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2010/01/13(水)
[政治(民主党政権)] 世論を歪める大新聞・テレビの政治報道
現実は小沢なければ民主党政権なし
政治家がテレビに出てくることは多いが、ヘタな番組よりもはるかに面白いのが民主党・小沢幹事長の会見だ。なにしろ、質問した大新聞の記者たちがケチョンケチョンにやられてしまうのだ。
「鳩山首相と小沢幹事長のパワーバランスはどうなっているのか」「二重権力が懸念されているが…」なんて質問がよく飛んでいるが、「君らはそういうレベルでやっているから間違えるんだ。党は党。政府は政府。それぞれが一生懸命に尽くす。君らの頭が古いんだよ。きちんと報道してくれれば、国民の皆さんだって、ああそうか、となりますよ」とブッキラボーに答える小沢。
昨年暮れ、官邸に陳情に乗り込み、ガソリン税の暫定税率を維持させたことについても、「僕が表に出てるって、幹事長が行かなきゃ誰が行くの」「諸君はずっと頭の転換ができていないんだよ」とバッサリだ。
一連のやりとりを見れば、小沢が大マスコミの報道に相当、イラついているのが分かる。記者は記者で、つれない返事に恨みをためるのか、ますます、小沢に厳しく当たる。
こうしたことが一連の小沢批判記事の背景にある。だから、異様な報道が目立つのである。
作られた「汚い金にまみれた闇将軍」
たとえば、大新聞は「鳩山首相と小沢幹事長のどちらに指導力があるか」と世論調査で聞く。鳩山は1割台、小沢は7割台で、暗に「これはおかしい」と報じる。自民党時代だって、党高官低はよくあった。宮沢内閣の梶山幹事長、森内閣の野中幹事長。別にニュースでもないのに、小沢については問題視し、針小棒大に政局記事を仕立てるのである。
「藤井財務相の辞任の真相は小沢幹事長との軋轢(あつれき)で、後任人事が仙谷行革担当相や野田副大臣ではなく菅氏になったのは、小沢氏の意向という報道が目に付きました。実際、そうなのかもしれないし、小沢氏の政治力を考えれば、そういう深謀遠慮がある方が自然かもしれない。しかし、メディアはそれをことさら問題のように書く。小沢氏を闇将軍に仕立てたいのでしょうね」(政治評論家・浅川博忠氏)
明日の天気が悪くなるのも小沢のせい?
最近はことさら、その傾向が強くて、政府・与党首脳会議が月1回から週1回になったのは「小沢氏の影響力強化」と書く。反小沢の枝野元政調会長が首相補佐官に就任するのは、「小沢色を薄める狙い」と解説する。明日の天気が悪くなるのも小沢のせいになりそうだ。何でも小沢に結び付けて、小沢闇将軍説を煽る。
その小沢は不動産購入疑惑の渦中にある。ついに昨日(12日)の記者会見では8つの質問を集中砲火され、「国民に心配かけ大変申し訳ない」「毎日批判を受けている私は首相になる資格はない」と謝罪した。
大マスコミはしてやったりだろう。
<こんなのが裏で政治を動かしている><とんでもない話だ>――。
これが大マスコミの論調であり、そうやって、民主党政権にボディーブローを浴びせることが彼らの狙いなのである。
鳩山・小沢の二重権力のどこが悪いのか
国民はもうウンザリではないか。
大体、鳩山と小沢では政治キャリアも実力も違う。細川政権時代に官房副長官だった鳩山はしょっちゅう、小沢に怒鳴られていたのである。小沢は自民党の最年少幹事長になっただけでなく、議運委員長、閣僚も経験している。党、国会、内閣とすべて知り尽くしている政治家だ。
そうであれば、小沢が実質的に民主党政権を動かすのは当たり前だ。国民だって百も承知で、それを二重権力だと騒ぎ立てるメディアの方がおかしいのだ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏もこう言う。
「民主党政権は内閣は鳩山首相、党は小沢幹事長と役割分担をしています。そのうえで、政府与党一体化を掲げているのですから、何が問題なのでしょうか。小沢氏が選挙の洗礼も受けないフィクサーであれば、二重権力は問題ですが、選挙を勝ち抜いた国会議員で、公党の幹事長として毎週記者会見もする。これを闇支配というのであれば、自民党政権下の森元首相はなんだったのか。役職もないのに節目節目で官邸に行き、人事にまで口出ししてきたのに、メディアは問題にしなかった。小沢氏だけを問題にするのは、政局の分析記事でも何でもなくて、単に好き嫌いで書いているとしか思えません」
ますます冴える小沢幹事長の剛腕ぶり
小沢が嫌いなメディアはちっとも書かないが、小沢の政治家としての実力は最近ますます、磨きがかかっているように見える。
先の衆院選では段階的に公認を出し、選挙運動に熱心でない候補者を震え上がらせ、大量の小沢チルドレンを当選させたあとは、党内最大派閥をバックに党内政治を仕切っている。さらに、陳情一元化で幹事長室に権力を集中させ、次々に企業、団体を民主党になびかせている。
「驚いたのが、次の参院選で2人区に平然と2人を立てる方針であることです。1人は連合の組織候補、もう1人は風を受けられる大衆受けの候補者。両者が競い合い、2人とも当選させるのが狙いですが、こんなことは自民党は考えもしないでしょう。共倒れを恐れる候補者は納得しないし、それを抑え込むほどの実力者もいない。しかし、小沢氏は平気でそれをやるわけです。小沢氏は自民党を完全消滅させる狙いで、すでに来年の統一地方選も視野に入れている。衆参の選挙に続いて、地方選挙でも惨敗すれば、自民党は壊滅です。小沢氏のすごいところは、徹底してやること。絶対に妥協せずにやりぬくこと。他の政治家とは大人と子供ほどの差があります」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
裏を返せば、小沢がいなくなれば、民主党はフツーの政党に戻ってしまう。だからこそ、検察もメディアも小沢叩きに血道を上げるのだが、それは国民のためにはならない。権力の完全掌握を狙う小沢は、数の力をバックに国会、選挙制度改革を断行し、真の政治主導=国民主導を根付かせようとしている。2大政党制になっても官僚支配がそのままでは、どんな政権になっても官僚の手のひらの上で踊らされるだけだからだ。
高度成長期ならいざ知らず、経済的に行き詰っている日本で談合政治はもう通じない。ここは小沢の剛腕にかけて、日本を根本から変えてもらうしかないのだが、それをメディアは妨害する。
国民は何が正義かを冷静に判断すべきだろう。
(日刊ゲンダイ 2010/01/13掲載)
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◆小沢幹事長側の関係先を一斉捜索 (⇒2010/01/13 TBSニュース)
◆小沢氏「国民も理解してくれる」 愛知県連パーティーで (⇒200/01/13 朝日新聞)
検察は小沢幹事長の関係先の一斉家宅捜査を始めました。報道だけではインパクトがないので「イベント」を開始しました。しかも、メディアのカメラ付。昨日の記者会見、事情聴取の事実上の拒否の報復でしょうか。
ここまでやって何もなかったら、東京地検と大メディアの”威信”は地に落ちると覚悟すべきです。自公政権ではないから言える、そろそろ権力には権力で対抗していい時がきたのでは―。小沢さん!
(新世紀人コメント)
でっち上げて政治活動を足止めする事を狙うかもしれないから警戒は必要だろう。
「窮鼠猫を咬む」どころか「狂犬タイヤに喰らいつく」事もあり得る。
万歳突撃・竹やり攻撃だってやりかねない。
竹やりだって刺されば死ぬから舐めてはいけない。
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