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2009.12.27(その2) 森田実の言わねばならぬ【1017】
平和・自立・調和の日本をつくるために[1012]
《新・森田実の政治日誌》[「小沢独裁・鳩山無原則政治」批判(5)]「天皇の国事行為」に不用意に口を出して虎の尾を踏んだ小沢一郎幹事長のおごりと問題発言
「虎の尾を踏む」(『易経』)
12月14日、小沢幹事長は記者会見で、羽毛田信吾宮内庁長官を激しく批判してこう述べた(産経新聞12月15日朝刊5面)。この小沢発言が小沢幹事長独裁体制を大きく揺るがすことになった。大変重要な発言なので、少し長いが引用する。この小沢発言は、小沢時代が終焉したとき、下降のきっかけとなった発言として記録されるだろう。
《【天皇陛下と習副主席の会見】
ムム(新聞記者) 習副主席と天皇陛下の会見は(1カ月前に文書で正式に申請する)「30日ルール」にのっとらずに行われるが
「30日ルールって誰がつくったの? 知らないんだろ、君は。法律で決まっているわけでも何でもないでしょ、んなもの。君は日本国憲法を読んでるかね? ふん? 天皇の行為はなんて書いてある?」
ムム 国事行為と
「国事行為は内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだ、すべて。それが日本国憲法の理念であり本旨なんだ。ね」
「だから、何とかという宮内庁の役人(羽毛田信吾宮内庁長官)が、どうだこうだいったそうだけども、まったく、日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない」
「しかも内閣の一部局じゃないですか、政府の。一部局の一役人が、内閣の方針、決定したことについてどうだこうだというのは、日本国憲法の精神、理念を理解していない、民主主義を理解していないと(いうのと)同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後にいうべきだ。当たり前でしょ、役人なんだもん。そうでしょう?」
「マスコミも役人の言う通り報道ばかりしてちゃいけません。ちゃんとよく憲法を読んで」
「そして天皇陛下のお体がすぐれない、体調がすぐれないというならば、それよりも優位性の低い行事はお休みになればいいことじゃないですか。そうでしょう?わかった?」
ムム (ルールは)なくてもいいと思うのか
「なくてもいいもんじゃない。誰が作ったか調べてからもう一回、質問して下さい」
「私はルール無視していいとかなんとかいっているわけじゃないよ。宮内庁の役人がつくったから、金科玉条で絶対だなんてそんなバカな話があるかっていうんですよ。ね」
「天皇陛下はご自身に聞いてみたら『それは手違いで遅れたかもしれないけれども会いましょう』と、必ずそうおっしゃると思うよ。わかった?」
ムム 小沢氏が平野博文官房長官に対して、(陛下と習副主席の)会見を要請したという報道があるが、事実関係は。政治利用という議論がおこっているがどう考えるか
「今説明したじゃないですか。天皇陛下の国事行為、行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。そんじゃ、全部、国事行為は全部、政治利用になっちゃうじゃない。諸君の理解がまったくおかしいんだよ。マスコミの。そうでしょう」
「天皇陛下は内閣の助言と承認(で行うと)、憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だとかいったら天皇陛下、何もできないじゃない。内閣に何も助言も承認も求めないで、んじゃ、天皇陛下が個人で勝手にやんの?そうじゃないでしょ」
ムム 要請したという事実関係は
「政府の決めることですから。私が習近平副主席を天皇陛下とお会いさせるべきだとか、させるべきでないとか、というようなことを言った事実はありません!」 ムム 習副主席の会談が中止になったが
「予定していたわけではございません。会いたいという連絡はあったそうですけれども、私は中国行ったばっかりですし、(習氏は)お忙しいと思って『ご無理なさらんでもよろしい』と(中止を伝えた)」》
小沢一郎幹事長の会見は、感情をむき出しにした、かなり乱暴な感じの会見だった。羽毛田宮内庁長官の発言によほど、腹を立てていたのであろう。
だが、この会見は、各テレビで繰返し報道された。これにより、小沢一郎が日本政治の独裁者であるとのイメージが、国民の内に浸透した。
ある政界のOBはこう言った「メ小沢一郎は日本の国王だモと言っている評論家がいるが、まさか、本人まで、自分をメ国王モだと思っているわけではないでしょうね。それにしても、小沢一郎氏が天皇の行動を自由にできると考えているとしたら、思い上がりも甚だしい。メ高慢には必ず墜落があるモという言葉が、小沢にあてはまります。小沢は、言ってはならない発言をした。天皇問題の扱い方を間違えた。小沢は躓きましたね」
私は、天皇問題をこのような騒ぎにした責任は羽毛田宮内庁長官にあると思う。長官が記者会見まで行って「天皇陛下の政治利用」への疑念を表明したことは軽率の誹りを免れえないと思う。さらに小沢一郎が怒りにまかせて、独裁者のような記者会見を行ったことも軽率な行為だったと思う。しかも、小沢一郎氏は多くの問題発言を行った。小沢自身が天皇の国事行為の中身を正確に知らなかったのではないか。それ以上に態度が悪い。傲岸不遜である。小沢一郎氏は自らの発言を検証し、問題発言について謝罪すべきであろう。天皇問題を大騒ぎしたのは間違いである。責任は羽毛田長官と小沢幹事長の二人にある。喧嘩両成敗である。二人が責任をとるべきである。
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2009.12.26(その2)森田実の言わねばならぬ【1015】
平和・自立・調和の日本をつくるために[1010]
《新・森田実の政治日誌》[「小沢独裁・鳩山無原則政治」批判(4)]小沢・鳩山体制のかげりの背景/時事世論調査(12月11〜14日)内閣支持率調査46.8%/不支持率初めて3割越す
「勢い、もし使い尽くさば禍必ず至る」(日本の諺)
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2009.12.25(その2) 森田実の言わねばならぬ【1013】
平和・自立・調和の日本をつくるために[1008]
《新・森田実の政治日誌》[「小沢独裁・鳩山無原則政治」批判(3)]独裁制の危険/資本主義国と共産主義国における指導者、官僚のモラル崩壊の比較
「知的な憎悪こそ最悪のものである」(W.B.イエーツ)