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沖縄知事の決断求めることも…官房長官示唆
読売新聞1月9日
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100109-OYT1T00376.htm?from=main1
平野官房長官は9日午前、沖縄県の仲井真弘多知事と県庁内で会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題について、5月までに結論を出す考えを直接伝えた。
そのうえで、「知事にも決断をお願いすることになるかもしれない」と述べ、最終的な移設決定に当たっては知事の政治決断を求める可能性を示唆した。
また、「窓口はきちっと作るようにしたい」として、地元と密接に意思疎通を図る考えも示した。
これに対し、知事は「県民は県外(移設)を強く望んでおり、そういう方向も含めて答えを出していただきたい」と述べ、県外移設も含めた検討を求めた。
平野長官は会談後、記者団に「基地問題は国の問題でもある。判断をしていく中で(地元の)理解をいただかなければならない」と強調。地元との窓口として、関係自治体の首長も含めた新たな協議体の設置を検討する考えを示した。与党内で同県の下地島や伊江島への機能移転を求める声が出ていることについては「ゼロベースで検討したい」と述べるにとどめた。
(2010年1月9日11時33分 読売新聞)
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伊江島は、沖縄戦においては市民をも巻き込んだ肉弾戦が、タッチューのたもとで展開されたところ。はじめはヤマトの軍が乗り込んで、勝手に戦時徴発(今の有事法と同じ・・・民主党も協力して成立した)ということで土地や家を奪い、次に米軍との戦闘に借り出され、女性すら手りゅう弾を持たされて米軍の機関銃めがけて突っ込まされたところだ。市民1800人が犠牲となった。日本軍と民間人死者合計4700人。そしてアメリカ世では射爆場。ここに普天間の矛盾をそのまま持ち込むことは、そうは問屋がおろさない。
http://www.nahashuppan.com/tokusyu/senji/sen-ieima.html
同じことがグアムでも起こった。スペインがアメリカさ負けてアメリカ領さされ、その後日本がグアムを占領して、またまた米軍との戦いがはじまり、玉砕戦では民間人が戦闘に徴用され、多数の犠牲が出た。次はまたまた勝手に米軍が入り込んで、ここはアメリカ領だっつ。チャモロ人の主権なんてあったもんじゃねえ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%A0
ここはひょっこりひょうたん島。
http://www.jrcl.org/liber/l1927.htm
-------------------以下引用-----------------
チャモロ人おらぶ
ひょうたん島――血と涙と抵抗の歴史
波をチャプチャプ、チャプチャプかきわけてぇ〜、と。……「何を能天気にレトロな歌うたってんのよ」……てやんでえ。オレは今、帝国主義の悪逆さを改めてじっくりと噛みしめるとともに、自分の迂闊(うかつ)さを省みてるんだ。……「訳の分らんこと言って。アンタ、熱あるんじゃないの?」……なに言いやがる。じゃあオメエ、チャモロって知ってるか?……「何よ、それ」……グアム島の先住民よ。今はグアム島の人口一六万人のうちの四割がチャモロ人だ。このチャモロ人青年が、六月二十三日「慰霊の日」の沖縄で、在沖米海兵隊のグアム移転反対を訴えたんだ。……「ほぉー」……んで、迂闊だったなあ、と。
このかん、ブッシュの野郎が在沖海兵隊のグアム移転を「沖縄の負担軽減のため」などとぬかして、この移転費用の六〇%(七一〇〇億円)もの拠出にポチ公小泉がシッポ振って応じた、というので、許せねえ、と職場の仲間にくっちゃべってきた。アメリカがグアムにつくる基地の建設費用になんでオレらの税金を使うんだ、とな。そもそもこの移転は、米・日が一緒になって中国を軍事攻撃できるようにするための在日米軍の再編と自衛隊の組み込みの一環だ、日米新軍事同盟を許すな、と訴えてきたわけよ。……「アタシもよ」……けんど、移転先のグアムのことは、アメリカ領というぐらいしか考えてなかった。……「そうねえ」……んで、慌てて調べてみたら、波をチャプチャプ、帝国主義打倒! てぇわけよ。……「どういうこと?」……
まずな、グアム島は、淡路島よりちょっぴり小さいくらいの島だ。この島の三〇%を今も米海軍・空軍基地が占め、米軍がウジャウジャひしめいている。ここにさらに海兵隊基地を造ろうてんだ。ヤンキーの野郎は「沖縄の負担軽減のためにオレの領土に移してやる」なんて恩着せがましく言ってるけんど、とんでもねえ。そもそもなんでグアム島がアメリカ領なんだよ。……「そうよねえ」……あそこには、紀元前二〇〇〇年ころからチャモロ人が移り住み暮らしてきているんだ。ところが一五二一年にマゼランが勝手に「発見」しスペイン領にしてしまった。このスペインとの戦争に勝ったアメリカが一八九八年に「戦利品」としてフィリピンなどとともに分捕ってアメリカ領よ。チャモロ人にとって「マゼラン以後」は、欧米列強の侵略と抑圧にたいする血と涙の抵抗と敗北の歴史なんだ。……「そうなんだ」……
それだけじゃねえ。グアムと沖縄は、米・日両帝国主義の激突の最前線に立たされ、悲惨な体験で結びつけられてもきたんだ。……「ふーん」……
グアム島は、太平洋戦争の初っぱなに日本軍が占領し、一九四四年に米軍が奪回したんだが、この時、全島民をまきこんだ凄惨な地上戦が展開され、多くの島民が殺された。そして翌一九四五年、米軍はこの奪回したグアム島から五五万人の大艦隊を出撃させ沖縄に上陸(四月)、かの地獄≠フ地上戦に突入したわけだ。つまりグアムと沖縄は、日米戦争の最前線で地獄≠フ地上戦に叩きこまれ、その挙げ句の果てに、米軍が居坐り、アメリカの軍事侵略の最先端に立たされ続けてきている島なのだ。経済的には軍事基地に頼らざるをえなくされ観光産業で補完というのもそっくり。ちなみにグアムの年間一〇〇万の観光客の九割が「日本に一番近いアメリカ」とか言ってやってくる日本人。……「歎かわしい」……でもって今度は、グアム―沖縄(日本)にまたがる米軍再編をごり押ししてるっちゅうわけだ。……「絶対許せない! だけど、波をチャプチャプ、てのは?」……
おう、そうそう。グアム島ってのはな、<ひょっこりひょうたん島>の元祖(モデル)なんだってよ。島の形がひょうたんに似ているからだけじゃない。登場するあの個性的なキャラクターは、原作者の井上ひさしがグアム島で会ったチャモロの人たちにヒントを得てひねりだしたものなんだそうだ。たとえば当時のカルロス・カマチョ知事をもじってつくられたのが、ドン・ガバチョ。……「アタシ、大好き! きょうがダメなら明日にしましょ。明日がダメならあさってにしましょ。あさってがダメならしあさってにしましょ。どこまでいっても明日がある。ハイ、チョイチョイチョ〜イのドン・ガバチョ」……オメエ、変な趣味あるな。……「だからアンタみたいのに引っかかっちゃったのヨ」……ウッ。……ともかくこの楽天性が、チャモロ精神の真髄なんだってよ。常夏の島で豊かな海の幸とキャッサバ・ココナツなどに恵まれ、大家族的紐帯を大事にするなかで営々と培われてきたものなんだろうな。
ところが、米軍の戦略拠点として維持・強化するために、あくまでもグアム島をアメリカ領として支配し、この伸びやかなチャモロの人々の生活をふみにじり続けているのが、「自由」「民主主義」の「普遍的価値」なるものを振り回しているブッシュてえわけだ。グアム住民には米市民権はあるけんど米選挙権はない。ここでもまた二重基準(ダブルスタンダード)よ。……「そんなガラクタいらないけど、ほんとにアッタマくるね」……
だから、チャモロ人青年の訴えを、ヤンキー帝国に抑圧され続けている<ひょうたん島>の叫(おら)び声としてうけとめ、彼らと連帯して、反戦・反基地・反安保の闘いを断固としておしすすめにゃならんと思うのだ。……「ヨーシ、ガンバロー! アンタもたまにはいいこと言うねぇ」
−−−−−−−−−−−以上、引用終わり---------
ここへ普天間をもってゆけと社民党の馬鹿たれ党首が言う。歴史もなああああああああああんにも知らない甘えん坊。鳩山にだだこねたって、わずかのおしゃぶりもらうだけ。所詮反共社民主義者の行く末は、菅みてぐ、ブルジョワのお仲間入り。菅ちゃん今じゃ有頂天になって、軽はずみの口先介入だかんね。みーーーーーーーーんなお金持ちに魂売ってしまって。
さて、下地島は、体験から語るけんども、宮古島の対岸にあり、高速船で宮古島から移動するときには、波間にぷかぷか、ぷかぷか、そう、チャモロの島(グアム)みてだ。んだ。戦争も幸いここは戦禍が及ばなかったとこで戦災はねえ。でも、いつぞや自衛隊国防軍がヘリで対岸の宮古島だったかもしれませんが、やってきたことがあったけど、労組の激しい反対運動があって、両島もとも手も足も出ねえ醜態を演じたとこだす。調査目的だったと思う。環境といえば、宮古島ともどもまだまだきれいな珊瑚礁が生きてる。ジュゴンが居るかは知れませんが、ええと、この付近はマンタの通り道のはず。みなおだやかで、やさしいが、ここは八重山同様、薩摩に支配された琉球王朝から人頭税(苦役か上納品が主だったと思います。質的・位相的には違うけど今の消費税)を課せられた苦い経験をもってる。琉球王朝は八重山人民から人頭税をとって、それを島津さ献上してたんだ。明治になってからもしばらく続いたかんね。つまり二重の重税に苦しんだとこだ。(人頭税逃れのためには与那国では子供を生き埋めにしたり、妊婦を岩の裂け目(パリ)さ落としたっつう伝説すらある)。「もう騙されね」っつこった。んだから、おらだもファシスト政府に騙されねえ。
基地をもってこようなんて、ただでは済まされねえから。辺野古でも大変な抵抗が、普天間基地移設問題をこじらせているけど、伊江島でも下地島でも、グアムでも、同じように展開されることは明らかだ。
沖縄本島においては、琉球処分後も忘れてはなんね抵抗の歴史がある。その筆頭格は県令奈良原繁(もと薩摩藩士、寺田屋での人きりや生麦の刃傷で有名。「琉球王」の異名)と渡り合った自由民権家、謝花昇。
今では日本では共産党と社民党によって安保が是認され、「基地必要」論が主流なのだろう。そして「日米地位協定」の「改善」程度をくっつけるだけの反対運動に成り下がってしまっている。この情勢を見据えつつ、今後のファシスト政権の動向は、なし崩しで強権的に普天間基地問題を乗り切ることになると思う。警戒せねばならぬ。
同時に、財源のない予算が国家会計の破綻を迎えることは明確なのだから、消費税増税も一気苛成に行われるだろうよ。今は消費税を口にしないだけだ。
労働者は二度搾取される。疎外労働で搾取され、生活で搾取される。