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高木彬光という推理作家がいました。
神津恭介という愛すべきキャラクターの名探偵や
霧島三郎という検事を主人公に
かなり緻密な取材に基づく本格派推理小説を多数ものしております。
彼の代表作とされるものの一つに「白昼の死角」という
「経済」を主題に据えたピカレスクロマン(悪漢小説=正義の主人公ではなく犯罪者など悪の立場に立つ人物を主人公に据えた小説)があります。
鶴岡七郎という主人公は大がかりな詐欺を次々と仕掛け財をなしてゆくのですが
彼の述懐の中で「犯罪の経済的比較」というのがあります。
一番割に合わないのが殺人。得る利益がほとんど無く罰則は最高で死刑。
強盗もやはり経済的に不利。
最も有利な犯罪こそが詐欺である、というのです。
犯罪によって得た利益を捕まった時の刑期で割る訳です。
もしもこの物語を現在の日本の法体系・社会情勢の中でリライトしたならば
最高の効率を上げる犯罪は
インサイダーを含むマネーゲームということになるでしょう。
ほとんどの場合犯罪にすらならないのですから。
小泉〜竹中時代というのは
政権のトップ自身が
その効率的な犯罪グループの一員であった時代と捉えてみましょう。
彼らの悪しき軛を断ち切って誕生したはずの新政権が
愚直にその尻ぬぐいをする必要がありますか?
書いている途中で情報が飛び込んできました。
>民主党に近い関係者のみならず立場の違う方々からも幅広く広く意見を聴きながら参考にしていく方針を示し、明日16日には竹中平蔵氏を招く予定を明かした。
(菅副総理記者会見より)
竹中の「お考えを伺う」などは正気の沙汰か!?
菅副総理。丁重にお招きして責任追及なら判るが。
亀ちゃんも同席させなさい。
話がそれました。
鳩山内閣組閣名簿を一瞥
財務相〜藤井裕久の名前を見た時
この点に関する期待は封印しました。
投稿した時点で
余り評判が良くなかったのですが
どなんとぅおすすめ組閣名簿では
このポストに岡田の名前を入れていました。
彼のある意味で融通の利かなさ、
時に冷酷と思えるぐらいの厳格さ
前政権(小泉以降全てを指す)内部に巣喰った方々の
制度の隙間を衝く犯罪者を摘発するのに
うってつけの人材と考えたからです。
藤井財務相に期待したのは
国庫の裏表についておそらく与党内で最も的確に知りうる人物であり
緊急政策の決定
〜歳出見積もり
〜その実行に必要な財源の全ての国の金庫(勿論特会を含む)からの捻出
この作業を誰よりも確実にこなせる人物という点においてでした。
裏切られました。
事ここに至っては
財務省〜藤井大臣の論拠への徹底批判
さらに小泉竹中以下各種政府機関に於いて
国民のなけなしの財産を簒奪し
自らの金庫へ
あるいは某国の金庫へと
際限なく垂れ流す仕組みを作った
全ての者に対する責任追及と
犯罪経済学上最も割に合わぬ犯罪であったと後悔させるにたる
厳罰を伴う総括
この徹底なくして
いかなる経済理論に基づく政策も
くにの活力を取り戻すにたる事とはならないでしょう。