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アメブロ GENKIのブログ より
http://ameblo.jp/hirokane604/
日曜日の今日、2つの政治バラエティー番組で同じテーマが議論されていた。
政治バラエティーについてライトな話しだが、気がついた事をお話ししたい。
2つの政治バラエティーとは「たかじんのそこまで言って委員会」と「サンデープロジェクト」である。
申し訳ないが、サンプロはバラエティーと勝手に定義している。
「たかじんのそこまで言って委員会」には 安部元総理、桜井よしこが特別ゲストとして出演されていた。
この番組を見ていると、私の考えとは若干の違いはあるものの、ついつい笑みがこぼれてくる。
一方、「サンデープロジェクト」の田原総一郎を見ていると、どうにも虫唾が走る。
双方とも、陛下のご引見をめぐる小沢批判の番組内容であるが、その違いは大かったように思う。
「たかじん」では、国を想う論議がなされている。
パネラーの西村慎吾前議員は「国を想う気持ちがあって初めて、本当の保守もリベラルも生まれる、田母神前幕僚長を更迭した自民党、それを更に糾弾した民主党には任せられない。真の独立が求められる」と話した。
桜井よしこ氏もアメリカに傾向せず「日本人として、真に独立する勇気が必要」と話す。
元共産党の筆坂秀世氏などは、「アメリカ軍に出て行ってもらい、その後日本自主独立の為に軍備の充実が必要」と古巣から苦情がきそうな、まともな論議がなされていた。
一方、「サンプロ」田原は、陛下のご引見の話を持ち出し、中国からのごり押しに負けた鳩山総理、ぶれまくる総理、陰で糸引く小沢一郎を落とし所にして、論議を誘導していた。
「たかじん」では、出演メンバーが国體を堂々と語るが、「サンプロ」は徹底的に避けて通る。
「たかじん」は、国民的な議論の高まりを求めているが、「サンプロ」は大衆迎合的な結論に落ち着かせようと必死だ。
どちらの番組も、視聴率を上げたいと思ってのテーマであろうが、そこには大きな違いがあった。
「天皇!天皇!」と20回以上も故意に呼び捨てて語尾を高め、陛下を報道利用し、政権叩きに終始する田原総一郎は、もはや日本人MCに非ず。
海外の反日報道を見る様であった。
この度の「天皇陛下ご引見」の報道は概ね反小沢反民主だが、その裏に隠れる異なった思惑を見極めなくてはならない。
田原総一郎などは、何度掃いて捨てても良いが、その他コメンテーターにも天と地ほどの違いがある事を忘れないで頂きたい。
本日、なぜかサンプロに出演なさっていた所功京産大教授(女性天皇も女系継承も容認論者)は、「宮内庁は他の省庁とは違う、陛下のお側近くにあってご皇室をお守りする役割が有る、ゆえに権力に対する羽毛田長官の発言は正しい」と仰っていた。
反論させて頂けるなら、宮内庁役人が陛下の御側近くにあってご皇室をお守りする役割を担っているならば、不潔な羽毛田などお側に置く事は許されないのである。
所先生は柔和で聡明、ご皇室をこよなく愛されておられる方。
先生が執筆されているご皇室の書籍は読ませて頂いて、女系継承も容認論も勇み足と思っているのであるが、今後、主演される番組は充分吟味して頂きたいと思う。
いずれ単純な二元論的思考にはしたくない。
国家元首として諸外国から認知されているという事実。
国会はむろんの事、政治討論でもよし、バラエティーでもよい、象徴天皇と、その御役目を議論し突き詰めて行けば、国體護持VS反国體護持という構図が国民の心に映り始める。
しかし、その構図を国體の中心におられるお方はどの様に思われるだろうか・・・・
皇后陛下は、結婚50年記念会見で次の様に仰せになられた。
「伝統とともに生きるということは、時に大変なことでもありますが、伝統があるために、国や社会や家がどれだけ力強く、豊かになれているかということに、気付かされることがあります。」
「一方で、型のみで残った伝統が社会の進展を阻んだり、伝統という名のもとで、古い慣習が人々を苦しめていることもあり、この言葉が安易に使われることは好ましく思いません。」
「私どもの時代の次、またその次の人たちが、それぞれの立場から、皇室の伝統にとどまらず、伝統と社会との問題に対し、思いを深めていってくれるよう願っています。」
皇室に係る論議や、それを報道する際、ご皇室から発せられるお言葉を忘れてはならないと感じた。