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自民党が「国民政党」からコンサバ層に限定した色合いの政党となった今、
民主党には自民党が失った幅広い国民階層へ浸透するチャンスがあると小生は思う。
でも、昨今における「小沢氏につくか、検察につくか」という一部先鋭的な人達の仕分け方は、
かつてブッシュが言った「われわれの側につくか、テロリストの側につくか」あるいは、
フィデルの「革命か死か」と似て見えてしまう。(インフレを敬遠するインテリゲンチャ達は、
民主党には期待するものの小沢氏の横槍による財政放漫化を警戒しているのかもしれない…)
支持層の先鋭化は、幅広く国民からの支持を得なければならない政権政党においては、
その伸張を阻害しかねないし、それはまた追及を仕掛ける側の狙いの一端と合致している可能性すらある。
民主党が公明党や共産党のような特定のマニア向け政党として在るなら仕方ないけど、
先鋭化して過激なことばかり強調されれば、一部ラディカルな人達を除いて、
大半はついていけなくなってしまうのではないだろうか。
現在、民主党のラディカルな人達が言う「国民の支持」は有権者3割程度の得票をベースにしているにすぎない。
昔の方なら政党への3000万票は堅固だと解するのだろうけど、
現在は特定政党に対する国民の支持意識は低く流動的なわけで、
ある強烈な主張をする場合、それが逆効果にならないような慎重さも同時に求められると思う。
また、構造改革により中間層が没落し、国民多くがケチケチした生活を余儀なくされるようになっており、
この現状が、少しのことでも目くじらを立てるポピュリズムとして
メディア・政党・検察の動力源になってることも考えると
メディア・検察vs民主党・国民という構図には無理があるような気がする。
国民の支持があると言っても、その国民には、かつてのような懐の深さは失われており、
それが、ますます政治を難しくしてるように見える。