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鳩山由紀夫首相は結論を来年に先送りする政府方針を決定した後、首相官邸で記者団に次のように語っている。「辺野古ではない地域というものを模索する。そして、できれば(移設先を)決める状況を何としても作り上げていきたい」(毎日新聞)。
米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画の見直しに強い意欲を示したわけだが、それでは首相は何か具体案でも持っているのだろうか?
「週刊朝日」(12月25日号)が気になる記事を載せている。「鳩山首相×小沢幹事長 密談すっぱ抜き/普天間移設「長崎案」急浮上」がそれである。
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政府は、日米間で懸案となっている沖縄米軍普天間基地を長崎県大村市の海上自衛隊大村基地へ移転し、米軍と共同運用する案の検討に入った。剛腕・小沢一郎幹事長(67)が鳩山由紀夫首相(62)に進言して急浮上した。沖縄の負担軽減へ、「県外移設」で日米合意の見直しは進むのだろうか。(ジャーナリスト・高瀬真実+本誌取材班)