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要旨を読んだだけだが、小沢氏秘書、大久保被告の西松建設献金事件初裁判の検察側冒頭陳述は余りにも杜撰で、東京地検特捜部というのは、アホ集団じゃないかという思いになる。
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小沢事務所は談合での本命業者となって受注することについての了解を与え、仕切り役が小沢事務所に確認して談合をまとめるのが常となっており、業界では小沢事務所の了解が「天の声」とされていた。
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被告は西松建設からの陳情を受け、工事受注の了解を与えた。
西松建設献金事件:小沢氏秘書初公判 冒頭陳述(要旨)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091219ddm012040139000c.html
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当時野党だった小沢さんが「工事受注の了解を与える」ほどの「天の声」権限を持っていたかどうかの評価は別にして、ここでは「天の声」権限を持っていたと仮定しよう。しかし、誰が考えもわかるように、「天の声」が現実に成立して、西松建設が例えば岩手のダムを受注できたとするなら、最低限、次の三者が存在しなければならない。
・ 「天の声」をお願いする者(西松建設)
・ 「天の声」を出す者(小沢事務所)
・ 「天の声」通りの発注をする者(例えば国交省役人)
もし小沢事務所の「天の声」通りに西松が受注したのなら、「天の声」を受けた側(公共工事だから役人)が存在し、必要に応じて入札の裏工作がされていなければならないではないか。しかし、これまでの報道を見る限り、小沢事務所からの「天の声」を受けた人間は出てきていない。つまり、検察がいう「天の声」が成立するための条件が完全に欠落しているのだ。
一体全体、「天の声」とやらは例えば国交省の誰に届けられたんだろうか?これが明らかにならなければ、東京地検は単純にありもしないことをでっち上げて、言いがかりをつけていることになる。いやあ地検特捜部のことだ。大久保さんから「天の声」を受けた役人の誰かを、これから裁判で出してくるのかもしれない。
湘南の片田舎から
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