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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu206.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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天皇陛下を私的に利用する小沢一郎は、憲法も知らず、政治と皇室
のデリケートな距離感も知らない小沢一郎という政治家は危険だ。
2009年12月22日 火曜日
天皇陛下より偉い小沢幹事長の発言に凍りつく民主党議員(TVタックルより)
小沢幹事長はいつから天皇会見の優先順位を決めるようになったのか?
◆内閣の判断で天皇陛下が行動なさるのは当然 12月21日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091221/stt0912211708006-n3.htm
−−先週の記者会見で幹事長は、天皇陛下と習近平中国国家副主席の会見は、国事行為であり、特例的に会見が認められるにいたったまでの内閣、首相官邸の対応には問題なかったとの認識を示した。しかし、憲法を読んだが、外国賓客と陛下との会見は、国事行為とは書いていない。岡田外相も「国事行為でなく、公的行為だ」との認識を示している。共産党の志位和夫委員長は「小沢幹事長こそ憲法を読むべきだ」と批判している。この際伺うが、外国賓客との会見は国事行為だという認識か。その一点だけ伺う。
「憲法で規定している国事行為にはそのものはありません。しかし、その憲法の理念と考え方は天皇陛下の行動は内閣の助言と承認によって、行われる、おこなわれなきゃならないという基本的考え方は、天皇陛下にはまったくのプライベートちゅうのはないに等しいわけですから、日本国の象徴、日本国民統合の象徴というお立場にあるわけだから、その意味では、ご自身で自由にあっちいったり、こっちいったりちゅうことはできないわけで、その、天皇陛下の行動の責任を負うのは内閣なん(だ)。国民の代表、国民が選んだ政府内閣が責任を負うということなんですから、内閣が判断したことについて天皇陛下がその意を受けて行動なさるということは私は当然のことだと思いますし、天皇陛下にお伺いすれば、喜んで、私はやってくださるものと、そのように思っております」
◆小沢一郎の幼稚なデモクラシー観 12月21日 宮島理
http://miyajima.ne.jp/index.php?no=r218
また民主党の小沢一郎幹事長が、天皇陛下の“お気持ち”を勝手に述べている。
相変わらず何もわかっていない。ビジネスや地方自治レベルの規制は可能な限り緩和していくべきだが、天皇や国家統治に関わるルールは次元が違う。法律の条文だけを絶対視して、慣習、慣例、法解釈を無視する姿勢こそが「いつか来た道」なのである。
戦前も、「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」「天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム」という条文を絶対視した軍部および軍部の後押しを受けた国会議員によって、統帥権干犯問題が起こり、天皇機関説が捨て去られ、議会政治は死んだ。天皇の“お気持ち”が勝手に作られ、政治は超法規的に進み、統制経済と一億総玉砕の道を歩むことになった。
法律の条文だけを絶対視して、慣習、慣例、法解釈という法の支配を無視する姿勢こそが、結果的に法律をなきものにする超法規的政治につながったのだ。
今回は、軍部ではなく民主党が暴走するのではないか。そういう不安があるからこそ、小沢幹事長への批判が強まったのである。
最初は宮内庁への対抗心で熱くなっただけかと思ったが、相変わらずの発言を見ていると、小沢幹事長は自分こそが一般意志を体現していると信じているようだ。その驕りから、国家機関としての天皇への敬意を示さず、単に天皇を道具として扱うような、旧軍でもここまであからさまにしなかった態度をとっている。
選挙による一般意志が暴走した悪しき前例は、ナチスだけでなく世界的にいくつも見られる。また、民主党内には、見かけは国会議員だが、中身は「革新官僚」や「青年将校」の劣化コピーのような人たちが結構いる。今回の「天皇の政治利用」が、新たな全体主義デモクラシーの兆候でないことを心から祈るばかりだ。
デモクラシーの暴走を止められるのは、法の支配を象徴する君主と、その意味を知る自立した国民である。
◆卑劣で傲慢な小沢一郎 12月21日 玄倉川の岸辺
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/45a84182121d7c1c56eaaf8c91ab3496
憲法も知らず、政治と皇室のデリケートな距離感も知らず、小沢一郎という政治家はいったい何なのだろう。
「憲法を知らず」前の会見で威勢のいい国事行為論をぶちあげたことはまあいい(いや、ちっとも良くはないが)。
私自身も憲法をよく知らないし、過ちを認めて撤回するのは潔い。とはいえ、小沢氏の国事行為論を支持した人たちはハシゴを外された思いだろう。ちょっぴり気の毒だ。
だが、「政治と皇室のデリケートな距離感を知らず」政権をとったら天皇陛下を好き勝手に利用できると思い込んでいるのは恐ろしい。政治と皇室、皇室と政治の関わりは謙抑的でなければならない。「使えるカードはなんでも使う」のが政治だとしても、皇室は気軽に使えるカードではない。憲法上の問題、国民の理解、これまでの慣習、そういったものをクリアしてやっと「皇室カード」を(多少は)政治的に使うことができるのである。
最悪なのが「天皇陛下にお伺いすれば、(特例会見を)喜んでやってくださるものと私は思っております」と繰り返したことだ。なんなのだろう、この思い上がりは!無神経というか不遜というか、人として最低だと思う。
天皇陛下が生々しい政治的発言をなさらないことは誰でも知っている。誰かが「天皇陛下は喜んで会見してくださるはずだ」と言おうが「きっぱり断りたかったに違いない」と断言しようが、「それは違う、私の考えはこうだ」とは明らかにできないお立場だ。その天皇陛下に勝手に成り代わって自分の意見を述べる、国民に押し付けるというのはたいへん卑劣で傲慢なことだ。
歴史的に見ても、権力者が「大御心を忖度」して自らを正当化するのは危険だ。あまり激しい言葉は使いたくないが、天皇制ファシズムの萌芽を感じてしまう。小沢一郎は統帥権を振りかざす軍人が国政を壟断した昭和初期を再現させたいのか。
そのあたりのことは宮島理氏が厳しく批判している。
まことにその通りでなにも付け足すことはない。
憲法も知らず、政治と皇室のデリケートな距離感も知らない小沢一郎という政治家は危険だ。
天皇を私的に政治利用する小沢一郎の暴走を止めるべきだ。
小沢一郎はいつから天皇陛下になりかわって発言するようになったのか?
(私のコメント)
冒頭の産経新聞の記事にあるように、小沢一郎はいつから天皇陛下になりかわってものを言うようになったのだろうか? 小沢一郎から見れば鳩山首相も天皇陛下も同じような存在なのだろう。つまり小沢の操り人形なのだろう。「鳩山首相はそう言うと思うよ」と言ってしまえば鳩山首相はその発言を追認せざるを得なくなる。
つまり小沢一郎は首相や天皇以上の権力を持つ独裁者なのだ。それについて民主党議員は凍り付いてものが言えないようだ。それでも参議院では国民新党や社民党が賛成しなければ法律を通す事は出来ないが、来年夏の参院選挙で民主党が単独過半数を取れば実質的な小沢独裁政権が誕生するだろう。
幹事長のポストは選挙で選ばれるわけでもなく国会の承認も要らないポストだ。それが最高権力を振るうことが出来るのは鳩山首相が小沢一郎の操り人形だからだ。これは海部内閣時代もそうだったし、細川内閣時代もそうだった。小沢一郎は記者会見で見られるように頭のいい人間ではなく恫喝と脅しで国会を動かしてきた男だ。
ヤクザで言えば武闘派なのでしょうが、人相が悪くてそんな人間から恫喝されると気弱な人間はみんなブルってしまう。恫喝に弱いのは日本人の国民性であり、アメリカも恫喝外交で日本を動かしてきた。会社などにも小沢的な人物がいてカミナリ店長とか鬼部長とか言われている。会社の上層部から見ればそのような人物は統率力があっていいと思われているから始末が悪い。
小沢一郎が本当に頭のいい男ならあのような恫喝的な記者会見はしないだろう。ゴリ押しをするにしろ「先方の都合で天皇陛下にご迷惑をおかけしました」と言う一言で済んだはずだ。軽率な所は麻生前総理によく似ていますが、小沢は性格が非常に暗い。小沢擁護派は宮内庁の羽毛田長官を批判するが、田中良紹氏によればこれは罠なのかもしれない。
◆?だらけの日本のメディア 12月21日 田中良紹
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/12/post_202.html#more
11月初めに外務省は受け入れ準備に入った。しかし具体的日程は中国の国内事情で決まらなかった。天皇との会見のための1ヶ月ルールは中国側も知っていた。ただしそれがどれほどの重大さと認識していたかは分からない。12月14日からの訪日が非公式に伝えられたのは11月19日である。外務省は宮内庁に連絡した。文書による正式要請の期限は11月15日だから期限はわずかに過ぎていた。
20日に中国外相が鳩山総理に協力を要請した。つまり特例を求めた。しかし外務省が宮内庁に会見を打診したのは26日と発表されている。このズレはどういうことか。そして27日に宮内庁は外務省に拒否回答をした。しかし外務省が中国側に「会見は無理」と回答したのは30日である。このズレは何を意味するのか。訪日の2週間前に断られて中国側は焦ったようだ。12月3日王光亜外務次官が宮本中国大使を中国外務省に呼びつけて会見を要請した。宮本大使は外務省に官邸を説得するよう要請したが岡田外務大臣がこれを拒否した。7日、駐日中国大使が中曽根元総理に協力を要請した。中曽根氏は平野官房長官に連絡し、官房長官が宮内庁長官に電話で要請したが断られた。9日、遂に中国大使が小沢幹事長に協力を要請する。
翌10日から訪中予定の小沢氏に、大使は天皇との会見が実現したら訪中団の議員全員と胡錦涛国家主席との握手を約束したと言われている。小沢訪中団が中国で胡錦涛国家主席と握手を交わした10日に断り続けてきた宮内庁が一転して会見を受け入れた。そして翌11日に宮内庁長官が記者会見で「政治利用だ」と不快感を表明した。私が注目するのは宮内庁長官の記者会見のタイミングである。
外国の賓客の接遇を巡って日本側に問題があった場合、その問題を公にするのは賓客が帰国した後というのが常識である。賓客の来日前に公にして政治問題化させた例を私は知らない。これは普通でない。下衆の勘繰りで言わせて貰えば、申し込み期限をわずか5日過ぎたからと言って断ると断る方が批判される可能性がある。従って日本の外務省と宮内庁は拒否回答をぎりぎりまで遅らせた。焦った中国側が最後に民主党の実力者に頼みに行く事を想定しそれまでは断り続けた。小沢氏の訪中のニュースを国民が見た後で、つまり特別待遇である事を皆が知った直後に、小沢氏が中国側から特別待遇を受けるために取り引きをして天皇との会見を無理強いしたと印象付ける会見を宮内庁長官が行った。これで小沢訪中と特例会見が国民の中で結びつく。そうでなければ宮内庁長官が賓客来日前の11日に公にして政治問題化させる意味が分からない。
(私のコメント)
罠を仕掛けたとすれば誰が罠を仕掛けたのだろうか? 当初の動きを見ると外務省の動きがおかしい。外務省が連絡事項に6日や3日もかかるのはおかしい。岡田外務大臣は宮内庁説得を拒否した。中国大使が中曽根元総理にも働きかけたが宮内庁に断られた。最後は中国大使が小沢氏に協力を要請して会見が実現したと言う事は、小沢のゴリ押しが決定的だ。
これに対して羽毛田長官が記者会見をしたのは11日であり、小沢訪中団の胡錦涛国家主席との握手をした直後である。小沢幹事長が得意満面で帰ってきたら天皇会見のゴリ押し批判で小沢一郎は切れてしまった。「羽毛田はけしからん」と恫喝会見になりましたが、党の幹事長では宮内庁長官をクビにできない。鳩山首相に命じて羽毛田長官をクビにしろと言うしかない。
直接罠を仕掛けたのは羽毛田長官でしょうが、裏で仕掛けさせた黒幕がいるはずだ。普通なら習近平副主席が帰った後に公にするのが常識だからだ。だから小沢は「辞表を提出した後に言うべきだ」と記者会見で言った。しかし羽毛田長官はクビになってはいない。鳩山首相はなぜ宮内庁長官をクビにしないのだろうか? クビにすれば国民の批判はますます強まるだろう。進退窮まって小沢氏と鳩山氏は辞任に追い込まれるかもしれない。そうなれば岡田氏か菅氏が総理になる。つまり深読みをすれば、罠を仕掛けたのはこの二人かもしれない。