★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK77 > 542.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
TBSラジオ・「荒川強啓のデイ・キャッチ!」より
TBSラジオ国会担当、武田一顕記者の報告の一部。
荒川) 昨日の突然の強制捜査なんですが、竹田さんこれ、特捜部の狙いは一体どこに有るんでしょうか?
武田) まあ色んな見方がありますし、まだその、なんの事件かも?
政治資金法の不記載だけと言うのは事件としては弱い、これは大久保秘書の逮捕の時もありましたんでね・・・
・・・去年の3月以来、検察って言うのは無理スジだ、今回の捜査についても無理スジじゃないかと指摘する人はいます。
それからもう一歩引くとですね、昨日の検察の四ヶ所への強制捜査が、例えば法の正義を貫く為であるとかですね、政治とカネの問題を糾すために検察がやったんだ、という風に本当に考えているのだとしたら、これは相当お人好しの国民の考え方でしてね、つまり去年の西松からこっち、なにかと言ったら、要は小沢対検察の権力闘争のわけですよね。
潰しあいですね、要はね。
で、去年の三月に検察は、小沢さんを潰しかけたんだけども、5月の辞任劇で攻守が逆転しちゃったわけですよね。
で、今回も同じように、小沢さんを潰しに掛かって来ようとした。
つまりですね、なんで無理スジかって言うと・・・
一つは国会前にバタバタと検察が強制捜査に入ったって事がありますね。
国会始まると議員には不逮捕特権がありますから。
それから在宅起訴とか任意の事情聴取も出来ない事はないですが、これも国会審議に影響が大きくてそれも出来ない。
と言う事が国会前にバタバタした理由。
それと二つ目は3月になると検察の中は人事が有ります。
この人事をいじられるって言うのは役人にとっては一番嫌な事ですよね、で、なんとかその前に小沢さんを潰すか、もしくは手打ちをしようと思って任意の聴取に応じるように小沢サイドに求めたんだけど、小沢さんは忙しいとか言ってずっと応じないで、敢えて検察がこう言う強制捜査という強硬手段に出るように仕向けたと言う見方をする人もいますし、私もその見方はある程度当たってるのかなって・・・
つまり、任意の捜査に応じなければ強制捜査または逮捕されるって事が有り得るなんて事は、小沢さんは田中角栄、金丸信を見てますから十分分ってますよね。
ってことは、炙り出しをしようと思ってるって事で、今のところ小沢対検察の戦いは、小沢側がやや有利と、そういう風に私は見てます。
荒川) えっえぇ!でも・・・もしその読み通りだったら、検察大失態って事になりますよ?
武田) ええ、ですからそれが先ほど言った時期の問題ですよね。
それからもう一つは、小沢さんは西松の事件の後、8月の31日、つまり総選挙で洗礼を受けてるわけですよね。
で、あんときもそうでしたが、誰も小沢さんが金に奇麗だと思ってる人は殆んどいませんから、一般の人も含め私もそうですから、ただ、そのカネの問題があっても自民党はもうダメだと、民主党で行くんだと言うのがあの時の民意ですから。
そうすると・・・
このまま行けば地検は役所の解体とまでは行きませんが、非常に存亡の時を迎える訳ですよね。
事務次官制度も廃止、事務次官会議も廃止されちゃったし、人事もこれからいいようにされるわけですから。
その前にですね、バタバタとやって窮鼠猫を噛むで小沢さんに噛み付いたと、言う見立てのほうが私は論理的な整合性があるなという風に考えてます。
荒川) へえぇぇ、しかし国の権力がそんな人事の事でもって、こんなこと動いて良いんですか!?
武田) ええ、ですから冒頭荒川さんも仰ってましたが、これによって来週からの国会は本会議も予算委員会もおそらく、この政治とカネの問題一色になるでしょう。
そして説明責任、説明責任てなんだって…説明責任ていうのは頭丸めて辞めなきゃ許さないって訳ですから、結局そういう事になってしまう。
ところが小沢さんは今や政権の最高実力者ですからね、辞めるって事は、先ず考えられない、という事です。
荒川) はぁいっ!また動き有りましたら伝えてください、ありがとうございました。