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12月19日7時7分配信 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091219-00000010-nnp-l46
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長がブログに障害者差別ともとれる持論を記載した問題は18日、障害者団体の直接の抗議にも市長は謝罪を拒否、混迷の度合いを深めた。その席で市長は「社会に法律はいらない」「差別語とかあるんですか」とも言い放ったという。市議会も同日、三つの決議で市長の責任を追及、謝罪を求めたが、市長はこれも無視する構えだ。
市長と面会したのは、障害のある全国の地方議員などでつくる「障害者の政治参加をすすめるネットワーク」の平野みどり熊本県議、村上博熊本市議、古庄和秀福岡県大牟田市議の3人。
再三、面会を求めていたが、市長は拒否するよう職員に指示。職員は抗議文を庁舎の意見箱に入れるように伝えたため、3人は「逃げられないように」と議会開会中に訪ねた。いったんは無視した市長も、非公開を条件に面会に応じた。
その後会見した3人によると「心が傷ついた人たちに思いをめぐらせ謝罪すべきだ」と抗議すると、竹原市長は「誤解。議論するきっかけ。謝罪には値しないが表現が乱暴だった。修正するので任せてほしい」と約束したが、修正する内容は語らず、謝罪もなかった。
竹原市長はやりとりの中で、目の不自由な人を視覚障害者と呼ぶことを知らないとして「そうなんですか。差別語とかあるんですか」と語ったほか、障害者をめぐる法整備の動きなどを説明すると「法律はいらない。法も制度もない社会を目指すべきだ」との論を展開したという。
村上氏は「話をしてものれんに腕押しという感じ。真意を聞けて良かったという思いは残らなかった」と残念がった。平野氏も「何をどうしたいのか分からなかった」。3人は「これまで障害者福祉を真剣に考えていなかったのだろう」とあきれていた。
この日、市庁舎は多くの報道陣が訪れたが、竹原市長が取材に応じたのは地元テレビ3社だけ。ほかは拒否された。
=2009/12/19付 西日本新聞朝刊=