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【MSNニュース:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091228/plc0912281947014-n1.htm】
民主党の小沢一郎幹事長は28日、国会内で新党大地の鈴木宗男代表と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、「沖縄の人の声を尊重しないといけない。あのきれいな海を汚していいのか」と語り、日米合意に基づく米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に否定的な見解を示した。埋め立てを伴う現行計画には環境保護の観点から県内で慎重論が根強いことから、地元に配慮して新たな移設先を選定するよう強調する狙いがあるとみられる。
これに関連し、政府・与党は28日、新たな移設先を協議する実務レベルの「沖縄基地問題検討委員会」の第1回会合を首相官邸で開いた。検討委員長の平野博文官房長官は日米合意に触れ、「現行案以外で探す」と表明。来年5月までに移設先の結論を得るよう努力することを確認。民主、社民、国民新の各党が1月末までに移設先を明確にした形で考え方を示すことでも一致した。
鳩山由紀夫首相は26日、社民党が求めているグアム移設を排除する考えを示したが、検討委ではグアムも含めて幅広く検討することが決まった。平野氏は記者会見で「首相の発言は発言としてあるが、排除する考え方はとっていない」と述べた。社民党は発言に反発しているが、平野氏は「会見で否定しておきました」と述べ、理解を求めた。
検討委には政府から武正公一外務、榛葉賀津也防衛の両副大臣、社民党から阿部知子政審会長ら2人、国民新党から下地幹郎政調会長らが参加した。週1回開催し、来年5月に移設先の最終決定を目指す。
検討委は首相や閣僚の発言が迷走し、米政府の不信を招いたことの反省として設置された。平野氏が主宰し社民、国民新両党に責任を負わせて5月に向けて協議を加速する。ただ米側が新たな移設先を受け入れる保証はなく、政府内には「単なる時間稼ぎ」(防衛省筋)との見方もある。
これに関連し、平野氏は1月9、10両日に沖縄を訪問する意向だ。移設先に浮上したことのある伊江島も視察する。