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2010.1.6(その2)森田実の言わねばならぬ【11】
平和・自立・調和の日本をつくるために[11]
《新・森田実の政治日誌》[2010年の日本・課題と展望(6)]政治倫理の確立を!/政権交代してできた政権を守るためとの口実で、鳩山首相と小沢幹事長の政治資金をめぐる疑惑にフタをしようとするのは慎むべきである/鳩山首相・小沢幹事長への甘い対応は許されるべきではない
「少数の賢者などいない。かつて存在した貴族政治はどれも大事なところでは、いつもきまって少数の暴徒そっくりのふるまいをした」(G.K.チェスタトン)
鳩山政権の二人の大幹部の政治資金疑惑が問題になっている。鳩山政権を応援している人々は、鳩山首相と小沢幹事長の政治資金問題がマスコミで報道されることに強い不満を表明しているが、政治倫理問題を過小評価してはならないと思う。
私のところには多くの人々から「意見」が寄せられている。整理すると以下のとおりである。
第一。鳩山首相に対する検察当局・税務当局の処分は甘すぎる。少なくとも鳩山首相と首相の母親である鳩山安子氏への事情聴取は行うべきだった。これを行わず上申書で済ませたのは「法の下の平等」に反する。
第二。鳩山首相の母親からの資金供給の問題は、脱税として扱うのが「法の下の平等」を貫く道である。あとで税金を支払えば問題なし、というのは甘すぎる。
第三。小沢幹事長の政治資金問題については、疑惑が数々ある。第一は、政治資金団体が不動産を入手し、不動産の形で政治資金を「貯蓄」することの是非である。政治家が政治資金で不動産を増やすことについて、国会できちんと議論すべきである。
第四。政治資金規正法に違反する虚偽報告があれば徹底的に解明すべきである。
第五。政党助成金の流れに関する疑惑にフタをしてはならない。政党助成金を最終的に個人の資産のすることは一種の犯罪である。これは、国会で徹底的に解明しなければならない。
第六。鳩山首相と小沢幹事長の事務所の政治資金規正法違反容疑について、民主党内で議論すべきである。
以上の声が私のところへ届いている。いずれも正論である。国会と民主党は、この問題を真正面から議論すべきである。(つづく)