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メディアはどうして、こんなにも小沢一郎を恐れ、嫌うのか(浮高亭瓢箪) 【神州の泉】
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/491.html
投稿者 純一 日時 2009 年 12 月 20 日 19:00:00: MazZZFZM0AbbM
 

http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/

秦末期、劉邦・項羽に先駆けた指導者、陳勝の言葉…「ああ燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや」。

一か月、二か月…と日が経つにつれて、「政権交代」というのは、なかなか簡単なものではないということが身に沁みてわかってくる。だが、革命に反革命はつきものではないか!
「政権交代」というのは、入れ物(器)が変わるだけではなく中身まで入れ替えないと本物にはならないということだ。それには時間が掛る。

なにしろ「権力」というのは、「権力」それ自身に力の源泉が存在していると言うより、権力の周囲を十重二十重に取り巻いてきた厚い壁のような人間の組織や集団が共鳴して「権力」を生み出し、保存しているからである。
だから、戦後六十年間という長い時間をかけて作られた、この国の「権力構造」の壁は生半可な外圧では崩壊しないのである。しかし、癌細胞はあらゆる手を尽くして徹底的に取り除かねば、復活してくるものなのだ。

「マニフェスト」を守ろうとすれば、「マニフェスト至上主義だ!」と言われ、「マニフェスト」を修正すれば「公約違反だ!」と書き立てられているが、この程度で立ち往生するようでは、この反革命の逆流に立ち向かうことなどはできないのである。

今週の「週刊新潮」と「週刊文春」の見出しを見てみるがいい。

★「天皇陛下」を中国共産党に差し出した「小沢天皇」の傲岸
★「胡錦濤」国家主席への忠誠心を示した「官邸恫喝」
★平気で嘘つく「平野官房長官」をやめさせろ
★怒髪天を衝く「宮内庁」の激烈オフレコ発言録
★「アンチ小沢」火の手を吹き消したお追従議員
★「小沢城」攻略で「東京地検」が目を漬けた「料亭&風俗接待」・・・以上、週刊新潮。

☆小沢と鳩山は天皇に土下座して謝れ
☆天皇皇后両陛下が示した「深い憂慮」
☆見返りは小沢民主訪中団「胡錦濤」の握手と写真撮影
☆「辞めてから言え」不遜な小沢会見
☆福田和也「小沢には歴史観がない。切腹ものだ」・・・以上、週刊文春。

「メデイアはどうして、こんなにも小沢一郎を恐れ、小沢一郎を嫌うのか?」と不思議に思えるほど、もう圧倒的な「小沢批判」「小沢潰し」の記事が氾濫している。そしてこの傾向は今週号に限ってのことではなく、すでに「政権交代」の翌日から始まっていたのだ。

店頭に並んでいる「月刊誌」1月号などは、「正論」、「WILL」、「VOICE」、「新潮45」…どれを手にとっても、徹底した「小沢叩き」の特集が組まれている。
「新潮45」を見てみると「死に至る小鳩政権」という特集があり、巻頭には京都大学教授の佐伯啓思という人物が「日本の行く末…国民のための政治という幻想」という特別寄稿を書いていて、「マニフェスト至上主義の滑稽さ」と言って鳩山政権を嘲笑っている。

相変わらずだが、自民党元幹事長で「小沢嫌い」で有名な「野中広務」氏も、≪漂流、鳩山内閣≫と書き、「小沢一郎の逆国策捜査」とか「誰もモノ言えぬ恐怖政治」「小沢独裁」…と、もう言いたい放題。

この野中という人物、京都の府議の頃から知っているが、左右どっちでも「権力」に取り入ることが実に巧みな人で、当時から裏社会、闇の世界とのつながりが濃い…と囁かれていた人物だった。
「被差別部落出身者」という出自をうまく利用して、あたかも「反権力で平和主義者」のようなことを口にしているが、実に怪しい人だと、私は感じている。
こういう人物に簡単に騙され取り込まれる「サヨク」が多いのにも、私は呆れているのだ。そういえば、共産党なども持ち上げていたっけ(笑)。

この六十年、メデイアは一貫して「政治権力=自民党政権」と癒着していたのであり、メデイアのトップは「権力構造」の中に組み込まれた正に「権力そのもの」であったことを忘れてはいけないのだが、このような記事が溢れているのをみると、この国を変えるのは大変なことなのだと思わないではいられないではないか。

政治評論家の森田実氏がどこかで、「メデイアが安易に民主党の政権交代を持ち上げているが、実態は小沢独裁政治で、恐怖政治だ」と書いて笑われていたが、どこをとってもメデイアは今なお「政権交代」に疑問符を付け続けているし、≪出来れば元に戻したい≫と願って、「反革命」を唆しているのだ。

つまり、この「政権交代」が定着してしまったら、徐々に自分たちが棲む場所が狭まり、二度と自分たちの出番はないだろうと踏んでいるのである。

しかし、五十年、百年先にこの時代を振り返ってみれば、この時代の「政治家」として名が残るのは「小沢一郎」ということになるに違いない。
ほかの有象無象の政治家など虫けらほどでもないのだ…と私は思っている。

だから、「燕雀いずくんぞ…」となるのである。

「ドキュメント政権交代」≪自民党崩壊への400日≫(武田一顕著)河出書房新社…の中にこんな小沢の言葉が書かれている。

「(映画「戦場にかける橋」をひいて)イギリス人は捕虜になっても、指揮系統をみんながきちっと守る。なぜかというと、その指揮系統は自分たちみんなで作ったものだからです。指揮官はジュネーブ条約によって、絶対に使役に使ってはいけないことになっているので、使役に抵抗して独房に入れられたりする。その指揮官が独房から出てくると、みんなが拍手をする。一方、太平洋戦争末期の帝国陸海軍の指揮系統がどれだけ酷かったか。そのことはいくつかの本に記されています。日本兵は烏合の衆と化してしまった。また、捕虜になった日本兵は聞かれていないことまでぺらぺらとしゃべってしまう。それは、なぜかというと、自分たちで互いに認め合って作った指揮系統ではなく、権力関係によってつくられたものだったからです。だから、本当の意味での自立的な意識がなかった。」

小沢の作ろうとしてる国家・社会は「自立した国民による、自立した国家・社会」ということになる。

まさに「坂の上の雲」描くところの世界ではないか。
 

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コメント
 
01. 2009年12月20日 20:08:49

 小沢の韓国での講演会ビデオを見れば、メディアが小沢を嫌う理由が分かる。

02. 2009年12月20日 20:10:37
既得権を奪われるのではと恐れる連中(自民党、官僚、メディア、企業経営者など)が、小沢一郎に恐怖して彼を陥れることに最大限の努力をしている。
要は国民のためと言う思いは皆無であり、自らの保身のためにあらゆる悪足掻きをしているのがその正体である。余命はいくばくもないのに・・・

03. 2009年12月20日 20:27:44
私は昔の小沢氏は知らないし、文献を漁ってまで知ろうとは思わない。
しかし、民主党に合体してから政権交代をしたこれまで、小沢氏の言動は一貫している。
そして、ずうっと「国民のためになる。」姿勢に貫かれた行動でありことばであった。

私が小沢フアンなどと言われるのは心外だが、立派な真の政治家だと思っている。
世界の情勢を考え、国民の生活を考え、国益を考えて行動できる数少ない政治家の一人だと、これまでの言動から感じている。

ダノニ、なぜこうも、白眼視されなければならないのか。

このごろ感じないか、マスコミよ。

日本人の意識が変わりつつあると。
「坂の上の雲」が受ける背景を。
普天間が決着しない背景を。
NHkドラマ「外事警察」の原作の生まれた背景を。
自立の自覚が芽生えてきたことを。
新聞、テレビ、多くの言論人はこれを大切にしようは思わないのか。

COP15、一番大事な基はこの緑の地球である。
アメリカの対応は国益だけを大切にしたものである。
日本の態度は地球の存在そのもを重視した行動である。
これまで日本は、国益を損なうことには無頓着であった。
しかし、この度の日本のとった行動は国益を損なわずに世界に貢献しようとする立派なものであったと思う。

しかるに、新聞の表題は「アメリカ、中国がリード」とある。
何たる不見識!
チャイナもアメリカも、自国の利益を優先しただけではないか。

おのような浅墓なインテリ層が小沢を批判できるのか。
顔を洗って出直して戴きたい。

小沢氏の一々を問題にするのなら、マスコミこそ国民の敵である。
物事の真実を見抜けない、上の者にヘツライ、自ら確かめる行動さえ出来ない、表面的なことしか認識できない言論人は退場せよ。


04. 2009年12月20日 21:46:56
日本のイエロー・ペーパーの記者に言論人という言い方は当たっていません。 デマゴギー専門のかわら版屋というべきです。 N.T

05. 明日のジョー 2009年12月20日 22:01:37: 2mRCBALq2vKFs
神州の泉さんの論説に納得です。

旧支配者達は死に物狂いで民主批判に懸命です。
 来年の参議院選は衆参ダブル選挙と煽っていますが、間違って取りこぼすことがない衆議院選など有り得るはずはありません。確実に参議院選を勝ち取って安定政権を樹立するでしょう。


06. 2009年12月20日 22:18:37
この状況は軽視できない。南米チリでは新自由主義が富裕層、CIAなどの巻き返しで、民俗主義派の命脈は尽きようとしている。
日本でも国民は「馬鹿ではない」と買いかぶるのはとんでもない楽天主義だ。国民はB層主体でなりたっている。
国民は騙されやすい。羊と何も変わらないのだ。
いかにして、マスコミ信仰を打ち破るか、そこが勝負だ。検察庁が売国勢力から脱却すると早いのだろうが…

07. 2009年12月21日 00:07:49
03のご意見に感謝です、
昨今の、小沢さんに対するマスコミ・テレビの無礼さに憂いて居る一人です
小沢さんほど、国を思い、国民を思い、身心共に政治を司る立派な政治家は
数少ないのでは?と思います、
今夜は投稿読ませて頂き、胸の空く思いがいたしました、
「坂の上の雲」秋山兄弟の出身地より、有り難う御座いました。

08. 2009年12月21日 00:20:02
衆院選勝利の時、鳩山首相は確か“無血革命”という言い方をした。
確かに戦後64年間、日米安保という不平等条約によって、と言うよりそれ以上に日米安保を自らの利権の口実として、嬉々として従属してきた傀儡政権とその存続を誘導してきた官僚機構とマスメディア。ある程度それを知りながら、自らもその利権政治の一角にでもふれて、おこぼれに預かれるかもしれないと“騙され役”を演じてきたズルイ国民。しかし利権政治家と高級官僚とマスメディアは我が世の春だったが、国民にはオコボレどころの話ではなくなった。オコボレを考えるには、相手がワルすぎると気づいた国民は、まっすぐものを見ようと考え始めたために、今まで見逃してきた悪事がボロボロ湧きだしてきた。
そうして誕生した、真に国民のための政権なのだから“無血革命”と言うのは正しい。
革命政権は、しかし今までの政権とは反対のことをしなければならない。
まず第一に今までの政権とは、明確に違った“主権在民”と言うテーマと未来に向けてどんな社会を創っていくのかという、支持者が共有できる構想(ヴィジョン)を打ち出すことが必要だ。そのヴィジョンを実現するために、諸々の政策を策定し実行していく。それが革命政権の仕事である。
政権が発足して3ヶ月。
当然旧勢力の妨害は激しさを増してくる。
しかしそれらのことは“想定内”でなければならない。
困窮する人々は増え続けているのである。
“革命政権”に国民が期待し唯一の希望として望むことは、今までのように
一握りの人の利益に貢献することではなく、貧しくとも勤勉で生産的な大多数の国民の困窮に対し、一分一秒でも“速く”対応することであり日々の困窮のスピードに勝る速度で実行されることである。どのようにしてそれができるか?
細かなことはわからないが、ただ一つ言えることは
この政権を担う権力者の人達が、この政権が“革命政権”であり、真に国民のための政治を実行する“初”の政権であることを深く再認識することから始まると思う。

09. 2009年12月21日 01:40:15
1993年8月号、講談社発行「現代」に中に寄稿している、小沢一郎、日本改造宣言「さらば自由民主党よ」を読めば、よくわかる。
宮沢内閣は崩壊した1993年6月19日以後に書かれたものと思うが、まったくその時の言葉が今も生きている。ぶれて居ない。
同じ誌に後藤田正春氏と堺屋太一氏の「政治危機の本質を問う」もあるがこれも、今の時代にあたはまる。
16年前に政治危機だったが、たった9ケ月で細川内閣が分解し、自民党が息を吹き返し、また利権構造になったことに日本の不幸がある。
今度の民主政権こそ、官僚やマスメディアの民主党へのネガデェブキヤンペーンに惑わされることなく、民主政権を支えようとワシは思う。

10. 2009年12月21日 12:48:19
ぴったりとくるフレーズ、マスゴミこそ国民の敵。これを広めます。あっちこっちに、皆さんも、合言葉は、マスゴミこそ国民の敵。でいきませんか。

11. 2009年12月21日 15:45:47
マスコミは国民の意識が、現在は「困ったものだ。」から、憎しみに変わる前に姿勢を正したほうがよい。いつまでも民主党のネガティブキャンペーンを許容すると国民をなめないほうがよい。

12. 2009年12月21日 20:39:53
担ぎあげて、煽り立て、そして、今度はコキ降ろして散々たたく。繰り返して何度も稼げる。
最高の面白ネタなんだ。小沢一郎という男は、メディヤにとっては、最高のお客様さ。

13. 2009年12月22日 01:23:30
213 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2009/12/21(月) 19:47:15 ID:2+vcOzQP
樋渡検事総長が一月に辞任だってよ、他の検察幹部も来年早々更迭だそうだ。

214 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2009/12/21(月) 19:58:51 ID:oGxvgSJn
>>213
NHKとかは、まだ、流していないよな。

ソースは?

215 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2009/12/21(月) 20:03:19 ID:2+vcOzQP
>>214
週刊誌がすっぱ抜いたよ、岩村検事正や佐久間特捜部長は4月に更迭になる。

216 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2009/12/21(月) 20:06:42 ID:os0BD42K
>>215
え”〜〜〜そうなの????


14. 2009年12月28日 17:41:01
ma,日本人のメンタリテイじゃないのはわかる。

  親の墓が国外にある人はいうことが違いますな?   >1


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