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100兆円超の需要創造=成長戦略、400万人を新規雇用−政府
【時事ドットコム:http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&rel=j7&k=2009123000223】
政府は30日、臨時閣議を開き、鳩山政権の新たな経済成長戦略「輝きのある日本へ」の骨格となる基本方針を決定した。2020年までに環境、健康、観光の3分野で100兆円超の需要を創造して400万人以上の新規雇用を創出する目標を提示。基本方針の冒頭で、政治的リーダーシップで新成長戦略を実行する決意を「新需要創造・リーダーシップ宣言」として掲げた。
今後、目標達成に必要な施策の具体化作業を進め、実行計画となる行程表を作成。複数年度予算を視野に入れた中期財政フレームの策定と合わせて来年6月をめどに新戦略をまとめる。
鳩山由紀夫首相は、臨時閣議に先立って開いた成長戦略策定会議で「日本はこの道を進めば大丈夫だという自信、希望を(国民に)持っていただく。『人間のための経済』に変えていかないといけない」と述べた。
新戦略は、地球温暖化、少子高齢化という二つの課題を解決する対策を、需要と雇用を生み出す機会と位置づけた。日本の技術やシステムを輸出してアジアの経済成長を後押しし、外需を獲得していく方針も示した。その上で、「環境・エネルギー」のほか、「健康」「アジア」「観光・地域活性化」「科学・技術」「雇用・人材」を戦略分野と位置付け、20年までの達成目標と主な施策の方向を示した。
経済成長率については、年平均で名目3%、物価変動の影響を除く実質で2%以上を実現し、20年度の名目GDP(国内総生産)を現在の1.3倍超の650兆円程度へ高めることを目指す。国民の「幸福度」を表す新たな指標も開発する。
環境・エネルギーでは、50兆円超の需要と140万人の新規雇用、日本の技術で世界の温室効果ガスを13億トン以上削減する目標を示した。医療・介護・健康関連では約45兆円の需要と約280万人の新規雇用を目指す。
これらの分野で技術革新を推進し、官民合わせた研究開発投資を20年度までにGDP比4%以上とする。大型連休を地域ごとに分散して観光需要を引きだす「ローカル・ホリデー制度」(仮称)の検討も明記。女性が子どもを育てながら働き続けられる環境づくりにも取り組む。(2009/12 /30-12:06)