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http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201001110258.html
ウェブ魚拓:http://megalodon.jp/2010-0112-1956-47/www.asahi.com/national/update/0111/TKY201001110258.html
預金担保に借金、6件で総額6億7千万円分 小沢氏団体(1/2ページ)
2010年1月12日3時0分
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない問題で、陸山会はこの取引の際、預金を担保に銀行から融資を受けていたが、1994年以降に取得した他の不動産計5件でも同じ手法をとっていたことがわかった。
04年の土地取得では、購入原資4億円を隠すために銀行から同額の融資を受ける取引を並行して行っていた疑いが持たれている。他の5件の不動産取引では融資金を購入代金にあてたとされているが、東京地検特捜部は、陸山会側がこの手法を繰り返し使っていた理由について解明を進めている。専門家らによると、この手法は、融資の金利負担が余計にかかるが、購入原資の特定を難しくさせる効果があるという。
陸山会の収支報告書によると、陸山会が94年以降に購入した不動産の内訳は、都内がマンションを中心に12件で、岩手県内2件、仙台市内1件の計15件。購入総額は計約10億5千万円となっている。
さらに、小沢氏が原告となった民事裁判の証拠資料などによると、この15件のうち、預金を担保に銀行から融資を受けたケースは6件あり、総額で計6億7650万円の融資を受けていた。
その一つが収支報告書に購入原資4億円の記載がなく問題となっている、04年10月購入の東京都世田谷区の土地。陸山会側は土地代金約3億4千万円を支払った後、4億円の定期預金を担保として銀行から小沢氏の個人名義で同額の融資を受け、陸山会に転貸させたことが判明している。
不動産購入で手持ち資金がない場合、通常は不動産を担保に、金融機関から融資を受けることが多い。だが、陸山会は、購入代金に見合う十分な現金を保有しながら、それを担保にした借り入れを起こし、返済に伴う400万円超の金利負担を余分に抱えることになった。
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預金担保に借金、6件で総額6億7千万円分 小沢氏団体(2/2ページ)
2010年1月12日3時0分
企業会計に詳しい公認会計士によると、預金を担保に融資を受ける手法は、企業などが定期預金を解約せずに資産として残したまま、当座に必要な現金を用意する手段として使われる。例えば、将来の大きな設備投資のために積み立てた定期預金を担保に、運転資金を調達することはよくあるという。だが、陸山会の土地取引の場合、定期預金などにしていない流動性のある現金がすでに手元にあるので、金利負担を抱えてまでこの手法で資金繰りするメリットは少ない。
では、なぜこのような手法をとったのか。政治資金に詳しい弁護士は「預金担保による銀行からの融資を組み込めば、不動産の購入原資の特定が難しくなるからではないか」と指摘する。
政治家が表に出しにくい資金を使って直接不動産を購入すれば、購入原資の追及を招きやすい。しかし、元の資金を複数の口座や団体経由で政治団体に入れて政治資金にし、それを元手にした預金で融資を受ければ、収支報告書に記載されるのは定期預金を組んだ事実と銀行からの借入金のみとなる。不動産購入の資金繰りの過程や原資の性質は、当事者が説明しない限りわからないという。