★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK77 > 809.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
かなろぐ
2010-01-16 23:28:11
鈴木宗男氏「検察正義は間違い」 批判に沸く民主党大会
新党大地の鈴木宗男代表は16日の民主党大会であいさつし、小沢一郎民主党幹事長をめぐる収支報告書虚偽記載事件で、衆院議員の石川知裕容疑者らを逮捕した検察側の対応について「検察が正義と思ったら大間違い。間違った権力とは断固戦っていこう」と批判、会場を沸かせた。
民主党代表の鳩山由紀夫首相には「堂々と権力に立ち向かってもらいたい」と要望。小沢幹事長にも「自信を持って幹事長としての役割を果たしてほしい」と強い口調でエールを送った。
鈴木氏は東京地検特捜部に受託収賄容疑などで逮捕された自らの経験を紹介。「(特捜部は)終戦直後に闇物資摘発のためにスタートした組織で、今の時代に合っていない」と指摘すると、会場からは「事業仕分けしろ」と賛同の声も出た。
2010/01/16 共同通信
----------------------------------------------------------------------------
そもそも今はオマエらが権力の側じゃねーか!とか思う所ですけども、贔屓目抜きとして「(検察を)事業仕分けしろ」なんて声が普通にヤジとして出てくるようなモノが民主党の本質であるならば、これは政治家、政党としての見識を欠くモノなんですよね。
少なくともヤジった人の「事業仕分け」とは、自らにとって不都合な事、不利益なモノを仕分けしていると自ら認めているワケで、民主党にとっての「事業仕分け」とは私怨政策となるワケだ。ツマラン言葉狩りをするつもりはないですが、このあたりは共同通信の記者は追いかけるべきであると思いますね。
「これは検察をトップとする官僚機構と、国民の代表、民主党政権の全面的な戦争だ(民主党・森ゆうこ参議院議員)」
国権の最高機関である国会議員の言うべき台詞じゃないですよ。
皆さんご存じの通り、この国は三権分立という前提があって、政治が直接絡みつく立法府、行政府と別に司法があって司法は行政府、立法府に睨みを効かせるワケです。今回、秘書逮捕に踏み切った検察庁は行政府である法務省に属しますが、検察官による起訴・不起訴が政治的圧力に屈するようでは刑事裁判に於ける公正を期すことができないワケですから検察官の身分は裁判官と同様に強く保障されており、立ち位置的には司法機関の一部、準司法機関ぐらいの位置付けでモノを考えるべきなんだと思います。
勿論、司法機関は裁判所という事になるんですが、裁判所で行われる裁判は最終的に裁判官に全てを委ねる事になる事はお解りですよね?
これは裁判官がこの国に於いて司法が公平であるという前提があるからこそ成り立つわけであって、つまり、森ゆうこ参議院議員の発言は「国民の代表=民主党」「官僚機構=検察」と名付けるのは百歩譲って良しと考えても、この国に於ける司法という役割は、法に従って粛々と仕事してるという大前提があることを否定してしまっているんですよ。
この発言は民主党大会において小沢一郎幹事長を信任して、小沢一郎が「検察と戦う」という話を鳩山首相を含め、民主党が一丸となって支援している所から来ていると思うんですがね。三権分立において行政の長である鳩山首相が、また立法府において絶対的な権力をもった会派(民主党)が、司法に挑戦状を叩きつけたことになるワケで、これにおかしいと思わなければこの国はおかしくなってしまうでしょう。
自民党政権下では推定無罪の原則を盾に批判をかわすことがありましたが、検察が持つ検察権や司法に喧嘩を売るようなしたことは私の記憶では無かったと思います。
小沢一郎は再三再四に渡り検察の公権力濫用、特捜部の恣意捜査との批判を繰り返し「法に触れる事はない」と主張してきました。これは国民世論を誘導していると言わざるを得ません。だいたい地検特捜部が法に抵触していない人を逮捕する事はまずあり得ない事ですよw。
悪いのは全て自民党、悪いのは全て官僚、先日は内閣の法の番人である内閣法制局も民主党によって押さえ込まれました。今回は検察で、この流れで進めば裁判所に弾劾裁判を仕掛けることでしょう。これじゃナチスと一緒になると私は思いますが、皆さんどう思いますか?
http://blog.goo.ne.jp/kanataylfc/e/d88d889f5a333cf34a63ad3c6276e414