04. 2009年12月29日 15:58:47
新自由主義経済政策(多国籍企業の利益を第一に考える)の枠組みを,延長するのか、原理的に,それを否定(国民大衆の利益を第一に考える)する方向で行くのか。それを国民側は、情報や知識を集めて,判断しなければなりません。一般国民が,今問われているのは、このどちらにするか、なのですが、一般大衆は、その違いすら認識せず、また、民主党の党是が、原理的に前者にあることは、自分たちで発表している通りなのですが、それすらも知らずに、一般大衆は、民主党を第一党にしてしまっているところが、亀井さんには矛盾にみえるのではないでしょうか。国民の側が勉強不足、またそれと、マスメディアの洗脳。このふたつで、一般大衆が、正当で論理的な判断力がない状況に陥っていることをこういう表現でつたえているのではないでしょうか。分かりやすく、多国籍企業利益を第一に掲げる党、国民大衆の利益を第一に掲げる党にきれいに分かれた方がいいと思います。前原、岡田氏などは、従前より、もろに新自由主義者を自認しているわけですから、脱党し、自民党に合流した方がいいと思います。ちなみに、米国では,共和,民主両党とも,新自由主義経済政策の点では一致しており,何の違いもありませんで、民主の方が,さらにその点徹底していまして、国民は,完全閉塞状態にあります。両党のタイアップにより、真に国民利益を代表する第3党が、登場できない仕組み、茶番になっています。 亀井さんは、町の大衆の利益、庶民を念頭に置いている人だと思われます。それなのに、どうして,庶民は,自分たちにもっと票を集めてくれず、新自由主義者が半数以上占める民主党に票を集中させているの,と,非常にもどかしい思いがあるように思えます。 残念ですが、大衆はたいていの場合,真実の情報ももたず、賢明ではなく、大きな自殺行為となる判断をみずからする時があり,それは小泉政権に熱狂した結果、さんたんたる国の状態に陥ったことをみても、明らかだと思います。 ただ,一番の問題は,報道メディアが、真実を伝えず、アメリカのエリートのお先棒担ぎをしてきたことが、国民が不明になった最大の原因だと思います。亀井さんが,マスコミのこれまでのありかたを激しく攻撃しているのは、非常に,正当で、非クラブ記者への記者会見などを率先して開くなど,非常に画期的なことをしていると思います。
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