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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu208.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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国民はこんなだらしのない民主党議員に失望していることを知るべき
である。民主党議員よ、小沢幹事長を戒める勇気をもて! 森田 実
2010年1月17日 日曜日
◆民主党議員は腰抜けか 政治部長・乾正人 1月17日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100117/stt1001170253002-n1.htm
いやはやびっくりした。
石川知裕衆院議員が東京地検特捜部に逮捕されたことでも、民主党の小沢一郎幹事長が続投を宣言したことでもない。
現役の国会議員が逮捕されるのは(むろんあってはならないが)、議員も神ならぬ人間である以上、たまには不心得者も出る。
小沢幹事長の「続投宣言」も小沢氏の年来の政治手法からいって驚くに値しない。
ここで幹事長職を辞すれば、事実上、罪を認めたと世間が受け取るのは間違いない。師と仰いできた田中角栄元首相と庇護(ひご)者であった金丸信元自民党副総裁をお縄にした宿敵の東京地検特捜部に膝(ひざ)を屈するのは彼にとって屈辱以外なにものでもない。
これまで営々として築いてきた「小沢神話」は一夜にしてかき消え、民主党の若手議員が称賛してやまない「小沢王国」が崩壊しかねないと判断したのだろう。
鳩山由紀夫首相が傷ついた幹事長を励まし、続投を容認したのも当然といえば、当然である。
昨年3月、西松事件で小沢氏の公設第1秘書が逮捕され、5月に小沢氏が代表を辞任。直後の代表選で、鳩山氏が世論調査の好感度でリードを許していた岡田克也氏に勝利した経緯を思い起こしてみれば、よくわかる。
「選挙のプロ」ぞろいの小沢軍団の支持なしには、鳩山氏の勝利はなく、むろん鳩山政権誕生もあり得なかった。
一般に鳩山政権は、政府(鳩山首相)と党(小沢幹事長)が対等に近い力をもっている「二重権力」構造といわれるが、そうではない。鳩山政権の実態は、党と国会を掌握している小沢氏が実権を握る「小沢政権」であり、鳩山氏は表紙にすぎない。
マニフェスト(政権公約)通り、ガソリン税などの暫定税率を廃止しようとした藤井裕久前財務相の辞任劇が鳩山政権の現実を象徴している。辞任の理由は表向き「健康問題」だが、関係者によると、昨年末、小沢氏の主張通りに暫定税率維持が決まった直後に財務相は辞意を首相に伝えている。
鳩山政権を懸命に支えていた藤井氏が閣外に去ったいま、首相はますます小沢氏に頼らざるを得ないのだ。もし鳩山政権が「二重権力」構造なら、小沢氏の威信が落ちた機に乗じて、権力を一元化するため幹事長を交代させる人事を断行するはずだが、まったく念頭になかったようだ。
首相が幹事長に「どうぞ戦ってください」と三権の長としておよそ非常識な発言をしても恥じないのは、「表紙」としてそれ以上のことを言えないからである。
では、何にびっくりしたのか。民主党の国会議員たちのあまりの腰抜けぶりに、である。
党幹事長の秘書と元秘書2人が相次いで逮捕された事態は、誰がどう考えても異常である。オフレコで聞けば、「小沢さんは辞めるべきだ」「鳩山さんはもっとしっかりしてほしい」と語る民主党議員は結構いる。しかし、実名でのコメントを求めると、「それは勘弁してほしい」となる。16日の党大会でも批判ひとつ出なかった。
「検察ファッショだ」と思うのであれば、新党大地の鈴木宗男代表が「検察の行動に二・二六事件の青年将校たちの横暴のようなものを感じる」と痛烈に批判したように、堂々と異議を唱えればよい。そうでもなく、「ノーコメント」と逃げまわる議員がほとんどなのである。日ごろは威勢のいいことをテレビで吠(ほ)えている若手・中堅議員ほど口をつぐんでいる。
そんなに小沢一郎という政治家が怖いのか。渡部恒三元衆院副議長は「戦前の大政翼賛会のようだ」と嘆くが、その通りだ。いざというときに物言えぬ政治家に、とても国政は任せられない。
◆森田実の言わねばならぬ【37】 1月16日
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05984.HTML
石川議員ら小沢軍団の中心メンバーの逮捕という「禍」を転じて、日本政治再生の契機にしなければならない。このために必要なことは以下のことである。
第一。小沢幹事長は直ちに辞職すべし。小沢氏は一人の政治家として、司法の場で自己主張をすべきであり、鳩山内閣と民主党の多数の権力を検察当局との戦いに巻き込んではならない。
第二。民主党議員は、小沢氏への恐怖から自己を解放し、政治家として自立しなければならない。小沢氏への呪縛から自己を解き放つべきである。1月16日の党大会を脱小沢改革の出発点とせよ。
第三。鳩山首相は自己の責任を認め、国民に謝罪し、早期に衆議院を解散し、日本の政治の出直しをはかるべきである。国民は、2009年8月30日の総選挙の時は、鳩山首相の「毎月1500万円の母親からの資金供与」は知らなかった。小沢幹事長の土地取得に絡む資金の不明朗さを知らなかった。大事なことを知らずに投票したのだ。政治の出直しが必要である。2010年夏の衆参同日選挙による日本の政治の再生をはかるべきである。
すべての国会議員は昭和60年6月25日に国会が議決した「政治倫理綱領」を守らなければならない。これを守る意思がないなら国会議員を辞めるべきである。
政治倫理綱領にこうある。
《われわれは、国民の信頼に値するより高い倫理的義務に徹し、政治不信を招く公私混淆を断ち、清廉を持し、かりそめにも国民の非難を受けないよう政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努めなければならない。》
小沢幹事長が、検察当局の事情聴取の申し入れに応じようとしないのは、この政治倫理綱領に抵触する行為である。また、国民に対して説明責任を果たさないことも同様である。
民主党議員に問う。国民に対する説明責任を果たさそうとせず、かたくなにしてわがままな態度をとりつづける小沢幹事長を誰一人として批判しないのは、あまりにも異常すぎる。国民はこんなだらしのない民主党議員に失望していることを知るべきである。民主党議員よ、小沢幹事長を戒める勇気をもて!(つづく)
(私のコメント)
民主党の小沢支配が露骨になってきて、民主党の性格が大きく変わってきてしまっている。去年の選挙当時は代表代行に過ぎず民主党の顔は鳩山由紀夫だった。にもかかわらず鳩山由紀夫は小沢一郎の言いなりになり、国会の承認を得ない幹事長でありながら国政にまで口出しをするようになった。ダミーに過ぎない総理大臣を操れればこれほどおいしいポストは無いだろう。
小沢一郎は今年の参議院選挙に専念していれば秘書だけが処分されてお終いだったかもしれない。鳩山由紀夫の政治資金も税金だけ納めて幕引きになりましたが、小沢一郎の場合は党の実権を握って外国人参政権や暫定税率の問題などに口出しをしてきて、何事も小沢一郎の鶴の一声で決まってしまう。民主党の議員は小沢一郎の恫喝政治を恐れて何も言えない。
国会議員は精神的にも体力的にも非常にハードな職業であり、ケンカにも強くなければ国会内では何も出来ないだろう。しかし今の国会議員はケンカが出来ない議員が多すぎる。だから世襲のお坊ちゃん議員は総理大臣になったとたんに何も出来ずに総理の座を放り投げてしまう。権力者になるにはある程度恐れられるくらいでないと組織を纏める事ができない。マキャベリがそう言っている。
小沢一郎は喧嘩っ早くて若くして頭角を現してきたのですが、おとなしい議員が多くなって彼の行動が目立つようになった。それだけに切れやすくて党を解散したりケンカして彼から離れていく議員が後を絶たない。自由党で最後まで行動を共にしてきた藤井裕久財務大臣も彼から離れて行った。
昔は浜田幸一議員や野中広務議員などヤクザが議員バッチを付けている様な人がいましたが、小沢一郎はその中の若頭だった。本来ならば裏方の仕事をしているべき議員だったのですが、裏方が表に出てくるようになったところに民主党の危うい所がある。確かに国会内の権力闘争では喧嘩っ早い議員が重宝される事もある。
小沢一郎は、それだけではもちろん無く、カネをばら撒いて若手議員の面倒はよく見た。だから自民党を離党してからも政党を作っては壊しをやり続けることができた。それが出来たのも裏金を溜め込んできたからであり、政党助成金の15億円も彼の政治団体に入ってしまったようだ。党の幹事長をしていればカネを一手に握れるから彼に逆らう事ができなくなる。
なんとも情けないのは産経新聞の記事に書いてある通りなのですが、政治資金に不正があったかどうか分かりませんが、民主党のイメージダウンになる事に対して誰も小沢一郎を批判する人が出てこないことだ。批判しなければ民主党そのものが夏の参議院選挙で国民の批判を浴びる事になるだろう。これでは自民党と変わりがないからだ。
森田実氏は誰よりも民主党を応援してきた政治評論家ですが、今回は小沢一郎をきびしく批判している。現状を放置していたら小沢一郎と共に民主党政権も国民の批判を浴びて参議院選挙では負けるかもしれない。しかし自民党はそれ以上に堕落しているから勝てるかもしれないが、ねじれ国会になるかもしれない。
去年の衆議院選挙では自民党はダメだから民主党にさせてみようということで政権交代が起きたのですが、鳩山総理も小沢幹事長も政治資金がらみの問題でゴタゴタ続きだ。「株式日記」では自民党と民主党の戦いは稲川会と山口組の戦いだと書いたことがありましたが、政界とヤクザは切っても切れない仲だ。
本来ならばこのようなヤクザ社会と政界とはきっぱりとつながりを絶つべきですが、カネのある所にはヤクザを始めとして善良でない人も沢山集まってくる。だから国会議員という職業はヤクザとも戦わなくてはならないし、学者や官僚たちとも対等に話ができないと務まらない。しかし現実にはヤクザに脅され、学者や官僚にはバカにされている。
国会議員は官僚や学者からなった人もいますが、一番多いのが世襲議員であり、多くが品のいいお坊ちゃん議員だ。そんな中に小沢一郎のようなヤクザと繋がりのある議員が入れば羊の群れに狼を放つようなものだ。新聞記者をどやしつけた記者会見がありましたが、小沢一郎はそうして権力を掌握してきた。
ヤクザとケンカするには、彼らにつけこまれるような貸し借りを作らない事だ。小沢チルドレンが逆らえないのは小沢一郎に借りを作った為であり、少しでも裏金を貰えば彼らに取り込まれてしまう。ヤクザとケンカする時は警察と仲良くしておく必要がある。小泉純一郎が経世会とケンカができたのも稲川会や神奈川県警が付いていたからだ。
ヤクザにもいいヤクザと悪いヤクザがいて、山口組は韓国や中国の手先みたいになって日本全国に勢力を広げている。それに対抗するのが関東連合ですが、稲川会はアメリカの政界ともつながりがありヤクザの世界も米中代理戦争が行なわれている。検察が山口組と繋がりのある政治家にきびしいのもアメリカのバックがあるからだ。
小沢一郎は睦山会という政治資金管理団体を利用して不動産を買い集めてきた。政治資金団体を利用して投機的な行為を行なってきたのですが、政治資金管理団体を利用すれば相続税も払わずに相続させる事が出来る。だから政治資金を集めて政治資金管理団体にプールしておけば合法的に相続税を逃れることができる。鳩山由紀夫もばれなければ相続税は払わなかった事だろう。
ヤクザの世界も政治の世界も米中の代理戦争が行なわれているようなものですが、一時は親密だったアメリカと中国も最近は風向きが変わってきたようだ。米中が親密になれば日本も中国に接近しなければならない。日中が親密になれば日本に親中派の政権が出来て米軍に出て行けということになる。オバマ政権もようやくそれに気が付いて方針転換をしたようだ。日本の検察が小沢包囲網を築いたのもアメリカの方針転換が影響している。民主党の若手議員も早くその事に気が付くべきだ。