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http://netallica.yahoo.co.jp/news/104150
何サマなのか 前原国交相危ないオフレコ放談
2009/12/15 10:00
●八ツ場ダム、JALは難航
前原誠司国交相が、外務大臣気取りになっている。国交大臣としての本業はそっちのけ。エラソーに講釈をたれる姿は、民主党議員の間でも大ヒンシュクだ。
11月の衆議院本会議中のことだ。前原が鳩山由紀夫総理の隣に座って「日米外交」をレクする様子が、おもしろおかしく報じられた。これに違和感を覚える議員が少なくなかった。
沖縄・北方担当大臣――。これが前原のもうひとつの顔である。その立場から外交を語ることは問題ないが、度を越した言動が目立つから懸念されているのである。
北方領土視察に出かけた10月16日の夜のこと。同行記者を囲んでのオフレコ懇談会で、仰天発言を繰り返したという。
「記者のみなさんはご存じないとは思うけど、わたしは先日、来日したカート・キャンベル米国務次官補と会談した。15分ほどサシで話したが、普天間基地移設問題について、アメリカ側は非常に厳しい見方をしている」
なんと、日米高官の秘密会談の中身をつまびらかにしたのだ。この夜の前原は上機嫌で、まだまだ放言が続いた。
「ロシアはプーチンが絶対権力を持ち続けるので、プーチンにパイプをつなぐしかないが、民主党はそれができていない。わたしは、プーチンにつながる人脈を築くのは、柔道の山下泰裕氏しかいないと考えている。プーチンは山下を尊敬しているからね」
「岡田外務大臣は外交ルートづくりを、全然やっていないでしょ。もし私に分からずにしていたらご立派なものだが」
さらに4島一括返還論者の前原が、2島先行返還論者の鈴木宗男とは考え方が合わないせいだろうか、「(ロシアとの外交ルートを持つ)鈴木宗男は使わない」と言い放ち、あげく「GWにはロシアに行きたい」と怪気炎を上げたとか。
前原の本音が次の外務大臣狙いだとしても、優先すべきは国交大臣としての仕事だ。
「八ツ場ダムの中止にJAL経営問題と、大臣には難題が山積しているはず。JALへの7000億円の政府保証も09年度の2次補正予算案に盛り込めず、本年度予算へ持ち越す公算が大きくなってきた。喫緊の大問題を先送りしている。他人の仕事にチョッカイを出す前に、自らの仕事をまっとうしてもらいたい」(民主党関係者)
口は災いのもと。軽率な一言が鳩山政権の致命傷になることだってあるのだ。
(日刊ゲンダイ2009年12月12日掲載)
2009/12/15 10:00 更新