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小沢氏の誤算で鳩山政権に危機
日本政界の実力者の小沢一郎民主党幹事長が崖っぷちに追いやられている。東京地検特捜部が強制捜査に乗り出し、政治的な立場に大きな影響を受けている。54年ぶりの政権交代を成し遂げた民主党政権も“権力の求心点”がぐらついていることから、昨年9月の発足以来最大の危機を迎えている。
東京地検特捜部が強制捜査という“伝家の宝刀”を抜いたのは、小沢幹事長の過信と誤算からはじまった。小沢氏は鳩山由紀夫氏を首相に担ぎ出すなど新政権の実力者として浮上し、“政治的妥協”を通じて検察のメスを避けようとしていたことがわかった。検察は小沢氏の政治資金疑惑に対し、2008年末から執拗に捜査を行ってきた。今月6日に小沢氏に任意聴取に応じるよう要請したのは、相当な証拠を確保したためと朝日新聞が14日に報じている。
しかし小沢氏は聴取の要請には応じておらず、さらに検察に捜査範囲を具体化してほしいとの考えを伝えるなど、検察捜査を黙殺しようとした。12日には記者会見を開き、「国民の多くもあの捜査がどうだったかを理解してくれていると信じている」と述べている。小沢氏の誤算が検察に刀を抜かせる名分を与えたのだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125114&servcode=A00§code=A00
◆鳩山政権に打撃=鳩山首相は14日、「幹事長交代の計画はあるか」との記者らの質問に、「ない」と答えた。しかし政権運営への影響は避けられなくなった。野党の自民党が18日から150日間にわたり開かれる通常国会で小沢氏の政治資金疑惑に対する総攻撃に乗り出すことにしたためだ。自民党は13日から「小沢資金疑惑真相調査団」を稼働したのに続き、小沢氏に対し「議員辞職勧告決議案」を提出することも考えている。
野党の攻勢が力を増せば、多くの選挙公約が盛り込まれている今年の予算案と永住外国人への地方参政権付与法案の通過など、民主党が力を入れている政策の漂流も避けられない。民主党の圧勝が予想されていた7月の参議院選挙でも野党の攻勢を防げなければ議席の過半数獲得が厳しくなりそうだ。読売新聞の世論調査では、国民の91%が「小沢氏の説明に納得できない」と答えるなど、“闇将軍”に対する世論も否定的になっている。
◆小沢氏の政治生命に危機=検察はすでに容疑を立証できる証言を小沢氏の元秘書の石川知裕議員らから確保しているという。石川議員の秘書だった金沢敬は14日に自民党が開催した討論会に出席し、「(小沢先生の指示により)昨年3月初めに石川議員の事務所などで数十点の政治資金関連の証拠資料が持ち出され隠蔽された」と暴露した。小沢氏は現在すべてのスケジュールをキャンセルして沈黙を守っている。“小沢チルドレン”など民主党議員らも傍観するだけだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125115&servcode=A00