車社会の沖縄の人々がいいます。「Ｙナンバーの車に気をつけろ。」
Ｙ字の入ったプレートの車は、アメリカ軍の兵士・軍属やその家族の私有車です。

嘉手納基地の周辺、かつて軍用道路１号線といわれた国道５８号線を走ると、Ｙナンバーに次々であいます。なぜ「Ｙ」なのか。
戦後、占領米軍の車を管理していたのが横浜だったので、Ｙは横浜を表すともいわれます。

１４年前、普天間基地の海兵隊員が、女性と彼女の２人の女児をひき殺しました。遺族が犯人および車を共同所有する２人の米兵を裁判に訴え、賠償の支払いが認められましたが、共同所有の２人はすでに日本を離れ、犯人は自動車保険にも入っておらず払えません。

そこで米軍が４割を支払いますが、遺族に゛これ以上要求しない″との制約書を書かせ、日本政府が残りを払ったのです。

沖縄県警は、昨年１１月読谷村で外間正和さん（６６）がひき逃げされた事件で米兵を逮捕しました。半日後にみつかるまで、遺体が無残に道路わきの林に放置された事件。血液鑑定でも、米兵のひき逃げの疑いが深まりました。

ところが、米軍が身柄を拘束している間、米兵は出頭を拒否。読谷村は、村民大会を開いて早期解決を迫りました。

ようやく事件から２カ月たち逮捕に。しかし、米兵がひき逃げを認めないまま゛逃げ得″をはかるおそれもある、といいます。

もし、ひき逃げしても出頭を拒否する米兵が続出したら…。Ｙナンバー車が走っているのは、沖縄だけではありません。

するとヤポネシア先住民の小権力者が四つん這いで群がるのですね？