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『検察は「正義」を標榜するのであれば、まず「筋」を通さなければなりません。 でなければ、検察か民主主義、もしくはその両方の「崩壊」に繋がる緊急事態である…と私は見ています。』
上記は下の投稿「陸山会土地取引きを巡る疑惑についての解説」で私が使った「しめ」の言葉です。
http://www.asyura2.com/10/senkyo77/msg/472.html
私は石川議員の「在宅起訴」を「無理筋の暴挙」として警告したのですが、東京地検特捜部は「逮捕」という、一線を一歩も二歩も踏み外した超暴挙に出てしまいました。
これで日本は、木卯正一氏や選挙民氏の待ち望んだ「小沢独裁恐怖政治」時代に突入することが避けられなくなった…と言って良いでしょう。
民主党が掲げた「検察、マスコミ、霞ヶ関の大掃除」は、民主的手法で臨めば、短くても3年はかかります。
しかし今回、検察が牙を剥いたことで、民主的手法という選択肢は消え去りました。
お行儀の良いことを言っていたのでは、3年が5年、10年かかっても「大掃除」のプランは完遂せず、検察、マスコミに潰されて頓挫するでしょう。
小沢一郎氏は、すでに「腹をくく」ったようです。
自らあえて「独裁者」と呼ばれる覚悟を決め、恐怖政治の手法に訴えてでも、念願の「大掃除」をやり遂げるつもりになったと考えられます。
彼にとって、今回の石川議員逮捕劇は想定内であり、おそらくは自身の逮捕も想定しているでしょう。
もう検察は「毒喰わば皿まで」の境地に入っており、「職権濫用」という世間の批判は単に無視するだけとなったからです。
この機に及んで、郷原氏等が掲げる法律論、筋論(←それは私もなのですが…)は、もはや通用しません。
国民からの非難や批判的世論に配慮した方が「負け」てしまう「豪腕勝負」に突入したのです。
豪腕となれば、小沢氏の土俵です。
彼はすでに党内を掌握し、内閣を意のままに操る体制を完成させました。
おそらく、現在のこの局面を予測した上での工作だったのでしょう。
13日の記者会見で見せた小沢氏の「余裕」は「戦闘準備完了」の自信を伺わせます。
こうなればもう、小沢氏も「幹事長」職に固執しないでしょう。
矢面に立つリスクを避け、地下に潜って内閣、民主党幹部、小沢チルドレン達、最強秘書軍団を影から指揮するようになるのでは…と考えられます。
短期的には、16〜17日の両日、小沢氏は一切の弁明をせず、雲隠れします。
会期前逮捕を逃れるための緊急避難ですね。
そして、国会開会当日か翌日、ひょっこり東京に戻り「幹事長辞職」の爆弾宣言をするだろう…と言うのが私の大胆な予想です。
その後は、いよいよ「独裁恐怖政治」の始まりです。
国会審議は強行採決のオンパレードとなり、小沢氏の私兵と化した民主党および内閣は、人事権の強引な行使で検察.警察を支配下に収め、国民への言論弾圧を強化、有力な批判者は獄に繋がれるか殺されるか、という憂き目に合うでしょう。
もう、この流れは誰にも止められません。
問題は、そのような非常手段で「大掃除」が完了した後の始末です。
一部で評価されているごとく、小沢氏が私欲のない「信念の政治家」なのであれば、彼はその段階で自ら泥をかぶって失脚するでしょう。
しかし彼が、非常手段で手に入れた強大な権力に酔いしれるような「小物」であったなら、その後、国民は悲惨な闘いを強いられることになります。
現在の検察、マスコミ、自民党などの旧勢力が敗北することは決定的ですが、闘いに勝利した新勢力は、モンスターに化ける可能性が大です。
せっかく政治の透明化が、ある程度進み、真の国民主権による民主主義政体が育ち始めたと思ったのも束の間、旧勢力の無駄な悪あがきで、すべてぶち壊しになってしまいました。
しかし、そんな過ぎたことを愚痴っていても仕方ありません。
また、小沢氏を過大評価、あるいは盲信、英雄視して、楽観的にのんびり構えているのも「座して死を待つ」行為です。
今度はいよいよ、私たちが「腹をくくる」番だ…ということでしょう。
ーーーーーーーー 注 ーーーーーーーーーーー
この考察は極端な悲観論です。
今後の事態が、この考察どおりに推移するか否かは国民の英知が発揮されるかどうかにかかっています。
(具体的には、世論が旧勢力の駆逐目的のみに非常手段を容認し、決して新政権への監視、警戒を緩めない、確固たる意志を示すことだと思います)
私は「検察」か「民主主義」もしくはその両方が「崩壊」の危機…と書きました。
私にとって、「検察」が崩壊しても「小沢一郎」が崩壊しても、一向に構いません。
しかし「民主主義」の崩壊だけは何としても避けたいと、心より願っています。
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