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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu206.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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外国賓客との会見は国事行為ではない。国民や天皇を恫喝する小沢一郎
諸外国は「理不尽なことも強く要求すれば日本は折れる」と理解する。
2009年12月16日 水曜日
◆特例会見問題 「国事行為」ではなく「公的行為」 必要ない内閣の助言 12月16日産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000060-san-pol
民主党の小沢一郎幹事長が、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との特例会見について、憲法の定める天皇の「国事行為」と断じた発言が注目を集めている。14日の記者会見での「会見は政治利用ではないか」との質問に対し、国事行為をよく把握しないまま「マスコミの理解がおかしい」と決めつけたものだ。護憲派の共産党の志位和夫委員長は15日、記者団に「外国賓客と天皇との会見は国事行為ではない。小沢さんこそ憲法をよく読むべきだ」と小沢氏をさとしてみせた。
「陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだ、すべて」
小沢氏は14日の記者会見でこう明快に主張した。
憲法は天皇が行う国事行為として、国会召集や衆院解散などを列挙している。外交文書の認証や外国大使・公使の接受も含まれるが、実は外国賓客との会見は国事行為ではなくもっと天皇の意思を反映した「公的行為」に分類される。
公的行為は、国事行為ではなく純然たる私的行為でもない国の象徴としての公的な活動と解釈される。(1)国政に影響を及ぼさないこと(2)天皇の意思が大きな意味を持つ−の2点を要点としており、具体的には国際親善活動のほか、全国植樹祭や戦没者追悼式へのご出席などが該当する。
これは、小沢氏がいう「内閣の助言と承認」は必要としない。また、国事行為の場合は天皇に拒否権はないが、公的行為は憲法上の規定はなく、必ずしもその限りではない。
皇室関係法令に詳しい大原康男国学院大教授は「小沢氏は国事行為をよく理解せずに質問者を恫喝(どうかつ)しているようだ。天皇は政権のいうことを聞けばいいと言っているようにも聞こえる。いずれにしろ不勉強であり、政治利用そのものの発言だ」と語る。(宮下日出男)
◆陛下特例会見、憲法原理に反する 慶応大学講師・竹田恒泰 12月15日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091215/plc0912151108011-n1.htm
中国の習近平副主席の来日に際し、天皇陛下との会見が特例で設定された問題について天皇の政治利用に当たるか議論がある。私は憲法学的な考察を試みる。
鳩山由紀夫首相は「諸外国と日本との関係をより好転させるため」「政治利用という言葉はあたらない」と記者に語ったが、友好を積み上げる親善ならともかく、諸外国との関係を「好転」させることはそれ自体が外交であり、天皇の政治利用にほかならない。
本件がもし1カ月の期限を守って申請されたなら、波乱は起きなかったろう。1カ月が長いか短いかの議論はともかく、内規に違反して設定されたことに重大な問題がある。一国のみ特例会見を設定するのは高度な政治判断に違いない。これまで皇室は国の大小や重要度にかかわらず、すべての国を平等に扱い、親善を深めてきた。今回規定に反して中国のみを特別扱いすれば、皇室が長年積み上げてきた国際親善のあり方は根底から覆る。
平野博文官房長官は「日中関係は重要」と述べ、羽毛田信吾宮内庁長官を説得したというが、それが政治利用の動かぬ根拠である。皇室の国際親善は外務省が行う外交と異なり、政治色を排した文化交流を前提とする。一国を特別に扱う皇室の国際親善は「親善」を超え「外交」の領域に達する。天皇の政治利用というべきで憲法の原理に反し、厳しく非難されなくてはならない。
そもそも、日本は会見を設定しないとは言っていない。副主席が日程を調整すれば済んだ話で、それをせずに急な日取りに固執したことが既に政治的である。中国の態度は国際社会の一員として礼節を欠いていまいか。中国側は「(会見の成否に)習副主席訪日の成否がかかっている」と述べたという。ならばなおのこと来年1月以降に日程を組み直せばよかった。
もし今回特例を認めたら、諸外国は「理不尽なことも強く要求すれば日本は折れる」と理解するだろう。日中友好を危惧(きぐ)する向きもあるが、特例会見を実行すれば、日本国民の対中国感情は極度に悪化することは必至で、むしろ日中友好に水を差すに違いない。
中国外交部の高官が特例会見について「日本国民の皆さんに理解を求めたい」と述べたという。理不尽な要求をして「理解を求めたい」とは一体何事か。日本の外務省こそ中国人民に日本の象徴天皇に理解を求めるべきではないか。相互尊重がなければ日中友好などあり得ない。当日でも構わない。断固として拒絶すべきだ。もし特例会見が実行されたなら、1カ月ルールを法制化し、今後の特例を一律に排除しなくてはなるまい。民主党政権の素顔が見えた一件である。(寄稿)
◆「国民や天皇を恫喝している」政府・小沢氏の対応に批判相次ぐ 12月15日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000545-san-pol
天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見問題について、この問題を報じるイザ!の記事に、多くのブロガーからコメントが寄せられている。大半は、特例の会見を行った政府・与党の対応を批判するもので、宮内庁の対応を強い口調で批判した民主党の小沢一郎幹事長には「国民や天皇を恫喝しているよう」などと、批判が相次いだ。
小沢氏が特例に難色を示した羽毛田信吾・宮内庁長官を批判して「内閣の一部局の一役人が内閣の方針についてどうこう言うなら、辞表を提出してから言うべきだ」と語った記事には、「内閣の方針が完全に間違っているのだから(中略)仕方がないだろ?」という意見や、「恫喝会見は非常に不快です。(中略)観ている国民や天皇を恫喝しているような気さえしました」と小沢氏批判が集中。
さらに、小沢氏の前にはすっかり影の薄い鳩山内閣には「何で首相になんかなったのだ。そんなひ弱では国民全員が迷惑する」「鳩山首相と岡田外相はどこへ行ったのでしょう。永田町小学校の遠足部隊が、こんな大事な実務外交をやってていいのでしょうか」と小沢氏の“豪腕”に振り回されるように見える姿に批判が寄せられた。
(私のコメント)
民主党政権も100日が過ぎてだんだんとその正体を現してきましたが、党務に専念していると思われた小沢一郎幹事長が中国や韓国に様々な国際公約をしてきた。普通の党の幹事長ならリップサービスで問題にならないのだろうが、国事行為でもない天皇陛下の会見にまで口出しできる権限を持つ小沢氏は天皇以上の権力者に外国からは見られるだろう。
鳩山総理大臣や岡田外務大臣がごり押しをしたのではなく小沢幹事長がごり押しをしたのは朝日新聞の記事からも明らかだ。外務省ルートや元総理ルートもダメだったので、中国は小沢一郎のルートで会見が設定されたのだろう。これでは天皇の訪韓や外国人参政権も小沢一郎の一存で決められていくのかもしれない。しかしこれらは党の幹事長の権限ではない。
民主党がやるべき事はパンドラの箱を開けることであり、自民党政権では出来なかった事をやるべきなのですが、記者クラブの開放も一部に留まっているし、公務員給与の2割削減も全く手についていないし、事業仕分けもどのように生かされるのか全く見えてこない。特殊法人や天下り問題は手を出せば官僚を全部的に回す。ダム工事問題も中止問題も、二重行政問題も未だに見えてこないしゴタゴタしたままだ。
発足当時は期待感を持たせましたが、100日が過ぎて小沢一郎が表に出てきて仕切りだした。鳩山首相が決断を下せないから明確な方針を打ち出せない。児童手当も農家への戸別所得補償も高速道路の無料化も具体的には何も決まってはいない。政権を取るまでには時間があったのだから細かい所まで詰められる事が出来たのに出来ていない。
実際にやろうとすると様々な抵抗や問題が出てきて政策が前に進まなくなる事は予想は出来ていましたが、担当大臣ですら何も決断が出来なくなっている。例外は亀井大臣のモラトリアム法案と郵政民営化見直し法案だけが国会で議決された。内閣で仕事をしているのは亀井大臣だけだ。
総理大臣始め各大臣が仕事が出来ないのは影で小沢一郎が仕切っているからだろう。習近平の天皇会見も外務省ではなく小沢一郎が決めたし、外国人参政権も小沢一郎が進めようとしている。沖縄の普天間問題も鳩山首相は「私が決める」と言ってはいるが決めるのは小沢一郎だろう。何事も小沢一郎のGOサインが出ないと大臣は何も決められない。
まるで小沢一郎は北朝鮮の金正日のようですが、あまり表に出てこないこともよく似ている。民主党の幹部も小沢一郎を恐れるのはなぜなのだろうか? 彼の権力の背後には同和、在日、ヤクザの繋がりがあるからなのだろうか? 小沢一郎は政党の党首が務まらない以上は党の纏め役に専念すべきなのでしょうが彼にはそれが出来ない。だから党を作っても思い通りにならなくてすぐに壊す。
このまま放置していれば民主党政権ばかりでなく日本そのものも壊しかねない。小沢一郎に意見が言える民主党議員はいなくなり彼の独裁体制が暴走を始めれば日本が壊れる。鳩山首相も実権が無く各大臣も小沢氏の指示が無くては何も出来ない。この状況が続けば新生党、新進党、自由党と壊してきたように民主党も壊れるだろう。
民主党がいくら308議席あろうが、彼のワンマン政治は長くは続かない。せっかく政権を奪取しても細川政権のようにワンマン政治で政権をぶち壊してしまう。バカな人間は何度でも同じ間違いをしでかすが、権力を持つと小沢一郎は元に戻ってしまうのだろう。天皇との会見も国事行為と勘違いしてゴリ押しをしたが、外国からの賓客会見は国事行為ではない。にもかかわらず天皇に指図して会見させた。
日本に独裁者が出ないのも天皇の存在があるからであり、クーデターを起こしても天皇の任命が無ければ新政権は認められない。小沢一郎を中国や韓国が自由自在にコントロールできれば日本を思いのままに出来るのだから、これほど痛快な事はないだろう。党の幹事長には天皇の任命は必要ないのだから、平成の無血クーデターは実現されたのかもしれない。