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重量級ブロガー早雲さんの「晴耕雨読」から
面白い記事を紹介します。
8月15日付ですが
藤崎騒動の大本を読み解く一級資料ではないかと思います。
できればリンク先あたって貰いたいのですが
肝の部分のみ引用
>開戦当時の在米日本大使館で「対米覚書」手交遅れの直接の責任者(むろん、野村吉三郎駐米大使の責任がもっとも大きい)と断定できる井口貞夫参事官と奥村勝蔵一等書記官の戦後がどんなものであったかを考えてみれば、当然、厳重な処罰が行われたと思うであろう。
若干補足。
パールハーバーは奇襲でも何でもなく
既に日本政府→在米大使館宛の暗号公文を米側は入手解読済みであり
「日本側が国際法無視」の材料とするため最初の一撃を敢えて受けたという
よく知られた話があります。
その件の詳細です。
実は奇襲などでなく、
東郷茂徳外相は現地大使館に事前に「開戦通告文書」を暗号送信しており
指定時刻(攻撃開始の30分前)に米政府に"手交"するように命じていました。
ところが最後の文書(時刻指定)が届いた時
肝心の通告文書は担当官の考えられぬ怠慢のために作成されておらず
結果的に「通告無き攻撃開始」=リメンバーパールハーバー、
奇襲を行う卑怯なジャップ、となってしまったわけです。
引用文に出てくる井口、奥村のその後は…
何と吉田茂首相の下、二人連続して外務事務次官に抜擢されたのです。
彼らによって戦後米国属国の日本外交の仕組みが構築されました。
藤崎どころの始末ではなかったのです。
さてさて、鳩山〜岡田体制は
世界注視の中60数年前の故事に倣った寛大な処遇で
外交の継続をアピールすることとなるのか
それとも断固たる責任追及を行い
米国属国から真の独立へと
高らかに宣言することとなるのか
この視点からも注目しておきたいと思います。