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2009年12月16日 掲載
菅直人何を考えているのか!
成長戦略会議に竹中平蔵を呼ぶ不思議
●パフォーマンスにうつつを抜かしている場合ではない
いよいよヤキが回ったか――。菅直人副総理が明かしたプランに仰天した人は多いのではないか。16日開かれた経済成長戦略策定チームの会合に、竹中平蔵慶大教授を招いて意見を聞いたのだ。とても正気の沙汰とは思えない。
竹中といえば、小泉政権下で構造改革を推し進め、格差社会を生み出した張本人だ。普通の感覚なら、とても世間に顔向けできたものじゃないと思うが、今も「改革は正しかった」と居直っている。
民主党は、これまで小泉―竹中コンビの経済政策を批判してきた。それを国民は支持した。弱いものイジメの格差社会を是正して欲しいと願って民主党に1票を投じたから、政権交代が実現したのだ。今さら竹中に「成長戦略」を語らせるなんて、笑止千万。批判を招くだけだ。
「竹中氏に教えを請うたわけではありません。立場の違う人からも広く話を聞いて、成長戦略の参考にしたいからだと聞いています。特に、失敗に終わった自民党政権の成長戦略を反面教師にしたいという思いがある。大田弘子元経済財政担当相も対談のリストに入っています。菅大臣は、カメラの前で自民党の御用学者をコテンパンに叩きのめしたいと考えているようで、会合は公開で行う予定です」(内閣府関係者)
最近、見せ場がなくて焦った菅が、自ら活躍の舞台を用意したということか。とはいえ、竹中ごときとの論戦に時間を割いている場合じゃないだろう。竹中が唱える新自由主義は、リーマン・ショックとその後の金融危機で終焉(しゅうえん)を迎えた。もう完全に終わった学者だ。
目立ちたがり屋2人のパフォーマンスに付き合わされるのはウンザリだ。