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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100112/plt1001121612001-n2.htm
永住外国人に対する地方参政権(選挙権)付与法案がいよいよ本格的に動き出した。後半国会ではこの法案が最大の争点となりそうだが、法案の旗振り役である民主党の小沢一郎幹事長は、なぜ政府提出による早期成立にこだわるのか。
「動いていないのは政府の方じゃないか!」
11日の政府・民主党首脳会議。小沢氏の右隣に座った輿石東参院議員会長が、平野博文官房長官をにらみつけながらこう言い放った。
輿石氏の剣幕に、鳩山由紀夫首相ら政府側出席者は押し黙り、政府提出法案として今国会への提出は決定づけられた。
それにしても、なぜ小沢氏はこれほどまでに同法案にこだわるのか。
理由の一つは、「最終決戦」と位置づける夏の参院選をにらんでの判断だとされる。昨夏の衆院選で「在日本大韓民国民団」(民団)は、推進派候補に選挙でポスター張りや法定ビラの証紙張りなどで全面協力した。また、参政権付与に前向きな公明党を自民党から離反させる手だてにもなりえる。
参院選の勝利を確実にするために小沢氏は「やれることは何でもやれ」と周囲にハッパをかけており、参政権付与法案もその一つだというわけだ。