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2004年に小沢はみずからの政治資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐって4億円を陸山会に「融資」した。小沢はこの融資の利息収入として2年間で800万円を手に入れた。ここで疑問が湧く。陸山会は小沢氏からの4億円の融資の返済を2005年から2006年にかけて行なっている。2004年度の陸山会の翌期繰越金は6億1000万円だった。同じ年の支出合計は1億2000万年余りだった。このことから、陸山会が土地購入に必要な現金4億円は翌期繰越金の6億1000万円で充分まかなえる範囲の金額だったことが分かる。にもかかわらず、陸山会は小沢から4億円の借り入れを行ない、小沢に800万円の利息をつけて返済している。 陸山会は実際には必要のない借り入れを小沢から行ない、800万円の利息収入を小沢に提供したことになる。小沢自身が陸山会を自己資産の利殖装置として利用し、陸山会に4億円の借り入れを行なわせた「疑惑」が浮上してくる。少なくとも陸山会の土地購入をめぐっては、小沢からの4億円借り入れの必要性がなかったことは収支報告書上から明白だ。 反民主党勢力の謀略に対抗する上でも小沢自身からの説明が聴きたい。 2004年から2007年までの陸山会の政治資金収支報告書はこれを参照のこと。 |