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民主党内に小沢幹事長の進退論浮上 鳩山政権に重い課題
2010年1月16日5時47分
鳩山由紀夫首相は、政権交代後初めて迎える通常国会を前に、極めて重い課題を突きつけられた。昨年3月の公設第1秘書に加え、15日には石川知裕衆院議員ら2人の秘書経験者が逮捕され、民主党内には小沢一郎幹事長の進退論が浮上。16日には政権交代後初めての党大会が都内で予定されており、18日には通常国会が召集される。首相の対応次第では、政権そのものを揺るがしかねない事態だ。
昨年末の予算編成など、小沢氏の力に頼って政権運営を進めてきた首相にとって、党内の最高実力者である小沢氏を幹事長職から外す事態は避けたい。一方で、幹事長を続投させれば、野党のみならず足元からも政権への批判が一気に噴き出しかねない。通常国会が鳩山氏自身も含め、「政治とカネ」が問われる場になることは必至だ。
首相は15日夕、首相官邸での公務を終えると、そのまま首相公邸に入った。小沢氏は同日夜、都内の個人事務所にこもり続けた。
首相は同日朝、記者団に対し、「(カネの問題は)すでに総選挙の前から出ていた話だ。こういう問題があるにもかかわらず、民主党を国民の多くが選んでくれた」と強気の姿勢をみせた。ただ、夕方には「選挙ですべてみそぎが終わったと胸を張るつもりはない」と述べて朝の発言を修正した。小沢氏の説明責任については「捜査が進めば、しかるべきところで小沢幹事長が判断すると思う」とも語った。
石川議員の逮捕を受け、平野博文官房長官は都内で記者団に対し、「突然のことでびっくりしている。状況がよくわからないので、推移を見守るしかない」と述べた。仙谷由人国家戦略・行政刷新相は「容易ならざる事態だ」、前原誠司国土交通相は「捜査を見守りたい」と語った。しかし、民主党内からは「世論の高まりで選挙への影響や政権に迷惑をかけられないことから、辞めるかもしれない」(中堅議員)と、小沢氏が幹事長を辞任するのではないかとの観測が出始めている。
http://www.asahi.com/politics/update/0116/TKY201001160001.html