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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu206.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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早くも出始めた自民党からの離党議員。今回の衆院選で惨敗した
自民党が党勢を回復するには、新たな人材の発掘が急務だ。
2009年12月18日 金曜日
◆田村耕太郎参院議員、自民離党へ…衆院選後初 12月18日 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091218-00000594-yom-pol
自民党の田村耕太郎参院議員(46)が18日、離党の意向を固めた。
同日午後、東京都内と鳥取市でそれぞれ記者会見して正式表明する。8月の衆院選で自民党が惨敗し野党に転落してから、同党の現職国会議員が離党するのは初めて。
田村氏は鳥取選挙区選出で現在2期目。来夏の参院選が改選にあたり、自民党鳥取県連はすでに党本部に公認申請していた。
民主党県連は、同選挙区に新人の医師、坂野真理氏(32)の擁立を決めている。
◆再生なるか自民党:/中 対民主、次期国会が正念場 毎日新聞 2009年12月17日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091217ddm005010005000c.html
93年に下野した自民党だが、当時は223議席を持つ比較第1党だった。これに対し、現在は衆参両院とも民主党が第1党。自民党は先の臨時国会終盤で、与党の国会戦術に振り回されたあげく審議拒否を余儀なくされ、支持者から「昔の野党と変わらない」と不興を買った。通常国会で存在感を示さなければジリ貧になりかねないという危機感は強い。
だが、議員立法を中心に政策で競う提案型への脱皮は進んでいない。各部会への政府側の出席者は課長クラスになり、与党時代と比べて情報を引き出すのが難しくなった。なかなか法案が作れない以上、党の政務調査会と国会にまたがる新組織「政権政策委員会」が活躍する場も少ない。
新人ながら環境部会長に抜てきされ、同委員会のメンバーに加わった経済産業省出身の斎藤健衆院議員は、11月の衆院予算委員会で首相に論戦を挑んだ。主なテーマは地球温暖化対策。自分で案を練り、官僚の「質問取り」にも応じなかった。
「役人だったから分かるが、部会で話したことは役所の大臣まで上がる。情報は取っても、手の内をさらしちゃいけない。でも、今まで役人と10年、20年仲よくやってきた先生方は(役人と)友達なんだよなあ」。斎藤氏は、官僚となれ合う与党気質が自民党には残っていると感じている。
◆再生なるか自民党:/下 進まぬ育成、切れぬ大物 毎日新聞 2009年12月18日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091218ddm005010066000c.html
来夏の参院選の候補者選びが大詰めを迎える中、9月の自民党総裁選で争点になった世代交代論が再浮上している。07年参院選で落選した片山虎之助元総務相(74)と、8月の衆院選で敗れた山崎拓前副総裁(73)。閣僚や党の要職を歴任した2人の処遇が、党再生の行方を左右しそうだ。
2日、党岡山県連幹部が党本部を訪れ、片山氏を参院選の比例代表候補にするよう要請。山崎氏の地元の福岡市議団も10日に同様の要望を伝えた。ほかにも、保岡興治元法相(70)が17日に谷垣禎一総裁に直談判するなど、落選議員の「就活」が活発化している。ただ、いずれも党の70歳定年制の例外になるため、執行部は言質を与えていない。
04年参院選の比例代表当選組のうち、72万票を集めた竹中平蔵氏は既に政界を引退。長谷川憲正氏と荒井広幸氏は他党に移り、引退議員を含めると計150万票以上が自民党から消える計算になる。
日本医師会や農協など有力支持団体の離反が追い打ちをかけ、集票力が期待できる著名人のスカウトもままならない。知名度の高いベテランを定年を理由に切り捨てられない背景には、こうした事情がある。谷垣氏は「(議員に)高齢者代表がいてもいいという議論もないわけではない」と公認に含みを持たせている。
これに対し、総裁選で森喜朗元首相らに引退を迫った河野太郎元副法相は「世代交代しないという選択はない。山崎さんを公認して10万票取れても、90万票が逃げていく」と言い切る。中堅・若手議員には定年制がなし崩しになることへの警戒感が強い。
仮に山崎氏らを公認して成功しても、目先の参院選をしのいだに過ぎない。07年参院選、今回の衆院選で惨敗した自民党が党勢を回復するには、新たな人材の発掘が急務だ。党組織運動本部は年明けから、現在17都道府県連にある政治大学校を順次全国に拡大して「政治家の卵」を養成するとともに、後援会活動の強化や、若者に党の理念を広める短期研修に乗り出す。
浪人中の前議員らをどう支えるかも課題だ。衆院選山梨3区で惜敗率が60%に満たなかった小野次郎氏(当選1回)は、党支部長に再任されず、活動費のやり繰りに追われている。同期の篠田陽介前衆院議員は11月に離党した。「どの政党が高く評価してくれるか考えたい」。小野氏も迷う。
落選候補を対象にした勉強会を14日にスタートさせた舛添要一前厚生労働相は「候補者教育は本来は党がやるべきだ」と指摘する。
(私のコメント)
民主党政権が4年続くかどうかは来年の参議院選挙がヤマですが、民主党がよほどのヘマをやらない限りは自民党が過半数を取る事はないだろう。今年の衆院選挙でも民主党が勝ったというよりも自民党の堕落振りが酷かった事によるもので、民主党政権が出来て100日が過ぎましたが、あちこちからボロが出始めている。
先ごろ閉会した臨時国会でも自民党の迫力不足は予想以上であり、与党ボケが酷くて予算委員会の質疑でも自民党の人材不足を感じさせた。当選したばかりの小泉進次郎に質問を立たせるほど人材がいないのだろうか? テレビの討論を見ても山本バカ太や大村秀章では自民党のイメージダウンさせるだけなのですが、それくらい人材がいない。
現在の自民党議員は右を見ても左を見ても世襲議員だらけであり、ひ弱なお坊ちゃん議員だらけであり、見るからに政治家を目指してがんばっているような雰囲気が見られない。父親の後援会組織をそっくりと引き継いで浪人暮らしの苦労も無く、政治資金集めも利権団体から徴収できるシステムが出来ていたから苦労しらずのお坊ちゃん議員が総理大臣にまでなるようになった。
自民党総裁も谷垣氏がなりましたが、線が細くて民主党政権を倒せるような迫力がない。じっと順番を待ち続けていれば首相の座が転がり込んでくると思っていては政治家も迫力が無くなる。今回の中国からの習近平副主席の天皇会見でも小沢一郎のゴリ押しであり天皇の政治利用であるから小沢一郎を失脚させるチャンスなのですが、自民党のボス連中は動かない。自民党には戦闘力が無くなって与党ボケが治らない。
野党議員に転落すると官僚も相手にしてくれなくなるしマスコミも扱いがいっぺんに小さくなる。だから個人でがんばらなければなりませんが、それだけの気力のある議員が自民党には見当たらない。そろそろ政治資金も尽きてきて事務所も維持が出来ない自民党の落選議員は見るも哀れだ。与党議員というだけでちやほやされてきて野党の悲哀が分からない。
自民党が政権を奪回する為には人材をそろえなければなりませんが、現在の自民党そのものが大きく変わらなければ政権が奪還できない。民主党の小沢一郎は地方を回っては人材を集めてきた。無力な新人でも野党に風が吹いてくれば140人以上の新人を当選させる事が出来る事が証明された。
小沢一郎は地方を回って自民党の集票組織を民主党に奪いとる事に成功した。小泉政権の地方切り捨て政治が民主党政権誕生の元になった。自民党が出直すためには反省が必要ですが大ボス議員が残っているからそれも出来ない。河野太郎が言っていたように大ボス議員も落選していれば再生も楽だったのだろうが、森喜朗や中川秀直がいるようではそれも難しい。
渡辺よしみ議員は自民党から出てしまったし、河野太郎は自民党から離党する話もちらほらしているようでは自民党の再生は無理だろう。今日のニュースでは田村耕太郎議員が自民党から離党するそうですが、これからは自民党から離党する議員が続出するかもしれない。利権から切り離されてしまっては議員活動はままならないのであり、小沢一郎も自民党からの引き抜きで勝利を目論んでいるのだろう。
現在に自民党には将来の総理大臣を目指すような人材がいない。衆議院選挙での大敗で若手が落選してしまったせいもありますが、世襲も廃止できないようでは自民党が変わった事をアピールは出来ない。自民党政権時代も事業仕分けを公開しようという意見もありましたが大ボスたちに潰された。
民主党に4年間も政権を維持されたら自民党は消えて無くなっているかも知れない。保守政党も離合集散を繰り返して政権奪還のチャンスを待つしかないのだろう。