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http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1163.html (ゲンダイ的考察日記)
2010/01/10(日)
[政治(民主党政権)] 民主党政権茨の道〜検察と大マスコミの小沢叩きの勝敗
「きょう聴取するらしい」「いや聴取は週明けだろう」「最終的に東京地検は小沢一郎を逮捕するつもりだ」――。「小沢逮捕説」まで流れ、週末の政界は一気に緊迫した。小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の不動産取引問題は、来週がヤマだ。
いくらなんでも逮捕など出来るはずもないが、地検特捜部は通常国会が召集される18日までには、小沢幹事長を任意で調べる方針。「陸山会」の当時の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)を、来週中にも「政治資金規正法違反」で在宅起訴する予定でいる。通常国会が「小沢疑惑」一色になるのは、間違いない。
大新聞・テレビも、これでもかと疑惑を騒ぎ立てている。「4億円 台車で運搬」「入金通帳『先生』とメモ」とデカデカと報じている。
しかし、地検の動きも、大マスコミの報道ぶりも、どう考えたっておかしい。常軌を逸している。
「陸山会の土地購入問題は、現時点では原資となった小沢幹事長からの4億円を収支報告書に記載しなかった、というだけでしょう。石川知裕も『自分が記載を忘れた』と認めている。単なる記載漏れです。大騒ぎする問題じゃない。処分も石川の在宅起訴で終わりそうです。なのに、東京地検は大疑獄のように騒ぎ、メディアは地検のリークに乗っかって、さも『裏に何かある』かのような書き方をしている。自民党政権に対しては、絶対にこんな恣意的なことはしなかった。小沢一郎にダメージを与えたい、という思惑があるとしか思えません」(政治評論家・本澤二郎氏)
小沢一郎は、「人のあら探しをしてケチをつけるやつばっかりだ」と漏らしていたが、これでは嘆きたくなるのも分かるというものだ。
(⇒記事全文)
(日刊ゲンダイ 2010/01/09 掲載)
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★1月10日放送のテレビ朝日番組「サンデープロジェクト」で、2004年度の官報に小沢一郎民主党幹事長の政治資金管理団体「陸山会」の収支報告書に小澤一郎氏からの4億円の借入れの記載があったことが報道された。
マスメディアは「不記載」だとして小沢幹事長サイドを激しく攻撃してきた。
(続き⇒植草一秀の「知られざる真実」)
これは元東京地検特捜部検事だった郷原信郎氏が、「どこが犯罪なのか分からない」と言いながらこの官報を提示して暴露したもの。これに対して、毎日新聞の岸井成格(きしい・しげただ)氏は、「調べておく…」と答えた(ロクに調査もしないで報道していた?)。さらに驚くのは「検察だってベラベラとしゃべる訳ではないので、こちらから質問をぶつけ、その反応や顔色をみてから書く…」のようなことを言っていました(おいおい…)。所詮この程度ことなのですが、ただ、これじゃあ、枝野議員がいくら「職員の処分を検討する」と言っても、「あんたがしゃべったのか?」と問い詰めても「いえ私は何も言っていません」と逃げられます。既存メディアと官の癒着を断ち切るのは容易じゃないということです。
小沢記事ばかりでしつこいかもしれませが、しつこい報道に対抗していきます。
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既得権を奪われることに抵抗
それにしても、なぜ東京地検や大マスコミは、ここまで「小沢叩き」に血道を上げるのか。親の敵のように敵視している。ズバリ、このままでは小沢一郎に既得権益をぶっ壊されかねないからだ。
自民党の村上正邦・元参院議員が、「サンデー毎日」で小沢一郎について興味深い指摘をしている。
「小沢幹事長に対する評価ですか? ひと言で言えば『あっぱれ』ではないでしょうか。天才的で、いまの時代が要求する政治家だ。戦国時代でいうなら織田信長みたいな存在でしょう」「旧体制を打破し、そして壊していくためには、ぜひとも必要な政治家でしょう」
織田信長は、商売の権利を独占していた商人を排除するために「楽市楽座」を開き、修行もせず酒色に耽(ふけ)り武装していた僧を一掃するために比叡山を焼き打ちした。時代を前に進めるために、既得権を許さなかった。
霞が関も、大手メディアも、このままでは小沢一郎に焼き打ちにされると敵意をむきだしにしている。
「官僚組織と大マスコミは、戦後、既得権益にどっぷりつかってきた代表格です。とくに検察は聖域だった。ところが、小沢周辺は『検事総長を国会同意人事にする』『民主主義的な統制下に置く』と言い出している。検察の危機感は相当です。検察は霞が関の代表という気にでもなっているのでしょう。同じように、大マスコミは、テレビ・ラジオの電波を独占してきたが、民主党は独占を許さず電波をオークションにかけようとしている。既得権を奪われたら、大手メディアは存続の危機に陥る。地検も大マスコミも、なにがなんでも、破壊者の小沢一郎を葬りたいのがホンネです」(政界事情通)
織田信長は、天下統一を果たす前に倒れた。小沢一郎も政治的に抹殺されようとしている。
改革が成功すれば日本は一新される
しかし、自分たちの既得権益を死守するために、邪魔な政治家を抹殺し、国民が選んだ政権を潰そうなんて許されない。小沢幹事長が失墜したら、民主党政権はあっと言う間に崩壊してしまう。
なにより、小沢一郎が目指す方向は間違っていない。日本をドラスチックに変えようとしているが、合理的だし、国民の意に沿うものが多い。
例えば、「国会改革」を見ればよく分かる。野党が国会審議で主導権を握れる仕組みにするために、議員数に比例して配られている「政党助成金」を、野党に重点配分されるように法改正しようとしている。敵に塩を送るようなものだが、本人は信念に従い、損得を度外視している。
「小沢幹事長の最終目標は、日本に『政権交代可能な2大政党』を根づかせることです。政権交代が起きないと、本当の意味での民主政治が育たないと考えている。そのためには、いったん既得権益を一掃する必要があると思っているのでしょう。自民党を殲滅(せんめつ)しようとしているのも、そのためです。実際、戦後60年間、政・官・財で癒着してきた自民党が大きな塊として残ったままでは、日本の政治は大きく変わらない。小沢幹事長は、自民党を完全に潰した後、健全な2大政党をつくるために、もう一度、政界再編を仕掛けるつもりでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
たしかに、自民党が消滅し、新たな2大政党が誕生すれば、日本の政治は一新されるだろう。
国民の支持は小沢幹事長にある
しかし、既得権を握っている古い利権勢力は、それを阻止しようと、死に物狂いで「小沢潰し」に走っている。民主党にとっては茨の道だが、絶対に屈してはダメだ。
「民主党と旧勢力の闘いは、これから激しくなる一方でしょう。旧勢力はガムシャラに民主党を潰しにかかってくるはず。宮内庁が、天皇と中国の習近平副主席との会見について、突然、1カ月ルールを持ち出して民主党を批判したのも、その一環かもしれない。1カ月ルールは、自民党政権時代にも破られているのに、問題にもしませんでしたからね。民主党は敵に囲まれていると覚悟した方がいい。しかし、昨年夏の政権交代は、日本にとっては『革命』みたいなもの。社会の構造が変わるのは当たり前。有権者も、閉塞した日本社会を変えて欲しいと願って民主党に一票を投じた。国民の支持は、『脱官僚』『国民生活が第一』を掲げる民主党にあります」(本澤二郎氏=前出)
60年間つづいた強固な体制を3カ月や半年で引っくり返すのは簡単ではないだろう。しかし、ここで旧勢力との暗闘に敗北したら、元の木阿弥だ。小沢一郎も民主党も、腹を据えてかからなくてはいけない。
(日刊ゲンダイ 2010/01/09 掲載)
(新世紀人コメント)
昨日(12日)の小沢氏の記者会見の様子を見ていたら、彼の表情には余裕が相当にあった。何人かの記者達の質問に「纏めて答えてやろう」と言う事で直ぐに応えて終わってしまった。お粗末だったのは記者たちで特に読売新聞だったかの女性記者は質問できる時ではないのになにやらわめいていた様だ。小沢氏に「ルールを守ってくださいよ」と言われていたのを見て笑ってしまった。「お粗末」この一言でOK。
さて、検察の任意の聴取に小沢氏が応ずるらしいとデマスゴミは報じていたが、これも彼らの流した勝手な”デマ”であった可能性がある。
小沢氏はこれについて何らのコメントを発してはいないからだ。
ナマクラ剣殺とデマスゴミが押しても引いてもビクともしない小沢岩に彼らも困り果てているだろう。
それにしても群馬で小沢氏に男が近くまで迫って罵声を浴びせたとの事であるが、記者会見の小沢氏にはまるで動じた様子はなかった。
つまらないヤジとばしであったのかもしれないし、組織がらみの意図的なものであれば、記者会見を予定していた小沢氏の堂々振りを際立たせる効果として作用したわけであり、無駄な行いであったといえる。
なぜに小沢氏と鳩山氏に対する攻撃を集中させるのかについて考えるところがあるが、それについては別の機会に譲る。
攻撃の成果は別にして、彼ら(攻撃者達)はなりふり構わぬヒステリー症的一揆の有様だ。追い詰められて抜き身の刀を扱う技術もないくせに振り廻しているといった有様であり、まるで麻薬患者の禁断症状的有様である。
これは異様であり、動機が「恐怖感」によるものである事を窺わせる。
官僚とマスコミは「批判」に晒される事無く太平を謳歌してきたのだが、遂に彼らは自活しなければならない時代を迎えるに至った。
しかし、彼らは次の時代に生きる術を知らないのだ。「新しい主人が彼らの上に立って来る」と恐怖している。
それは国民が造り出して押し出した政権だ。
それに対応する術を知らないから、子供じみた厭々の拒否反応以外に取り得ない。
そんなところなのだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010011200740
小沢氏「国民に申し訳ない」=土地購入、意図的な違反否定
民主党の小沢一郎幹事長は12日夕、党本部で記者会見し、自身の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる問題に関し、「国民に誤解を与え、またご迷惑、ご心配をお掛けしていることを大変申し訳なく思っている」と陳謝した。同時に「私自身も私の事務所の者たちも、計算上のミスといったものはあったかもしれないが、意図的に法律に反するような行為はしていないと信じている」と強調した。
小沢氏は、土地購入の事実関係について「(東京地検特捜部の)捜査が継続中のようだし、弁護士に一任しているので、個別のことについていろいろと申し上げることは差し控えるべきだ」とし、「(捜査に)一応の区切りが付いたらお答えする」と述べた。特捜部による任意の事情聴取に応じるかどうかは明言しなかった。
捜査情報が報道で伝えられているとみられることに関しては、「特別、反論したり批判したりするつもりはない」と述べ、西松建設の違法献金事件で繰り返した検察批判を今回は封印。「人間だからいろいろ言われて楽しいわけじゃないが、政治の中にある立場なので、そういうことも甘んじて受けなくてはいけないのかなと思っている」と語った。(2010/01/12-20:08)
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