★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK76 > 902.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
ここの投稿欄ではマスコミの論調を取り上げた投稿が多くなっている。最近あまりにもその醜悪さ、偏向ぶりが目立つせいだろう。そこでマスコミを支えるあるいは支配(?)する広告業界について書いてみる。
大手広告代理店、電通、博報堂は若い女性からみればテレビ局と肩を並べあこがれの的の会社らしい。平均給与はトップクラスで、社内には芸能人、政治家の関係者・子弟も多いらしい。広告業界の宣伝としてはAC公共広告機構のコマーシャルはよく目にする。エコとかマナーとかを前面に打ち出し、すごく(若い女がよく使う修飾語)いい活動をしているような印象を与えるコマーシャルを流す。なるほど立派な団体だと感じる人も多いだろう。もともとプロである。
エコについてはどうか。地球を大事にとかゴミを減らしてエコをとか言っているようであるが、紙の消費で一番多いのはCMである。新聞、雑誌の半分は広告である。これにいわゆる「押し紙」を加えればはじめからその半分以上はゴミ箱直行である。さらに週末にはきれいにカラーで印刷された(写真が印刷できるきれいな用紙やインクを大量に使った)チラシがどかっと入っている。これも再利用は聞いたことがないから、まれに買い物情報を得ることがあるかも知れないが、ほとんどはゴミ箱直行組であろう。パルプつまり木材の消費に最も貢献している業界である。無意味なCO2大量消費か。
民放テレビ局はほぼ全額が広告主からの収入、新聞も、購読者からの収入より広告収入が多いから広告代理店の影響、支配力は絶大である。自分達へ矛先が向く意見など放送・掲載されるのはハナから期待しない方がいいだろう。これを前提にして考えてみることだ。視聴者の意見など「ゴミ箱直行」かも知れない。
東京オリンピックの招致活動で電通のシェアは87%だったとかの報道もあった。(赤旗だが)これでは以前、談合を繰り返していた大手建設業者でもハダシで逃げ出す数字ではないか。さらに招致ビデオでは何度も海外ロケを行って10分間で5億円とか。東京都知事はこれは正当な金額だとか言っているようであるが、私は既得権以外の何者でもないと感じる。ボッタクリという。
また蛇足であるが、電通には戦略十訓といものがあり、「使わせろ」「捨てさせろ」「無駄をさせろ」「プレゼントさせろ」「流行遅れにさせろ」とかがあるらしい。なかなか有効な戦略である。これでGDPが伸びれば非常にめでたいが、この業界はそんなに立派な仕事をしているわけではない。