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12月26日の「ガザ攻撃から1年!パレスチナに生命の光を!」イベントへの参加報告
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/831.html
投稿者 ヤマボウシ 日時 2009 年 12 月 28 日 08:59:05: WlgZY.vL1Urv.
 

Like a rolling bean (new) 出来事録http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10420231980.html

2009-12-25
12月26日の「ガザ攻撃から1年!パレスチナに生命の光を!」イベントへの参加報告

昨年の12月27日に始まった、多くの民間人を絶望的なほど残酷きわまりないやり方で殺戮・負傷させ、住居や公的施設、ライフラインをも破壊したイスラエルのガザ地区進攻から1年が経ちました。

築地本願寺でのイベントに昨日参加してきたので、記録をこちらにアップします。

  ガザ攻撃から1年

  パレスチナに生命の光を!

  現地報告&キャンドルでつくるFREE GAZA

  ■ジャーナリストの古居みずえさん、作家の雨宮処凛さんが出演

  http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002657

キャンドルアピールの様子です。
Like a rolling bean (new) 出来事録-091226築地本願寺キャンドルアピール

まず、講演についての私的メモです。

共同開催者を代表した司会者のあいさつに続いて、古居みずえさんのお話と映像、在日パレスチナ人のマンスールさんのビデオ出演(ご家族の病気のため急遽しばらく帰国された)、ガザ現地からの電話レポート、雨宮処凛さんと古居さんの対談、そして17時からがFREE GAZAのキャンドルイベントでした。

古居さんのお話の頃までは、メモ書きをしながら携帯からTwitterに書き込んでいたのですが、入力がもたつくのと、どうも大事なお話の間に別のことをしているように見えたら失礼にあたるな、と思い、休憩後からはネットブックでTwiterに書き込みました。

また、後半にイベント関連ツイートの一覧を記載します。

ガザ侵攻では、あれだけの蛮行により、被害者数などでは数えられない、一人ひとりの生活が壊されたのに、古居さんもおっしゃっていましたが、まだ「封鎖」が続いていることを世界(メディア)が沈黙しています。

あたかも、「停戦」が機能して、人々に笑顔と安心が戻っているとでも言うかのように。

面白おかしい(のかどうかわからない。たぶんほとんどが無用で有害な)B級ニュースや、知ったかぶりコメンテーターの言説を電波や紙面を使って繰り返し垂れ流す暇があっても、パレスチナのことは、まるでメディアにとって、「もう儲からない話」「どうでもいいこと」」であるかのようです。

今年の最初にも何回か書かせていただいたように、ガザの「封鎖」とは、わたしたちが想像しがちな、単なる「不便」「抑圧と鬱屈の状況」には留まりません。

食糧・衣類・日用品、さらに燃料や建材などすべての物資が不足し、燃料不足から電力だけでなく水道などのライフラインも停止し、貧困や病は加速され、それでも、農業で多少の自給自足を目指すことも、商売を起こすことも、イスラエル軍の監視のもと狭められた経済水域で沿岸で細々と漁をすることも、それに、外部の情報を得て自由に交流し、支援を求めることすらもままなりません。

わずか東京23区の半分の土地に150万人が生活する、人情味あふれる場所がガザ地区だったそうです。

そこで、逃げ場所を絶たれた中で空爆や銃殺による殺戮が行われました。

かつては、単純労働でイスラエルに出稼ぎに出て、搾取されながらもなんとか一家を支えていた人々に今仕事はなく、失業率は49%に上ります。

失望と精神的な抑圧から、家にこもる若い(本来働き者の)男性たちがいます。

子を育てるために女性たちは精一杯です。

「封鎖」という最悪の、無法の刑務所の状態の中でガザ進攻がなされ、白リン弾なども使われ、取り返しのつかない最大の破壊が残されました。

現在、復興もまったく不十分なまま、幼くして、両親の「脳みそが飛び出る様子」での死をを間近に見た子どもたちの表情は、悲しいほど大人びて見えました。

子どもたちも、もう一度働いて、自らのパレスチナを立て直したい大人にも、その「封鎖」の中にしか居場所がありません。

「封鎖」と一言で表す状況が、そのごく一面をとっただけでも、いかに陰惨な事態なのか、ご理解いただけると思います。

それに、Twitter引用の最後のほうにも書いたように、「民族浄化」という考え方には、岡真理さんがおっしゃるように、単純な退去ではなく、もともとパレスチナ人がそこに住んでいたという歴史の痕跡ごと消し去ってしまう、風景や文化をまるごと破壊して、なかったことにすることを根本に織り込まれています。

この、人間の尊厳の破壊は、ガザやパレスチナ西岸地区では武力により行われています。

一方で、武力によるもの以外に、経済的な暴力による同じような「民族浄化」、単なる比喩でない経済力による戦争が、このところ世界のいたるところで行われてもいます。

悲惨さの度合いは個々の人間についてまわるものなので比較しようがありませんが、日本でも、構造改革=野放図な「資本家」(カギカッコつき)の恩恵のために、既存の労働のありかた、消費生活のあり方、生活のあり方を壊し、経済面での困窮、精神的な豊かさの剥奪が日常堂々と行われてきました。

このことについては、古居さん・雨宮さん対談も読んでいただきたいと思います。

共通するのは、「生きづらさ」「生きることがたたかいになっている」点だと思います。

では、昨日のTwitterでの報告を補うために、まず前半の古居みずえさんのお話と、パレスチナ人マンスールさんのビデオについて、手書きメモから転記します。

〜〜〜

★古居さんのお話(1時間と少々ありました)

◇古居さんの今年のガザ訪問

は、ガザ侵攻が始まり、1月にガザ入りを試みたが、停戦後5日目にならなければ現地に入ることができなかった。だからそこで見たのは最悪の侵攻が終わってから。1ヵ月半、子どもたちを中心に話をしてきた。

8月に再訪問した。

◇ガザの地域性

ガザは、パレスチナの中でも、古い義理人情の世界。良くも悪くも、親切もあればおせっかいもある。日本の昔のようなところがある。

古居さんは長年訪問してよく知る人々がいた。そうしたガザにあの恐ろしい侵攻があり、「親しい人のところに空から爆弾が落とされる」ことになった。

◇メディアの問題

メディアはガザの現在のことを伝えない。伝えられないがために、忘れ去られている。

◇ガザの「封鎖」とは何か?

この地域には人の出入りができない。23区の半分の面積に150万人が住む。

そこで、物資の流通が制限される。燃料が止まり、たった1箇所の発電所は破壊もされ停止し、水をくみ上げるポンプが止まり、水が出なくなる。こうしてライフラインが止まる。

日用品、乳幼児のおむつ、衣類、建材などすべての物資が制限される。

エルツ検問所は外国人ときわめて少ない病人しか通れない。

ラファ検問所はパレスチナ人向けだが、エジプトに通るのはほぼ不可能。

そうした大きな意味を持つ封鎖のことを世界は黙っている。

◇NHKドキュメンタリーの映像

・アシュラフさん一家。母親を中心とする大家族の生活。

2000年以降、イスラエルへの出稼ぎができなくなり、49%の人が完全に失業。国連の食糧でなんとか生き延びている。この一家の息子も失業して、なすこともなく家で横たわっている。怠惰なのではない。

・多くの家で水も止まる。「水道から水がたまに出てきても塩水のようです」。

・かつて働き者だった30台の息子は母親になじられ、プロパンガスボンベを持って朝5時から行列に並ぶ。

あまりの人数の多さに諦める。以前はここまでのことはなかった。

パレスチナの同胞に「救って欲しい」とつぶやく息子たち。

・息子の一人、ムハンマド。いさかいばかりの家から落ち着くために海辺に出る。

以前は漁師として一家を支えていた。昼12時から夜中まで働き、仮眠を取って朝まで働き、家でようやく眠ってまた働いていた。今はイスラエルの船が漁業をしないよう停泊し、その手前までしか行けない。

燃料もないので沿岸漁もできない。

・他の家族たち。国連の配給所の光景。人口の7割が配給に頼る。多くの人が同じような状況にある。

重病患者が検問所から出られない。治療さえ受けられれば助かるのに、と病気の母親を嘆く娘。

・自宅の映像。失業中の息子は自らの子の隣でこう言う。

「なぜ、他の国の子どもたちのようにこの子らは外に出られない?」

「子どもに遊び場がなく、父親には仕事がない。これは誰のせいなんだ?と神に聞いても答えはない」

◇パレスチナ人は本来よく働く人たち

イスラエルはパレスチナの全面降伏を願っているが、パレスチナは諦めない。

そんなイスラエルでかつてはパレスチナの人たちが出稼ぎをしていた。低賃金の雑役。それでも精一杯働いていた。

◇「封鎖」「ガザ侵攻(戦争)」そしてまだ続く「封鎖」

・人間として、「生かさず殺されず」の封鎖状態が、ガザ地区への侵攻で実際に殺された。また「停戦」になり、ではその前と同じ状態?破壊と、多くの人が身内や仲間を亡くし心の傷を負っている。

・パレスチナはファタハ自治政府のひどい腐敗が人々の不信感をあおり、ハマスが選挙で勝ったが、西側諸国はハマスを認めず、経済制裁を加えた。援助をストップした。しかし、それはハマスを潰すことではなく、パレスチナに住む人全員への「集団的な懲罰」である。

・1年前からのガザ侵攻で、1400人の死者(正確な数字も分からない)のうち、300人は18歳以下の子ども。残りの犠牲者のうちさらに1/3が女性。今までに最大最悪の被害。

◇「子どもたちは見ていた」の映像(番組の一部)

1軒の民家に100人以上が詰め込まれ、そこに空爆された事件があり、世界中の組織や人権団体からイスラエルは非難を受けた。そこで生き延びた子どもたちを中心に作った番組。

主に3人の子どもに焦点をあてた。3人ともいとこ同士。

 カナーン(男の子、12歳): 目の前で父を殺された

 ゼナブ(女の子、13歳): 同じようにして両親と兄を殺され、それから笑えなくなった

 モナ(女の子、11歳): 両親と義理の姉・その子どもを殺された。絵を熱心に描く

古居さんははじめはガザでカナーンに出会って、家に行き、彼のいとこたちに会った。

子どもたちの絵。イスラエル兵士は顔まで迷彩で塗っている様子、そして空爆を描いている。

29人の人がこの家で亡くなった。

国際社会の非難に関わらず、イスラエルは事実を認めず未だに「調査中」だと言う。

◇「子どもたちは見ていた」から、モナの話

「家を移れ」と言われて、ひとつの建物に110人が集まった。立錐の余地もなかった。

そのうちの二人が外に薪を取りに行ったことにイスラエル兵が怒り、発砲する。

発砲を契機にいっせいに空爆が始まる。

「両親や家族などは脳みそが飛び出していました」と11歳のモナ。

モナはモスクを中心に家を描いて、そこでは両親が血を流して死んでいく様子を描いている。

赤いハートと瞳が涙を流している。

空に浮かぶ雲に文字、その中には「父と母の愛はどこに行った」とある。

「本当に優しい父母、きょうだいをかわいがってくれた」、とモナは言う。

「絵を描くことで気がまぎれるの。親戚や友人がどんなに慰めてくれても心が癒されない。だから絵を描くしかない」、と、そうした絵を描く理由を話す。

空爆の後、「白旗を揚げなくては」と言われ、白いスカーフを白旗の代わりにして歩いた。

「戦車も怖くなかった。もう自分は死んでいると思ったから」

◇「子どもたちは見ていた」から、カナーンの話
カナーンには大切にしている写真がある。

幼く、かわいい弟が写っている。頭と胸に血の色の鮮やかな傷跡がある。

「弟が撃たれて運ばれて、病院で死んだあと、撮影したもの」、と言う。

目を大きく開き、まるでまだ生きているかのような丹精な顔立ち。

カナーンの日課には、なぜか銃弾(薬きょう)を集めることがある。

家の近くで沢山集まるのだと言う。

「お父さんやお母さん、僕にあたった弾かもしれないから」

でも集めている本当の理由は言わない。

カナーンは新しい家の絵を描いた。

パレスチナの旗のある家、その前に画家になった自分の姿。

「大きくなったら画家になりたいんだ」、と話す。

そして、「お父さんを殺したイスラエル兵とお父さんを描きたい」

◇「子どもたちは見ていた」から、ゼナブの話

ガザ侵攻の後、笑えなくなった。

鏡の前で一所懸命に、イスラエル兵と同じように顔全面を絵の具で塗る。

「本当はもっと濃く塗ってあった」と言う。

なぜそんなことを?「イスラエル兵と同じことをする。まねをするため」。

「わたしも妹もあのときみんな泣いていた」。そして彼女も絵を描く。

モナは言う。

「ゼネブは普通の女の子だった。でもとても怒りやすくなって、今はもう笑わない。

 誰かの冗談を聞いても、笑うふりをするだけ。両親を亡くしたので当然でしょう」

◇この子どもたちのこと

古居さんが最初に会った頃、子どもたちはみな、自分たちのことを話してくれた。

そして半年後に会ったら、以前のことは喋らないようになった。

「以前はなにしろ怒りがあった。それに何が起こったのか分からなかった。今は、それがお父さんやお母さんが殺されて死んだことなんだとと分かり、悲しみに変わった」と言う。

古居さん「いったい自分に何ができるのか。これからもずっと続けて見守りたい」

在日パレスチナ人、マンスールさんのお話です。

★マンスールさんのお話(ビデオレター)

できるだけ、思っていることを日本語で語りたい。

今回は家族が病気でやむを得ずいったん帰国するのでこのビデオになったが、本当皆さんの前で話したかった。

「パレスチナはどうですか?」と言われる。「普通の国でありながら普通の国ではない」。

パレスチナ人には「一人ではない」と声をかける。

イスラエル人に、パレスチナの子どもを殺すのをやめてくれるよう伝えていきたい。伝えて欲しい。

「パレスチナはどうですか?」、そうと割れれば、それは横浜の倉庫街のコンテナのよう。

(コンテナがそう見えるように)出入り口がない中に人がいる。

戦争の後でガザには、薬も、水も、食べ物もない。お金があっても手に入らない。

世界の子どもたちのためにも頑張る。

そして、また今度日本に帰ってきたら、いいところで、パレスチナについてもっといい話をしたい。

〜〜〜

ここから、Twitterの関連部分を転機します。

タイプミスは修正し、また、補足は緑の文字で示しています。

築地本願寺です http://f.hatena.ne.jp/twitter4/20091226133939
posted at 13:39:45

「ガザ攻撃から1年!パレスチナに生命の光を!」の会場。準備中です。 http://f.hatena.ne.jp/twitter3/20091226134517
posted at 13:45:23

メモをできるだけ取って報告したいと思います RT @minori_okd : 気持ちはそちらに行きたい!でも仕事が(涙) RT @rolling_bean : 「ガザ攻撃から1年!パレスチナに生命の光を!」の会場。準備中です。
posted at 13:59:25

古居みずえさんガザの現状についての講演。「親しい人達のところに爆弾が落とされる」ということ。封鎖とは。23区内の半分から出られない意味とは。その封鎖が続いていることを世界(メディア)がだまっている、と。今は、ビーチ難民キャンブの取材映像が流されています。
posted at 14:23:28

水が数日に一度しか出ないガザの生活。出ても海水のよう。ライフラインも封鎖で止まる。出稼ぎにも出られない30代の息子たちは失意で家から出ない。母親になじられてガスを探しに出る。朝5時から空のボンベを持って行列。諦める。
posted at 14:29:43

ガザでは人口の7割が食糧配給に頼る。
posted at 14:31:09

漁師だったムハンマド。今はイスラエルの船がいてその先にいけない。燃料がなくて沿岸漁業もできない。何のために生きているのか。子どもに遊び場がなく親に仕事がない。神に聞いても答えがない。しかしこの(ひどい状況の映像の)あと進攻が追い撃ちをかけた
posted at 14:38:59

イスラエルの低賃金出稼ぎ労働。封鎖。人間として生かさず殺されず。しかし進攻で本当に殺された
posted at 14:41:43

ハマスへの西側の制裁は、住む人、集団への懲罰。そしてガザには逃げ場がない
posted at 14:44:10

「子どもたちは見ていた」(古居みずえさんの作品)映像。100人が一カ所に集められ空爆で殺されたイスラエルの襲撃のことをその現地で話す。11歳から13歳の3人のいとこたち。みな、目の前で親を亡くしている。支援食糧が悲しみで食べられない5歳の妹。空爆のことを絵を描く子たち
posted at 14:53:38

立錐の余地なく集められた110人。薪を取りに行った二人にミサイル。それを契機にいっせいに空爆。両親や家族なかは脳みそが飛び出していたと11歳のモナ。「父と母の愛はどこに行った」と彼女は絵に描いた
posted at 14:58:50

カナーン少年。頭と胸を撃たれ死んだかわいい弟の傷だらけの写真を大事にしている。薬莢をなぜか集めることが日課。ゼナブ。笑えなくなった少女。イスラエル兵と同じく顔を迷彩に塗る。
posted at 15:07:55

新しい家の絵を描くカナーン。家にはパレスチナの旗。その前に画家になった自分。「お父さんを殺した兵士とお父さんを描きたいから」
posted at 15:11:20

古居さんが最初に会った頃、子どもたちは自分たちのことを話してくれた。半年後会ったら以前のことは喋らないようになった。「以前は怒りがあった。何が起こったかわからなかった。今はそれが(お父さんお母さんが殺されたということ)分かり、悲しみに変わった」。何ができるのか。これからも見守りたい
posted at 15:21:06

本願寺のガザイベント、休憩に入りました。携帯からは書きれないことがまだたくさんあります。次は古居さんと雨宮さんの対談です
posted at 15:24:34

ガザから電話報告。中村さん(パレスチナのこどものキャンペーン)。破壊からの復旧は半分か。半壊の家が多い(半壊は対応が非常に大変)。手作業で処理。(建材として)がれきを処理して再利用する状況。(保管する)倉庫の問題。再生ブロックや建材の価格が急騰。お金がないので鉄筋を使わない家を建てる人も
posted at 15:36:29

避難所のテントは仮説住宅や貸家(に変わって引越し)。黒焦げの部屋も。ガラスがなく吹きさらし。生活が厳しい。瓦礫の中からお金になりそうなものを子どもたちが集めている。両親に仕事がない。一日働いて130円。家計が苦しいので国連の学校にもこない子たちも多い。壊された窓にビニールシートやダンボール。
posted at 15:38:58

イスラエルはガラスの搬入を認めない。今が寒さがもっとも厳しい。風も強い。大雨が降ると難民キャンプに水が流れ込む。プロパンガスが足りない。2年前に比べて2.5倍(価格高騰)。停電は毎日。電気が止まり上下水道が止まる。電気ストーブも、携帯電話も。自家発電機が並ぶ。停電の時間と場所をみて生活
posted at 15:41:59

<休憩時間以降ネットブックで買いていますが電池が続くまでとします>
posted at 15:42:20

ガザの生活物資やエネルギーは常に綱渡り。新型インフルエンザで亡くなったひとも。必要以上の外出が避けられている。保育所に子どもをいかせない人も。正しい知識が必要。ラジオで予防の情報を流す計画も
posted at 15:45:15

(今でも)散発的なイスラエル軍の挑発はある。今も偵察機のあとと思われる飛行機雲や海にも船が。漁業海域が狭くなっている。威嚇がある。
posted at 15:46:25

学校は始まっている。失業者は15万人。あらゆるものが足りていない。イスラエル側の検問所で医療を受けるためにとおることはできない。エジプト側も。ガザの外の空気を吸いたい、何かを届けて欲しいという声。ガザの人は自分で稼ぎ生きていくことを願っている(ここまでガザから中村哲也さんの電話)
posted at 15:48:46

古居みずえさんと雨宮処凛さんの対談がそろそろ始まるところです。おふたりは本日初対面だそうです。
posted at 15:50:33

雨宮処凛さん。イラクには2回訪問したがパレスチナは未訪問。普通に生きていると報道もなく知ることが出来ない。知っていきたい。映像などを見て子どもたちの表情の変わりように言葉を失う。
posted at 15:53:22

雨宮さん:失業率49%に驚いた。イラクでもお金がないので武装勢力に入る話をよく聞いた。どうされているのだろうか
posted at 15:54:14

古居さん:男社会であるが、失業率がこの3年前からの封鎖強化でより高くなった。映像にあったように家にいて「怠け者」にみえても実際には悲愴。男社会は男性は仕事をもってなんぼの世界、居場所がない。働くのは国連職員(親族が経済的に依存)、教員など公務員などだが、自治政府にお金がなく給与が払えない。
posted at 15:56:21

国連職員には月に20万などの人もいるが(親族ごとその人の給与で食べている)、教員は薄給。200ドルなど。農民や行員もいるが地場産業が揃っていないので働ける人はわずか。工場も農地も攻撃で破壊された。オリーブやオレンジ、いちごなど、畑と作物がやられている
posted at 15:58:30

雨宮さん:両親が亡くなった子どもは親族の助け合いがあるように見えた。イラクはストリートチルドレンが多かったが、こちらでは・・・
posted at 15:59:22

古居さん:イスラムは助け合い、家族の関係が強く、頻繁に実家を訪ねるなどもいつもある。親戚のつながりも強く、親が殺された子たちにおじおばが面倒をみて ストリートチルドレンを生み出さない。ホームレスもいない。ラマダンの時期に(お金を乞う人への)寄付が多い。(パレスチナは)人間関係でつながっているところはある
posted at 16:01:50

両親を殺された子どもたちは怒りのぶつけ場所がなかった。外国人やソーシャルワーカーに話をしていた。自分の中に貯めこまないでぶつける相手があること。慰めになるかどうかは別として痛みを共有することが重要。ウガンダの少年兵の場合と同じような感覚があった。絵は厳しい状況を描いているが
posted at 16:04:07

ソーシャルワーカーなどの対応はまんべんなく行き渡っているものか?そうではない。「トラウマセンター」があり、(しかし頻度は)週に1回など。子どもたちの数が多い。センターに通うバス代がない(のでやめる家も)。以前からトラウマは続き、わずかのソーシャルワーカーでは何とかしていくことも難しく言葉や技術面の問題。封鎖解除が課題
posted at 16:06:30

ガザで(子ども支援として)海に行くキャンプもプログラムとしてあるが、インフラが止まっているので(下水が流され)海が汚染されていて、病気になったりする
posted at 16:07:11

雨宮さん:イラクでも経済制裁で医療が機能せず目の前で子どもたちもなくなっていた。古居さん:専門医療ができない。サウジやエジプトに治療に行った(腕の切断手術など)子どもたちもいた。手術は続くが1回出してしまえばそれで終わり。自治区外に出て戻れない場合もある
posted at 16:09:29

頭の中に破片が残っていて手術が必要な子もいる。ガザに今入る場合も制限が厳しい。NGOも活動実績が長いなど審査を受ける。プレスカードの審査がある、(HRNの方)人道支援のNGOは入りやすいが。ヒューマンライツナウは入れなかった。報道されるとまずいのだと思う。
posted at 16:11:51

古居さん:フリージャーナリストは長くいて現地とつきあうことをする。所属がないと入れない。以前は観光でも入れた。完全にだめになったのが2000年を少し超えてから。2002〜3年の家屋破壊を止めようとした外国人女性がブルドーザーでひき殺されてからより厳しくなった
posted at 16:14:11

雨宮さん:なぜパレスチナ問題に20年を?古居さん:最初に行ったのがパレスチナだった。行ってみて「ぴったり」きた。(古居さんの世代は)海外旅行に行き始めた世代だが、30代後半に病気をしてそれが治ったきっかけで何かをしたいと写真を初め、であったのが広河隆一さんのパレスチナの子どもの写真。
posted at 16:16:41

古居さん:日本人でパレスチナに長く活動をしているのは女性が多い。能力があっても日本の会社に受け入れられないんじゃないかと思う。雨宮さんも海外で働きたいと思わないですか?雨宮さん:英語が。。でも役に立ちたい。(お二人とも)日本社会の生きづらさとこうしたことは関係していると思う
posted at 16:19:12

雨宮さん:いきなりミサイルで殺されるイラクと、(同じ時期に)友人がネット自殺する日本。日本の戦場性と本当の戦争。派遣村の状況と生存がおびやかされているパレスチナは同じ問題として、同時に(支援を)やっている人もいる。つながるとよいと思う
posted at 16:20:50

古居さん:生きていたいのに殺される。自ら死んでいく日本。
posted at 16:21:39

古居さん:2つが違うように見えてつながっているのは「生きづらさ」。仕事がない、人間として生きたいのに尊厳を認められずそれでも生き続けなくてはならない。誰かに認められないという苛立は共通している。 雨宮さん:やり取りしていた人が昨日首をつって失敗したというメール。仕事がなく自責
posted at 16:23:39

雨宮さん:家族などのセーフティネットがない日本。古居さん:パレスチナにも自殺はあるが、家族があり、一方で絆がなくネットにしか頼るところのない日本。しかしパレスチナはイスラエル占領下にあるということを取り除かなくては生きていけない。そのために抵抗している。「生きることがたたかい」
posted at 16:25:33

雨宮さん:「生き抜くこと自体がたたかい」というのがおかしいこと(どこであったとしても)
posted at 16:26:23

司会者:分断がされている。メディアの制限がある。そういうところでこそ一番ひどいことが行われている。 雨宮さん:韓国「徴兵拒否」の若者。(拒否すると)1年半くらい刑務所に入る。就職もできないしコンビニのバイトもできず日本で新聞配達で7万で働く。債務奴隷。(その仕事も親が)60万払わないと辞められない。貧困と戦争
posted at 16:29:15

古居さん:貧困と戦争について。パレスチナは貧困以外の問題も多いが、ガザは特に難民が7割で封鎖下で1日3ドルで暮らす家族が多い。イスラエルはガザ地区から「撤退」したはずなのに侵攻が続く。自治区になっていない。今も占領地。西岸にも(ベルリンより)長い壁ができ破壊が続いている。入植状態が止まらない
posted at 16:32:00

古居さん:貧困と占領をなんとかしない限り、パレスチナ問題は解決できない。イラク・アフガニスタンも、わたしたちも、人間が人間として生きられるよとうにしなくてはならない。普通の生活をしたい、という望みと別に「(イスラム)原理主義」などのイメージが報道される。ひとごとだと思わず見ていきたい
posted at 16:34:01

司会者:西岸地区も出入が制限されている。家族に会いに行くことすらできない。ガザと西岸に離れてしまった家族が現実にある。
posted at 16:35:25

雨宮さん:遠いことと思って知らなかった。自分の目で確かめるしかないと思った。北朝鮮も上澄みだけの情報だけで自分で確認したかった。古居さんの居ても立ってもいられないという言葉はよくわかる。書く立場にある人は常に(そういった気持ちが必要)。今日をきっかけにガザにいかねばと思ってしまった
posted at 16:37:04

古居さん:「遠いところ」というギャップを埋めたいと思い通っている。あちらにいくと暖かい人達がおおい。日本で伝わるイメージとあまりに差が大きく悲しい。生活を伝え、一人ひとりの顔が見えるように努力していきたい。難しいがこれからも痛み、悲しみ、苦しみ、喜びを伝えたい。
posted at 16:38:49

封鎖解除の働きかけ。エジプトはラファは開けないといっている。一人ひとりお顔を思い浮かべながらこれからのキャンドルでもその願いを、
posted at 16:39:55

築地本願寺のFREE GAZAのキャンドルアピールが17時からです。お近くの方はお越しください!
posted at 16:42:48

ではまたのちほど・・・ツイートが多くてTLを埋めてしまったかもしれません。申し訳ありません。
posted at 16:44:37

FREE GAZAのキャンドルを並べています http://f.hatena.ne.jp/twitter2/20091226170247
posted at 17:02:57

キャンドルです http://f.hatena.ne.jp/twitter3/20091226170717
posted at 17:07:31

岡真理さん講演録『ナクバから60年、今、パレスチナ問題の根源を考える』には、民族浄化とは、物理的に追い出すだけでなく、民族が存在していた土地の歴史的記憶の抹消を本質として伴う、と。パレスチナはその典型です。そしてわたしは新自由主義の経済支配にも似た面を見ます。
posted at 18:40:25

@kihachin わたしも古居みずえさんはすばらしいと思います。誰にも表だけから計り知れない心の動きがあること、また、「人が人と生きること」への深い洞察を持ち、それを率直に表現する映像は人間と世界への強い愛情に裏打ちされていますね。雨宮処凛さんとの邂逅もよかったと思いました。
posted at 22:02:36

〜〜〜

ここからイベントの概要です。

ガザ攻撃から1年

パレスチナに生命の光を!

現地報告&キャンドルでつくるFREE GAZA

■ジャーナリストの古居みずえさん、作家の雨宮処凛さんが出演

http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002657

12月27日には、イスラエル軍によるガザ攻撃が始まってから1年になります。
現在、戦闘状態は終結しているため、マスメディアではガザの現状は報道されていません。しかし、軍事封鎖のために支援物資が搬入できずに復興もままならず、生活必需品も手に入らない人々の暮らしは切迫しています。
  攻撃から一年たった今、ガザの人々はどのように暮らしていて、私たちはこの問題をどうとらえていけばよいのか。最近ガザを訪れた、ジャーナリストの古居み ずえさんによる現地報告や、雨宮処凛さんとの対談など、パレスチナに光を灯すために何が必要とされているかを考える場にしていきます。最後には、皆でガザ 支援をアピールするキャンドルの光を灯す予定です。

【日時】 2009年12月 26日(土)14:00〜16:30
   17:00から屋外でキャンドルを灯します
    ※キャンドルからの参加も可能です

【会場】築地本願寺 第二伝道会館「蓮華殿」

【プログラム】
・ガザ攻撃から1年 映像を使った現地報告:古居みずえさん(フリージャーナリスト)
・対談「パレスチナ人を生きさせろ!」:雨宮処凛さん(作家、活動家)×古居みずえさん
・パレスチナ人からのビデオ・メッセージ:イヤッド・マンスールさん(在日パレスチナ人)
・FREE GAZAのキャンドル・イベント @築地本願寺本道前  17:00〜  (16:45頃から点火します)

【アクセス】最寄り駅等は、 東京メトロ日比谷線「築地」 徒歩1分
都営地下鉄大江戸線「築地市場」、浅草線「東銀座」、東京メトロ有楽町線「新富町」、
いずれからも徒歩5分です。

【会場地図】http://www.tsukijihongwanji.jp/tsukiji/map.html
会場は、築地本願寺 第二伝道会館「蓮華殿」
本堂に向かって一番左手の建物の一階となります。

【参加費】500円

【ゲスト紹介】

■古居みずえ(フリージャーナリスト)
アジアプレス所属。JVJA会員。パレスチナの人々、特に女性や子どもたちに焦点をあ
て、取材活動を続けている。2006年、映画『ガーダ‐パレスチナの詩‐』を制作し、
石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞、平和・協同ジャーナリズム基金
荒井なみ子賞受賞。
webサイト http://www.huruim.com/contents.html

■雨宮処凛(作家、活動家)
作家。ワーキングプアやプレカリアートという日本の貧困問題に取り組む活動家。
「反貧困ネットワーク」副代表。著書に『生きさせろ!難民化する若者たち』など多数。
webサイト http://www3.tokai.or.jp/amamiya/

■イヤッド・マンスール(在日パレスチナ人、レストランオーナー)
パレスチナ西岸地区エルサレム出身。97年に来日。埼玉でパレスチナレストラン「GreenGrass」のオーナーシェフ。パレスチナで起きている問題を伝える、数少ない在日パレスチナ人。
「GreenGrass」 webサイト http://www.green-grass.info/frame.html

【問い合わせ先】
アムネスティ・インターナショナル日本(03−3518−6777)
アーユス仏教国際協力ネットワーク(03−3820−5831)

主催:ガザに光を!実行委員会 ※実行委員会は以下の団体で構成されています。
(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク/社団法人アムネスティ・インターナショナ
ル日本/在日本韓国YMCA/(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)/日本聖公会東京教区「エルサレム教区協働委員会」/日本YWCA/(特活)パレスチナ子どものキャンペーン/パレスチナの子供の里親運動/ピースボート/(特活)ヒューマンライツ・ナウ

協力団体:浄土真宗本願寺派築地別院/浄土真宗本願寺派東京教区基幹運動推進委員会

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