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◆年越しの公設派遣村に700人超 「食事が豪華すぎて、今後との落差が怖い」
年末年始に住む場所がない求職者たちを受け入れている東京都の越年施設
「国立オリンピックセンター」(公設派遣村)の宿泊者が、大みそかの31日、約700人に達した。
当初想定していた500人を上回り、都はセンターの別棟を開放した。
公設派遣村は失業者の生活を立て直すことなどが狙いだが、
入所者からは「食事が豪華すぎて、今後との落差が怖い」という声が上がるなど、
見通しの立たない生活への不安が広がり始めている。
入所者には正午から弁当が配られ、献立はトンカツやマカロニサラダなど8品目。
前夜もウナギのかば焼きだった。白米をほおばった男性(62)は、
「質素でいいから、継続的な支援がほしい」と不安を口にした。
平成20年秋に派遣切りにあった男性(40)は、特設された相談窓口に行ったが
具体的な解決策は見つからなかった。
「ハローワークならいつも行ってる。ほしいのは『住まい』なのに」
都によると、この日正午時点で集まった人は655人。
ほとんどの人が、4日以降の生活のめどが立っていない。
50代の男性は、「ほうり出される日と思うと、
『地獄へのカウントダウン』が始まった気持ち」と不安をにじませた。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091231/biz0912311807007-n1.htm
◆石原知事視察しないまま都の派遣村解散
失業中のホームレス対策として東京都が開設した
「官製派遣村」(渋谷区国立オリンピック記念青少年総合センター)が4日、解散した。
入所者833人のうち685人がこの日、都が用意したカプセルホテルに観光バスで移動。
5日からは希望者全員が都が用意した相部屋の臨時宿泊施設に2週間程度滞在し、
ハローワークを通じての仕事&住まい探しを続ける。
12月28日にスタートした「派遣村」には鳩山由紀夫首相以下、複数の閣僚が視察に訪れた。
だが運営にあたった東京都の石原慎太郎知事は1度も現地入りしなかった。
現場運営に携わった昨年の派遣村村長で内閣府参与の湯浅誠氏は
「本当は現場を見てほしかったが、私が(石原知事を)呼んでも来てくれるはずもないでしょう」と話した。
東京・御徒町のカプセルホテルに移動した54歳の男性入所者は、新宿近辺の路上で約30年間過ごしてきたという。
男性は「年末年始だけでも助かりましたが、ハローワークで仕事が見つかるぐらいならこんな所には来ない。
結局路上生活に戻るしかない」とうなだれていた。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20100105-582681.html
>50代の男性は、「ほうり出される日と思うと、
>『地獄へのカウントダウン』が始まった気持ち」と不安をにじませた。
>男性は「年末年始だけでも助かりましたが、ハローワークで仕事が見つかるぐらいならこんな所には来ない。
>結局路上生活に戻るしかない」とうなだれていた。
そりゃそうです。求人倍率0.4台(正社員の求人倍率0.2台)。
“仕事より失業者が多い状況”では、就職は困難です。
(ましてや、54歳・・・。就職は、極めて難しいでしょう)
つまり、マクロ的な経済現象としての失業は、
労働の超過供給という市場のゆがみの結果であり、
労働者(求職者)の自己責任ではありません。
しかも、求職登録していない失業者が数百万人いる(週刊東洋経済)ので、
実質的には、求人倍率はもっと低い。企業内失業者も600万人以上いる。
失業率も実質的には20%台だろう。
結局、ベーシックインカムでも負の所得税でもEU型失業扶助制度でもなんでもいいですから、
普遍主義にもとづくセーフティネットを導入することによって、
すべての国民にナショナルミニマムを保障しない限り、
「経済が回らなくなれば、人が死ぬ社会」という悲惨な現状を根本的に解決することは不可能。
なかでも、最低限所得が保障されないと「最低限度の健康で文化的な生活」(憲法25条)の実質的保障は困難。
だからこそ、所得を失った段階で誰もが手当てを受給することができる「失業扶助制度」(仮称)を早急に導入するべきでしょう。
たとえ、月4〜5万円程度の給付だとしても、継続的な生活支援があれば、自立して生きていける可能性は非常に高まる。
最低限所得保障等の継続的な支援がない限り、不況下では、(頼る人がいなければ、)路上生活行き、あるいは自殺・餓死・凍死・病死は免れない。
そもそも、「福祉や社会保障は弱者救済や施しの制度ではありません。われわれ自身の安心のためのシステムです」(東京新聞・元旦の社説)。
「セーフティネットが貧弱。だから、失業・廃業したら死んじゃう!」
「国保料が払えない!病院に払う治療代を捻出できない!だから、重い病気になったり、重傷を負ったりしたら、死んじゃう!」
というようなリスクの高い社会では、安心して消費することができず、大半の人は消費を控えるでしょう。
そして、リスクの高い社会では、程度の差はあれ、いつも不安感を抱いている人の割合が大きい。
そんな社会では、必然的に欝になる人も増え、
この12年間、1日100人もの国民が自殺する社会になってしまいました。
しかも、自民党・公明党政権の失政による長きに亘るデフレ不況で、富裕層を除く多くの国民の所得が減っています。
この12年間、収入減&リスク増大→消費低迷→内需の縮小→減産→収入減&リスク増大という「負のスパイラル」に日本は陥ってます。
このような「負のスパイラル」から抜け出すには、
安定化政策(脱デフレのための金融政策)+再分配政策(セーフティネット拡充)
+成長政策(雇用を生む成長戦略&積極的労働市場政策=職業訓練拡充)の三位一体のマクロ政策を
早急に実施するしかありません。
民主・社民・国民政権は、それを実施できるかどうかが問われています。
関連:
◆日本の失業率、実は米国並みの9%?
政府は「雇用調整助成金」で失業を押さえ込んでいる
http://www.j-cast.com/2009/07/12044887.html
◆失業率「本当は8・8%」? 助成金にひそむ“隠れ失業者”
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090801/biz0908012023015-n1.htm
◆「企業内失業者」600万人に 経済財政白書、格差拡大続く
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072401000232.html
本当の失業率は、何と20%近い19.7%に達する。
5人に1人が失業者だ。
これほど悪化した雇用環境を好転させるのは並大抵ではない。
民主政権は「失われた雇用」を取り戻すことができるのか。
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=42852
◆世界の株価指数比較
http://img.pics.livedoor.com/011/c/e/ced5f266535d9ae7bb94-1024.JPG
◆歴代内閣と借金の推移
http://img.pics.livedoor.com/011/1/a/1a6cab035bc82de3d671-1024.JPG
◆日米中 名目GDP推移 米中と比較して、ぜんぜん日本は経済成長していない。むしろ、縮んでいる。
【日中逆転!】
10年前の1999年時点では、中国のGDPは日本のおよそ4分の1の規模に過ぎなかった。
グラフは過去20年間の、日米中3国の名目GDPの推移を示したものである。
これを見ると日本が“失われた20年”の長き停滞を過ごす間に、
アメリカに引き離され、中国に追い付かれたことが分かる。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091208/199855/091209_01.jpg
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091208/199855/
◆世界GDPに占める割合 日本、最低の9・1%(06年) 2009年はさらに大幅に下落か
◆小泉「自公」政権発足以降、日本は下落の一途
http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/finance/071226/fnc0712261939009-p1.htm
◆一般会計税収の推移
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/010.gif
税収46兆円だったはずが・・・税収37兆円程度に落ち込む。。
21世紀のこの時代に昭和60年(1985年)当時の税収に戻るとは・・・orz
自公政権は、この11年間、いったい何をやっていたんだ?
◆【図解】GDP成長率の推移
http://www.afpbb.com/article/economy/2604343/4169893?ref=ytopics
◆鬱病患者の推移 新自由主義政策を加速させた小泉政権以降、急増
http://www10.atpages.jp/~whitedeerpark/index.php?%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85%E6%82%A3%E8%80%85%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB
◆世界で一番冷たい貧困大国ニッポン 連載(5) 失業者に寛大なドイツ 冷徹な日本[ゲンダイ]
ドイツでは、1年以上働いた人の失業給付は6ヵ月、2年以上は12力月、3年以上は18力月である。
これは非正規社員にも適用されるという。
また、ドイツでは、失業給付が切れても再就職できなかった人や最初から失業給付のない人などを対象に
「失業給付2」が設けられている。
食費や家賃など最低生活を維持するための扶助で、仕事が見つかるまで支給される。
単身者で月350ユーロ(約4万6000円)だが、
これがあれば非正規社員が仕事を失っても路上生活を強いられることはなさそうだ。
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/747.html
◆「ドイツの派遣労働者は解雇されても、路上に放り出されることはない」〜ドイツ労働総同盟(DGB)法務担当幹部に聞く
http://diamond.jp/series/worldvoice/10043/
一刻も早く、日本においても、EU諸国並みのセーフティネットを導入するべきでしょう。
社説:2010再建の年 暮らし 誰も見捨てない社会に/家族や社会の変容に合わせ社会保障や雇用制度を変えなければならない
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/1279.html
社説:年のはじめに考える 支え合い社会の責任/福祉や社会保障は弱者への施しの制度ではなく、我々自身の安心のためのシステム
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/1069.html
「マニフェスト」と「成長戦略」をどう結びつけるかが民主党のカギだ/このデフレ不況は明らかに小泉「構造改革」のツケである
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/1214.html
子ども手当所得制限なしって事は「子供版ベーシック・インカム」が実現したって事/次は、給付付き税額控除、そして完全BIへ
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/685.html