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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091223ddm005010088000c.html?inb=yt
自民党:参院2人目、長谷川氏離党 「支持団体離反」「世代交代」続く苦難
来年夏の参院選に向けて、自民党が「支持団体の離反」「離党」「世代交代」の三重苦に見舞われている。全国土地改良事業団体連合会の野中広務会長(元同党幹事長)が比例代表候補の擁立取り下げに言及したのに続き、22日には長谷川大紋参院議員が衆院選後現職2人目となる離党届を提出。若手参院議員は谷垣禎一総裁に比例代表の「70歳定年制」順守を直談判した。執行部が掲げる「挙党一致」には程遠い混乱ばかりが目立っている。
長谷川氏は22日、離党の理由を記者団に「自民党ではなく、今の執行部への不満だ」と明言した。党茨城県連が改革クラブの中村喜四郎元建設相(衆院茨城7区)と衆院選で争ったにもかかわらず、同党が同県選出の長谷川氏の頭越しに、同クラブと国会で統一会派を組んだという言い分だ。
執行部は18日に離党表明した田村耕太郎参院議員の後追いを警戒していたが、長谷川氏に対しては、所属する麻生派の麻生太郎前首相らの慰留も実らなかった。党内では「執行部の不手際だ」と不満がくすぶっており、大島理森幹事長は22日の記者会見で「今後、そういう問題の取り運び方にはさらに慎重でなければならない」と釈明に追われた。
07年の参院選や8月の衆院選で落選した前議員の参院選比例代表での公認問題は、結論が来年に先送りされた。衆院からの転身に意欲を示す山崎拓前副総裁(73)は22日、山崎派の会合で「参院選に出る方向で党に調整してもらっている。来年1月24日の党大会までに決めてほしい」と述べた。
これに対し、礒崎陽輔氏ら当選1回の参院議員3人が22日、党本部で谷垣氏と会い、(1)衆院選落選者の参院選での公認(2)70歳定年制の例外的扱い−−について慎重な対応を求めた。賛同議員は27人。谷垣氏は「公認問題に苦労している。新しい人材の発掘に協力してほしい」と応じた。礒崎氏は会見で「昔のカードで勝負していては新しい自民党と認識されない」と述べ、名指しこそ避けたものの、執行部が山崎氏を公認しないようくぎを刺した。【中田卓二】
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長谷川大紋・参院議員:自民離党へ
毎日新聞 2009年12月23日 東京朝刊
[新世紀人コメント]
田村氏と長谷川氏の二人の離党はケースが異なる事に深刻性がある。
例えば二人共に「みんなの党」に流れてゆく事にはならないのではないのか?
今のところ考えられるのは、これ等の出来事により自民党に亀裂が拡大して分裂化が進み組織的にも分裂へと至る事も考えられる。
保守路線と構造改革路線の分裂は深化してゆくだろう。
政権を担っていなければ対立的な二つの路線の繋ぎとめは難しいだろう。
自民党のこの混乱は連立政権に有利に働く事は確かである。
しかし自民党はこの混乱を収めることは今後も出来ないだろう。
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