも創価学会員といわれる人物もいたが、こともあろうに複数の創価学会員の検事が事件を担当し自殺として処理してしまった。その時の検事は死体解剖鑑定書を作成させなかったが、後に作成された鑑定書には他殺を示唆する内容がある。
百歩譲って真相は不明としても、犯行を名指しされている組織の構成員が事件を担当するとは本当に恐ろしいことである。
2002年4月22日。元大阪高等検察庁公安部長検事の三井環(みつい・たまき)氏は、テレビ取材に対して検察の裏金作りの実態を実名告発する予定になっていた。ところがその日の朝「口封じ逮捕」されてしまった。逮捕理由は、“新しく購入したマンションに住んでいないのに住民票を移し、不動産登記に伴う登録免許税の軽減措置適用を受けて、登録免許税約48万円相当の納付を免れようとした詐欺罪”であった。(さすがにこの理由では公判が維持できないためか、起訴理由は変わっている)しかし、これが逮捕理由にされたのは事実で、これではマンション買った庶民のほとんどは検察が逮捕したくなった時には何時でも逮捕出来ることになる。
このようにして検察は、内部に癌組織のように巣食っている怪しげな組織でも組織に忠実な人間の関係者はどこまでも庇い、組織に反抗する人間は言いがかりのような罪をでっち上げて逮捕して社会的に抹殺してしまう国民に背を向けた組織に成り下がっている。
植草一秀氏はりそなに関連して社会的に抹殺されかかった一人であるが、他に国税調査官にもりそなの脱税問題を調査中に“手鏡でスカートの中を覗いた”として逮捕された人がいる。
警察がからんではいるが、検察は社会的抹殺だけではなく、本当の殺人にも手を貸しているか、あるいは黙認している可能性が高い事件もある。
りそな関係では、朝日新聞の鈴木啓一記者が、“りそな問題の後、りそなの政治献金が10倍になった”ことを記事にした直後東京湾で死体となって発見されたが自殺として片付けられた。郵政問題の記事を書いていた読売新聞政治部記者の石井誠氏は“東京都文京区白山のマンション室内で5日、後ろ手にした両手に手錠をかけ、口の中に靴下が詰まった状態で死んでいるのが見つかった”。これは一人でSMプレイをしての事故死として片付けられた。
小沢問題でも、本当のことを書いたら明日東京湾に浮かんでいるかも知れないという恐怖の中で記事書いているとしたら、マスゴミの関係者も大変ですね。