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2009/12/17 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/104421
●嘉手納統合案を米側も模索
頭の中にある移設候補地は一体どこなのか。沖縄の普天間基地移設問題で、鳩山首相が「今週中には新たな移転先を含めて米側に伝えたい」と一歩踏み出した。普天間問題をめぐっては、北沢防衛相も12日に「首相が新しい案をつくることだろう」と話すなど、辺野古移設ありきの姿勢が変化しつつある。「迷走」「泥沼化」の普天間問題の着地点は見え始めているのか。
鹿児島県種子島沖の馬毛島、長崎県の五島列島、関西国際空港、静岡県の自衛隊東富士演習場、佐賀空港……。普天間問題ではこの1カ月間、いくつもの名前が取り沙汰されては消えた。
「米軍が日本に駐留している理由のひとつは、アジア地域の有事の際の米国人救出です。移動に時間がかかるグアムへの全面移転の可能性は低い。ヘリポートだけ別の都道府県につくるというのも、統一的な軍事行動が取れなくなる恐れが大きい。米国が代替地としてスンナリ受け入れるのは、米第7艦隊が配備されている佐世保基地に近い大村市の自衛隊基地ぐらいですが、さすがにこれはムリでしょう」(防衛省担当記者)
文字通りニッチもサッチもいかない状況だが、軍事ジャーナリストの田岡俊次氏はこんな打開策を示すのだ。
「嘉手納基地統合しかありません。米軍は現在使用中のヘリが古く、配備が3年後に迫っている垂直離着陸ヘリ『MV22』は、馬力が旧式の約4.4倍で大爆音。防衛省が実施した辺野古沖の環境アセスはこの新型ヘリの配備を盛り込んでいないため、アセスやり直しは必至です。早期移転はムリなのです。大爆音の上、下向きの熱風もすごいから、住宅街に囲まれた普天間継続使用もできない。となると、嘉手納基地統合案が最も現実的です。過去に空軍が難色を示して頓挫した案ですが、05年に当時のラムズフェルド国防長官が嘉手納統合を日本側に打診したこともある。しばらくすると、米側から嘉手納統合を言い出すかもしれません」
鳩山首相が狙う“ウルトラC”はこれだったのか!?
(日刊ゲンダイ2009年12月14日掲載)
2009/12/17 10:00 更新