基軸通貨としてのドルを徹低的に膨らませ浪費することでバブル景気を創ってきたのですから（実業をそだてることなく、いわばサラ金で借りるのと同じ）十数％のスパー金持ちはもつと金持ちに、7割がたは奈落のそこに落ちたままでしょう。国の興隆は資本の充実だけではありません。大部分の下層が中流に上昇する時に大きく成長します。

国力ということでは中流以下が壊滅状態ですので立て直しには5年以上、悪ければ10年くらいはかかります。まあ100年掛けても駄目かもしれんし。

20年代の大恐慌のときもそうですが、市場に資金を導入しある時点で元利ともどもそれを回収します。それが恐慌です。

世界を大きく貸し方、借り方に分ければバランスシートは＋−０のはずですが、
大恐慌とは資本がある一部に偏り（私は出資者の回収と見ていますが）、世界中でマイナスすることです。

回収された資本はまた儲け市場が見つかれば出現してきますがもうアメリカにあらわれることはないのでは？と私は思ってマス。

投稿者の目のつけどころは悪くないのですが（誰かが儲けてると）、例えばゴールドマンサツクスが巨額の利益を隠してもそれは米国国家の資本にはならないのです。その資本は海を超え中国や日本（日本にはもうこないでしょうが）、または欧州に行きます。アメリカには貧しく疲労した国民がいるだけです。

いまアメリカではヘリコプターベンが空からドル紙幣をばら撒くように無尽蔵にばら撒いてますが、それでも事態は改善しません。国内の不満はオバマへむかつてます。あとは戦争くらいしかありません。

また精算はしない、できないでしょうが中国、日本、サアウジアラビアが引き受けた国債だけでも天文学数字です。

投稿者のいう資本の蓄積が何を指してるかわかりませんが国家としてのアメリカに資本の蓄積はないでしょう、優良国家アメリカは国際資本、軍産複合体、イスラエル系金融、イギリス不良貴族に食いつぶされた結果です。

残ったのは国境を越えた少数の超大金持ち、荒廃した国家、上がることの無い大部分の超貧困層、国民が車を買う、家を建てる、その力が国の原動力です。

表面的ではなく探れば探るほど米国の経済の絶望が明確になります。

鍵はＦＲＢ（中央銀行システム）にもあるようです。大国を労無く利を吸い取る魅力的な制度です。その株主の70％が欧州系の銀行だそうです。